ニッポン書籍ブッタギリスト(仮)

「書籍ぶった斬りnote(仮)」開設準備のためのプレハブ小屋です。山本一郎・中川淳一郎…

ニッポン書籍ブッタギリスト(仮)

「書籍ぶった斬りnote(仮)」開設準備のためのプレハブ小屋です。山本一郎・中川淳一郎・漆原直行による書評(ビジネス書に限らず、幅広く)を軸にした、知的!?好奇心刺激しまくりのお楽しみnoteになる予定。

記事一覧

ビジネス書ぶった斬りナイト、これから

2014年11月11日に催されました、「ビジネス書ぶった斬りナイト8」で紹介した本のリストをブログに掲載いたしました。 「ビジネス書ぶった斬りナイト8」で取り上げた本 ht…

11月11日(火)の夜は「ビジネス書ぶった斬りナイト8」でオヤジたちと握手!!

 現状、山本一郎、中川淳一郎、漆原直行の3人からなる「ニッポン書籍ブッタギリスト(仮)」は、そもそも「ビジネス書ぶった斬りナイト」というトークイベントのレギュラ…

【書評動画】続・こころのふしぎ なぜ?どうして? ~ウ○コ みたいな自己啓発書をあれこれ読むくらいなら、これを一冊

自己啓発につきまとう、独特な“胡散臭さ”って何なのでしょうね? いろいろな議論があるでしょうけど、ひとつ挙げるとしたら、自己啓発界隈で読者やセミナー受講者を洗脳…

【書評動画】楠木建『好き嫌いと経営』 ~シャッチョーさんとセンセーの贅沢な茶飲み話

2010年に刊行された『ストーリーとしての競争戦略』が大ヒット。以来、ビジネス書界隈でも著名な著者となられた楠木氏の対談本でございます。 登場するのは、14名の経営者…

【書評】『無敵の天才たち スティーブ・ジョブズが駆け抜けたシリコンバレーの歴史的瞬間』(Doug Menuez・著、山形 浩生・翻訳…

 これは夢見る大人のための絵本だ。 http://books.rakuten.co.jp/rb/12928932/ http://www.amazon.co.jp/dp/4798138576  仕事や、技術や、成功に夢を見ない人が読んで…

『広告ビジネス 次の10年 データを制するものがビジネスを制す』(横山隆治、榮枝洋文・著、翔泳社)

 現状の広告とデータのグローバルな情勢について手っ取り早く便覧するには最適な業界事情本である。なぜか今日現在amazonでは17,140位に低迷しているけど、ある意味で、こ…

【書評】『ニセ医学に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!』(NATROM・著 メタモル出版)

 この本は結構刺激的です。ヤバいぐらいに。 http://books.rakuten.co.jp/rb/12825434/ http://www.amazon.co.jp/dp/4895958647  というのも、意外と医療情報だけでな…

【書評動画】牧野智和『自己啓発の時代:「自己」の文化社会学的探究』 ~「自己啓発」をアカデミックに斬りつつ、ちゃんと面白…

自己啓発の文脈を社会学的に考察したもので、著者の博士論文を土台に再構成した本。膨大な資料にあたったことがしのばれる緻密な内容には、素直に敬服するしかございません…

【書評動画】中川淳一郎『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』 ~キレイごとなんて、もうたくさんでございます

7月25日にリリースされた中川さんの新刊は、もともと文藝春秋から2010年に刊行されていた『凡人のための仕事プレイ事始め』を新書化したものです。 ●『夢、死ね! 若者を…

【書評】小池靖『セラピー文化の社会学 ネットワークビジネス・自己啓発・トラウマ』 ~自己啓発が胡散臭い理由とは?

