”治療”における手部の重要性
こんにちは!!
寒い日が続きますね、、、
寒いテンションで外に出ると暖かくて、厚着を後悔したり、暑いと思って薄着で飛び出ると寒くて凍えたりなんだかよくわからない気温です( ; ; )
寒いと、
決まって手に息を吹きかけたり、ポケットに忍ばせたりと”手”を温めることと存じます。手袋をしない限り、手は外気に触れていますし、当然表面温度は低下します。そして、痛みを感じ、麻痺し、、、と手に対しての施策を打つことと思います。
上記の話は直接的には関係ないですが、、笑
本日は、治療における手部の重要性について深掘りしていきます。
"治療対象としての手"
”治療道具としての手”
どちらの観点からも触れていこうと思います!!
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そして、、、
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1.ホムンクルスから見た手部
脳における手部の重要性は、ホムンクルスでの表現で見れば一目瞭然です。
人間は、発達学的に魚類→両生類→爬虫類→哺乳類→猿人類→人類という過程を辿っています。
元々、浮力があり非重力下で生活していた祖先が陸に上がり、抗重力位を取る過程で、胸椎→頸椎→腰椎が誕生し抗重力位での生活に適応したと言われています。
その過程の中で、
様々な環境に適応するため脳における手部・手関節からの情報は非常に大切であり、変化する外部の環境(接触部からの接触覚(深部感覚や表在感覚))を最優先で処理する事が必要だったのかも知れません。
※この部分は、上記文献からの個人の推察です。
故に、人類の発達も
乳幼児は床をハイハイで移動し、重力下での身体操作を手部からの刺激を通して学び、四つ這いで各関節と体幹のコントロールを覚え、二足直立歩行へと移行していきます。
そして、幼い頃には危険を顧みずものに触れ、口に運び、”それが何か”を学びます。すなわち探索活動が生じます。
この探索活動が、手から始まること自体に意味があり、それは最も中枢部にとって入力しやすい(認知しやすい)情報であり、そこから次動作への波及(運動連鎖含むフィードフォワード系の作用)が容易になるからだと報告されています。
では、その中枢部にとって、
手部がどれだけ重要かを見ていきます!
2.中枢神経系と手部
手の支配には、大きく二つの領域が関与することが示唆されています。
そしてこれらは脳から直接脊髄にシナプスする(単シナプス)ものと、脳から脳幹を介して脊髄前角に投射(多シナプス)する部分で異なります。
☑︎New M1領域(単シナプス)
この名称は、比較的最近の論文で報告される様になり、Old M1領域とは異なる機能を有するため”New”という名称が使われています。
単シナプスは多シナプスと比較し介在ニューロンが少ないため、目的地(脊髄前角)へと情報を速く送る事ができます。細かく、繊細な操作の必要な手部には、この単シナプスが適しており、NewM1領域の重要性が唱えられています。
しかし、瞬発性に優れた単シナプス接続は持続的な操作は苦手とし、神経性疲労が強くなるといったデメリットがあると報告されています。
ここは遅筋と速筋の関係性に似ているかなと思います。
※Movement analysis of stroke .Tadashi Kaneko. 169P
☑︎Old M1領域(多シナプス)
Old M1領域は、粗大な手指の操作に関与すると言われています。
そして、これは脳幹を経由する多シナプスの特徴を持ちます。
すなわち、手指の随意性よりも肘・肩・肩甲帯や体幹といった近位部との協調性に重きを置いた経路となります。
すなわち、、、
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