WEBマーケティングはキラキラした仕事じゃない
小規模な会社で、WEBマーケティングに従事している者です。
最近、WEBマーケティングに対するキラキラした記事が目立つので、この仕事に就いてみたいとか、スキルを得たいと思っている人は多いのではないのではないでしょうか。
これからこの仕事についてみたいという人向けに記事を書いてみます。
小さな会社だと一番お金を使う仕事になる
WEBマーケティングってSNSとかメールとかページ改善とかいろいろあると思いますが、基本的にはマーケというとWEB広告運用に従事する人が多いと思っています。
広告費を使って成果を出す。って単純な仕事ではありますが、毎月のように効果が出せるほど優秀な人ばかりではありません。
正直、お金を使ってる実感が麻痺してきますが、小さな会社だとお金を一番多く使ってるので、責任が重大です。
※大きな会社でも同様かもしれませんが、職種によるので一概には言えません。
目標が100%ある
達成しなきゃいけないノルマがある上、人件費以外のお金を使って集客をしているので、達成していないときは立場的には本当に厳しいです。これは営業の職種と似ているとは思います。
努力のプロセスを理解してくれる人は社内に居ても、社外から理解は得られません。厳しいですが、結果がすべてです。
もちろん、商品の中には訴求が厳しいものもあります。
商材を引き受けた時点で難易度SSSってやつもあります。
取ってきた仕事を恨むことも多々ありますが、文句を言うことが仕事ではありません。
どうすれば、その数値に行くのか、道筋を考えなければなりません。
施策も考えて終わりではなく、それをすればこう上がるであろう根拠が必要です。
やはりコミュニケーション能力はかなり重要です。
分析は地味な仕事
アナリティクスみたり、レポートを落としてきて、ピポットとか、グラフや表を作成したり、数字を入力する部分は本当に地味で退屈です。
エクセルを現場に入れば山ほど使います。山ほど資料作ります。一瞬しか見ないデータを時間かけて作ります。
社内のシステムが整備されてたり、MAツールを導入してて、データだしが簡単な環境に居れるなら幸せです。
広告のチャネルがたくさんある場合は、そのアカウントにいってレポートをダウンロードするだけで時間がかかります。
資料を作ることがゴールではありません。そこから自分なりに分析し、改善策を考え、さらに改善策を実行していかなければなりません。
当たり前のことではありますが、時間に追われる日々になります。常に何か追われ、余裕がない状態で働いている傾向が強いと思います。
最適化を図る方法は一朝一夕では身に付きません。多くの失敗をして、体現できるものだと思っています。
会社の規模間によってはタグの埋め込み、コンバージョンのテスト、アナリティクスの設定、サーチコンソールの設定などの地味なこともしないといけません。アナリティクスは最近、新しいバージョンになったので、使いにくいです。
ペルソナを悠長に考えている時間があるなら仕事しよう!みたいになってくるので、初めは仕事を素早くこなすことを意識するのが一番良い気がします。
時間があれば、手段を選べるし、調べる時間も増えるので、次の施策を打ちやすい状態になります。
悪いことばかりではない
人によって、やりがいの感じ方は違います。自分が思うマーケやっててよかったなぁと思えることは、サイトの改善が楽しいとか、クライアントの目標や自社の目標を超えることが良いと思えたり、施策が当たったときによっしゃーってなったりします。ほら見ろ!みたいな感じです。
一番いいのは、会社の金で失敗出来る。これが自分の経験則としての財産になるというのが一番いいことです。
また広告代理店の方やSEO業者の方や広告媒体側の担当者で直で話せるのは、ロジックを早く理解する近道な気がします。正直、分からないこと聞きまくってますね。ツールの使い方以外の本質的な部分って正直ブラックボックスになってるので、明確な答えはありません。
まとめ
実際は泥臭い仕事の繰り返しだったり、無理な目標を背負うことになることが多い、非常に責任の重い仕事です。KPI、KGIがめっちゃ厳しいことが基本に多いと思います。
自分のようにキャリアがほとんどない人間にとっては、ノウハウが少ないため、スキルも中途半端で、いろんな場面で苦戦を強いられることが多いです。
ですが、将来会社を立ち上げたいと検討する方や年収を増加させたいという人にはピッタリな仕事です。
新しい学びがある面白い仕事なのは間違いないです。
多くの人におすすめする仕事ではありませんが、一度チャレンジしてみるにはいい仕事だと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?