 2012年2月から、山本一郎さん、中川淳一郎さんと一緒に『ビジネス書ぶった斬りナイト』というトークイベントを開いておりまして、そのなかでよく俎上に載せられるトピッ…

【書評】香山リカ「劣化する日本人」 う~ん、ちょっと本書き過ぎではないでしょうか。「知的な居酒屋談義本」になっております…

私は香山リカさんの現実主義的な考え方というのは案外好きでして、彼女が過去にカツマー批判をした時などは、「もっとやれ! 理想主義言うヤツはボコボコにしろ!」なんて…

>山さん 現状ではひとつのアカウントを3人で共有する形しか採れないので、投稿の最後に(山本)(漆原)(中川)てな感じで、誰が投稿したかわかるような記述を入れて、ひとまずやってみましょう
(漆原)

テスト用原稿:高遠智子のインチキ本『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳…

テストテスト つーかトマト喰ってフェーズ4のガンが治るわけねえだろカス。ガセネタ書きやがって。ガンで闘病中の親父に謝れ。 あと何だその原発性卵巣がん(スキルス性…

ビジネス書ぶった斬りナイト、これから

ビジネス書ぶった斬りナイト、これから

2014年11月11日に催されました、「ビジネス書ぶった斬りナイト8」で紹介した本のリストをブログに掲載いたしました。

「ビジネス書ぶった斬りナイト8」で取り上げた本

http://buttagiri-site.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/8-0bb8.html

イベントの終盤でも話題になりましたが、基本、ビジネス書(ビジネスパーソン向けの本)にフォーカスす

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11月11日(火)の夜は「ビジネス書ぶった斬りナイト8」でオヤジたちと握手!!

11月11日(火)の夜は「ビジネス書ぶった斬りナイト8」でオヤジたちと握手!!

 現状、山本一郎、中川淳一郎、漆原直行の3人からなる「ニッポン書籍ブッタギリスト(仮)」は、そもそも「ビジネス書ぶった斬りナイト」というトークイベントのレギュラーメンバーでございまして、2012年2月のスタートから何だかんだと変わらぬメンツで、コツコツと続けてまいりました。

 来る11月11日(火)の19時30分から、阿佐ヶ谷ロフトAにて「ビジネス書ぶった斬りナイト8」を催します。おかげさまで8

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【書評動画】続・こころのふしぎ なぜ?どうして? ~ウ○コ みたいな自己啓発書をあれこれ読むくらいなら、これを一冊

自己啓発につきまとう、独特な“胡散臭さ”って何なのでしょうね?

いろいろな議論があるでしょうけど、ひとつ挙げるとしたら、自己啓発界隈で読者やセミナー受講者を洗脳するようにして絡め取り、小賢しくカネを巻き上げていく……みたいな下衆い実態が見え隠れするところなんじゃなかろうかと。

「鰯の頭も信心から」なので、「俺はこの自己啓発書に救われた!」「あのセミナー講師から与えられた『気づき』により、私はひ
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【書評動画】楠木建『好き嫌いと経営』 ~シャッチョーさんとセンセーの贅沢な茶飲み話

2010年に刊行された『ストーリーとしての競争戦略』が大ヒット。以来、ビジネス書界隈でも著名な著者となられた楠木氏の対談本でございます。

登場するのは、14名の経営者たち。なかなか豪華な顔ぶれです。

●「好き嫌い」と経営(東洋経済新報社)
http://amzn.to/1x6I5Kl

簡単に評してしまうなら、本書は「シャッチョーさんとセンセーの贅沢な(内容充実な)茶飲み話」といったところでし
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【書評】『無敵の天才たち スティーブ・ジョブズが駆け抜けたシリコンバレーの歴史的瞬間』(Doug Menuez・著、山形 浩生・翻訳 翔泳社)

【書評】『無敵の天才たち スティーブ・ジョブズが駆け抜けたシリコンバレーの歴史的瞬間』(Doug Menuez・著、山形 浩生・翻訳 翔泳社)

 これは夢見る大人のための絵本だ。

http://books.rakuten.co.jp/rb/12928932/
http://www.amazon.co.jp/dp/4798138576

 仕事や、技術や、成功に夢を見ない人が読んでも何も感じない。はっきりいって奇跡の結晶とも言える本なのだが、この同時代性をどう受け止めるべきかをまず把握しておくためにも巻末の山形浩生の文章を読んでから本編に

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『広告ビジネス 次の10年 データを制するものがビジネスを制す』(横山隆治、榮枝洋文・著、翔泳社)

『広告ビジネス 次の10年 データを制するものがビジネスを制す』(横山隆治、榮枝洋文・著、翔泳社)

