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#コラム
やりたい人からお金をもらう
先日、某音楽誌の編集者からこんな話を聞きました。
「林さん、最近渋谷周辺にライブハウスと楽器屋が増えてきてるでしょ。あれって『やりたい人からお金を貰おう商法』なんだよね。昔は音楽は一部の才能がある人達だけが作って、それをCDにして売ってたわけだけど、今はもうCDが売れないから、『君にも出来るよ』って雰囲気にして、楽器を買わせて、音楽学校に行かせて、ライブハウスに出させて、そのライブに来る人も音楽
ネット上のコンテンツにお金を払うとどういう気持ちになるのか
ある映画会社が「試写会」の参加希望を一般の方にハガキで応募してもらって、その回の時だけ試しに、ハガキに「御中」と書いている人達だけを「当選」にしたらしいんですね。
そしたら、その時の試写会の雰囲気がすごく良かったという有名な話があります。
まあたぶんそうなるのは想像つきますよね。
※
ところで、bar bossaに来店するのに、みな
インターネットで雑誌と同じくらいの記事が読みたい話
先日、ネット上で、僕のある友人の料理が批判されていました。
その友人、本当は全く違うジャンルなのですが、話をわかりやすくするために「イタリアン・レストラン」のシェフをしていることにしますね。
で、その投稿者はかなりグルメであることを自負していまして、どの投稿を見ても「シャリが口の中に入れるとホロっと崩れる感じが」とか、結構、語っているんです。
そして、その投稿者がその僕の友人のカルボナーラに
女性の喋り方バンザイ
男性が理解できない女性の言動のひとつに「話題があちこち飛びすぎて、何が言いたいのかわからない」というのがあると思います。
例えばこんな感じです。
「最近、モテと非モテみたいな話題多いじゃないですか。
で、モテる秘訣のひとつに料理が出来るっていうのがあると思うんですけど、以前は得意な料理はって聞かれると『肉じゃが』って答えるのが『家庭的』とか『おふくろの味』みたいな感じで正解だったらしいんです
料理の鉄人やシェフ中心のマンガがなくなってきた理由を考えてみました
最近、飲食店が、マンガやテレビといったメディアに出るとき、扱われ方や視点が変わってきたなあと感じることがよくあります。
以前はテレビでは「料理の鉄人」、マンガでも「究極の料理を作るシェフや寿司職人」といった、「贅沢な食材をふんだんに使って、長い期間ちゃんとした飲食店で修行をしてきた料理人の最高の料理」というのがよくテーマにされていましたよね。
テレビの向こう側には、一般庶民には食べることが出来
「わかります」がわからなくなって考えたこと
小学校のときの先生が作ったルールで、授業中に挙手して意見を言うときにその手がグーだと反論、チョキだと同意や付け足し、パーだと別の意見 というのがあったのを、SNSでよく見る光景で思い出した。
誰かの意見に対してグーやチョキがでてくる。単語にだけ反応している場合もあれば、何かが決壊して溢れるかのように反応している場合もある。
その中で本当に同意、全くもって一致、超理解、というのはほんの一握りで、ほ
ネット上で攻撃、批判している人はこうすれば良いのにという話
先日某サイトで、ある知人の本が徹底的に叩かれている文章を目にしてしまって、どうしてそのコメント氏は何の得にもならないのに、ここまで攻撃、否定するんだろうって考えていたら、榎本博明著『「上から目線」の構造』という本のこんな文章に出会いました。
>「自分はこんなもんじゃない」「自分はこんなところでくすぶっている人間じゃない」などと本気で思っている。だが、残念なことに、そう思っているにもかかわらず、多