速読の練習は必要か②
英文を速く読めるようになるために,速読の訓練を特別にする必要があるのか,という問題提起をしました。よくある訓練のうちの一つとして,wpmの測定を取り上げ,メリットとデメリットを挙げました。
その記事はこちらです☟
結局は精読力が上がらないと限界がくると述べました。したがって,
精読力を上げるための勉強時間を削って,wpmを上げる勉強をしても意味がない
ということです。
したがって,センター試験から共通テストに変わり,英文量が増えたからと言って,精読の時間を削って,速読の訓練を取り入れても,最終到達レベルが下がり,私大入試や国公立大2次試験に対応できる力が身につかない可能性を秘めていているということです。それでは本末転倒です。
では,どうすれば読むスピードを上げることができるでしょうか。
やはり,音読です。
きちんと精読したものを繰り返し音読していく
ことが読むスピードを上げることにつながります。
少なくとも私はこの指導で,時間が足りないという声はほとんど聞いたことがありません。「精読+音読」をきちんとやった上で,wpmを意識した訓練をやるなら学習効果はあるでしょう。
* 音読に関してはこちらからどうぞ☟
形式や変化にとらわれず,本質を捉えることが大切です。
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