 現状の広告とデータのグローバルな情勢について手っ取り早く便覧するには最適な業界事情本である。なぜか今日現在amazonでは17,140位に低迷しているけど、ある意味で、この本を手に取るべき人が取っておらず、読んでいないので問題が把握されていないのでは、とまで思える。

http://books.rakuten.co.jp/rb/12777701/
http://www.amazon.co.jp/

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【書評】『ニセ医学に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!』(NATROM・著 メタモル出版)

【書評】『ニセ医学に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!』(NATROM・著 メタモル出版)

 この本は結構刺激的です。ヤバいぐらいに。

http://books.rakuten.co.jp/rb/12825434/
http://www.amazon.co.jp/dp/4895958647

 というのも、意外と医療情報だけでなく、もっと広く見た「健康」を考えたとき、意外ときちんとした知識を持って日々の暮らしを営んでいるか、と自問自答してしまうことが多いからなんですよ。

 本書は、医

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【書評動画】牧野智和『自己啓発の時代:「自己」の文化社会学的探究』 ~「自己啓発」をアカデミックに斬りつつ、ちゃんと面白いなんて

自己啓発の文脈を社会学的に考察したもので、著者の博士論文を土台に再構成した本。膨大な資料にあたったことがしのばれる緻密な内容には、素直に敬服するしかございません。

 筆致はかたいけど、ちゃんと面白く読ませてくれるあたりも魅力。論文的な筆致に徹しようとしながらも、ときおり「自分探しに悩んで軽くこじらせましたテヘッ」感やらが滲み出てしまっているあたりにも、妙に共感してしまいます。

 とりあえずアカ
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【書評動画】中川淳一郎『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』 ~キレイごとなんて、もうたくさんでございます

7月25日にリリースされた中川さんの新刊は、もともと文藝春秋から2010年に刊行されていた『凡人のための仕事プレイ事始め』を新書化したものです。

●『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』(星海社新書)
 http://urx.nu/aqRL

 『凡人の~』はホントにほんとに本当~に良書だったので、絶版になってしまったとき残念で仕方なかったんですよ。今回、大幅に加筆・修正が加えられ、さら
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【書評】小池靖『セラピー文化の社会学 ネットワークビジネス・自己啓発・トラウマ』 ~自己啓発が胡散臭い理由とは?

 2012年2月から、山本一郎さん、中川淳一郎さんと一緒に『ビジネス書ぶった斬りナイト』というトークイベントを開いておりまして、そのなかでよく俎上に載せられるトピックのひとつが「自己啓発」です。

 初回からずっと阿佐ヶ谷ロフトAで催されておりますこのイベント。直近では2014年4月22日に7回目を実施しまして、そのときはメインテーマとして自己啓発書をガッツリと扱いました。

 毎回なんだかんだで

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【書評】香山リカ「劣化する日本人」 う~ん、ちょっと本書き過ぎではないでしょうか。「知的な居酒屋談義本」になっております。

私は香山リカさんの現実主義的な考え方というのは案外好きでして、彼女が過去にカツマー批判をした時などは、「もっとやれ! 理想主義言うヤツはボコボコにしろ!」なんて思ったワケであります。基本、私は香山さんの考えは同意することが多いです。

そんなわけで、私は6月に『ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか (朝日新書) 』を読み、概ね同意し(いずれ書くかもしれないぞ)、その余勢をかって『劣化する日本人 

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>山さん 現状ではひとつのアカウントを3人で共有する形しか採れないので、投稿の最後に(山本)(漆原)(中川)てな感じで、誰が投稿したかわかるような記述を入れて、ひとまずやってみましょう
(漆原)

テスト用原稿:高遠智子のインチキ本『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』

テスト用原稿:高遠智子のインチキ本『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』

テストテスト

つーかトマト喰ってフェーズ4のガンが治るわけねえだろカス。ガセネタ書きやがって。ガンで闘病中の親父に謝れ。

あと何だその原発性卵巣がん(スキルス性)とかいう謎の病名は。本当にがんだったらご愁傷様だけど全身転移とか何書いちゃってんの。

幻冬舎とか大丈夫なのかねこんなクソ本出して。ガン患者本人や支えている家族マジおこだろこれ。15万部とか膨らまして何がしたいんだ、金返せほんとに。

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