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学校の宿題

こんにちわ、すし子です。 みなさんいかがお過ごしですか? 最近私は、髪の毛を短くしたにも関わらず、髪の毛がえらい抜けて、ハゲるんじゃないかと心配な日々を送っています。 夫婦で禿げてたら、笑えません。

話がずれましたが、 今日は宿題について、お話しします。

私の住んでいるところは、スイスでも、イタリア語を話すイタリア語圏。

スイスは、各州によって、 夏休みの長さが違ったり、秋休みの時期が違ったり 春休みや冬休みが長かったり、短かったりと、州によって違います。

なので、 この宿題への感覚ももしかしたら、スイス全体ではなく、週によって、各州の住む人間お文化によって、捉え方が違うんじゃないかと思います。

ちょっと前置きが長くなっちゃったんですが、

私が子供の頃、 休みの前に宿題が学校から出るのは、いたって当たり前のことでした。もちろん私は、 日本人ですから、 日本で育ち、日本で学校に行っていました。 そんな私の両親も、もちろん日本人だったので、

夏休み=たくさんの宿題が出る!!=いたって普通、当たり前!

という感じでしたし、 昔は、自由研究や、絵の宿題、ラジオ体操のスタンプに絵日記、宿題ドリルなんかもありました。 自由研究なんかは、 大きな模造紙を買って自分の研究課題をグラフや絵に書いて学校に持って行ったりもしましたし、 朝顔やひまわりの成育記録なんかもつけさせられ、夏休みの宿題に追われていた日々を思い出します。 

私は、夏休みには、宿題のことを考えるのが嫌だったので、 毎日コツコツつけなきゃいけない記録のようなものや絵日記以外は夏休みの1週間目で、全部終わらせてしまい、 絵日記なんかは 最後の1週間に、まとめて書いたりするタイプでした。まー そんなことはさておき、いわゆる夏休みには、宿題があって当然!!という感覚があるんです!!

が!!!!!!!!!!!!!!!!!

うちの息子が行っている小学校の夏休みの宿題の少ないこと!!っていうかほとんどない!!

ただでさえ、 日本は、一年で一番長い夏休みが、一ヶ月と1週間半しかないのに対して、 ティチーノの休みは、二ヶ月半!!!

それなのに!! プリントが10枚!!!のみ!!!!!

しかも 各プリントには、20問くらいしかない 数学の計算のみ!!

あとは、 一番の思い出を、かけたら!書いてくること。かけたら!!かけたらって、 書かなくてもいいってこと、、、、

そしてそのプリントすら、先生からの、お知らせのノートに、

「宿題は義務ではありませんが、できたら、やらせてください」と書いてある、、、、義務ではない、、 できたらやらせてくださいって、、、、 そんなこと子供にいったら絶対にやらないじゃないか、、なんなんだこれは、、、

こんな教育レベルでいいのだろうか、、 そう思って他のお母さんに

すし子「宿題少ないよね!!!!」って言おうとした瞬間!

スイス人ママA「は???? 宿題があるの?ありえない!!なんで?やらなくていいわ!! 意味わかんない!!」と声を荒げて怒っている。。。

すし子「はて???ん?ん?ん?今なんと言ったんだ? 聞き間違え?」

そう思っていると、 そのお母さんは、 息子の宿題の その10枚のプリントを握りしめて、 担任の先生に抗議に行ったじゃありませんか、、、

もーお口がポカーーーんと空いてしまって、私は何も言えなかった。

そのお母さんの講義の内容は、担任に向かって、

「学校は、子供のバカンスを壊す権利はない! 子供にとって、勉強よりも、家族と過ごすこと、たくさん遊ぶことが重要だ!せっかくの休みが、これで台無しになる。私は宿題を出すこと自体がおかしいとおもう!義務じゃないなら、うちの子にこんなものを渡さないでくれ!」

っと、、、怒っているのである、、、、

もう。。。。。。。。。。。。意味不明すぎて、文化が違いすぎて、全くもって、理解不能、、、

子供ですもん そう、遊ぶのは大切だけど、二ヶ月半の休みのうちに、10ページの宿題が出たくらいで、一体何がいけないのか、、 しかも、その宿題は義務じゃないという、、ってことは、 ないに等しい。っていうか、ない!!!! 二ヶ月半も、 全く何もやらなかったら、新学期にまたついていくのは、 大変なんじゃないか? 私はそう思ってしまうのだが、、

そして、、 夏休みは過ぎていき、、 

もちろん、うちの息子には、10ページ全部やらせて、日記も、20ページくらい書かせて、夏休み明けの初日の学校に持って行かせました。

すると、半分怒った顔で、息子が学校から帰ってくるなり私にいました。

息子くん「宿題やってきたの僕を含めてクラスで三人だけ!!しかも、その中で、日記書いてきたの僕だけ!!!なんで!!なんでやらなくてもいいことやらせるの!! もうやらない!!」

すし子「ノーーーーーーーーーーーーー!!!!!ノーノーノー!!息子よよく聞きなさい。 あなたは、半分スイス人、 半分日本人、ママは、日本の感覚からしたら、 二ヶ月半でこれは、超少ない!!やらなかった子がえらいんじゃない、 誰よりもやったあなたはえらい!!だから間違ってない!!もうやらないとか言わない!! あなたは誰よりも夏休み遊んだでしょ?」

息子は 私にいたーーーい目線を浴びせ、先生から返されたプリントを私に投げ渡してきた。

息子「僕今日初めて知った! みんな 宿題は義務じゃないんだよって教えてくれたよ!! 先生からの手紙に書いてあったって!! なんでママ僕にやらせたの!!」

すし子「え?そうだったんだー(おとぼけ)ママ その紙見落としちゃったのかな??!! そうだったんだ! 日本では夏休みに宿題があるのは普通だったから、勘違いしちゃったのかな?ごめんねー。。。。。汗」

えーえーえー 私はすっとぼけましたよ!!

だって、、 知ってたけどやらせたなんて言ったら、、うちの息子はもう二度と、夏休みに宿題をやらなくなってしまう気がして、、、

これでいいのだろうか? スイスの宿題問題。。 

文化の違い、 お国の違い、 年代の違いは、現れるなーと思った事件でした

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