綾小路

自宅で赤い文字を入力する仕事をしている隠居主婦。/鍵盤弾き(趣味)/JAZZ、スカ、美…

綾小路

自宅で赤い文字を入力する仕事をしている隠居主婦。/鍵盤弾き(趣味)/JAZZ、スカ、美術検定、美術館博物館、日本画洋画、そして大相撲 各種SNSアカウントは下記参照 https://taittsuu.com/users/swingmammav2/profiles

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このnoteについて

今までTwitterを中心に、インスタやFBに転載する形で美術館や博物館に行った記録を書いてきましたが、Twitterは過去の記事を振り返ることが難しく、また長文を書くと記事が複数に分かれてしまうことなどから、文字を中心に書けるnoteに記録を残すことにしました。 過去の記録をこちらに移すことは困難なので、とりあえずリンクだけここに貼るとして instagram.com/swingmamma0629/ これからミュージアムへ行くたびに記事を書いていこうと思っています。

    • ひょうごプレミアム芸術デー

      2024年7月9日~15日の期間、「ひょうごプレミアム芸術デー」として、県内各地の芸術に関連した施設でイベントや無料開放などが行われるそうです。 特筆すべき取り組みとして、子育て中・障害のある方に配慮した取り組みがあり、お子さん連れを優先して案内する「ハートフル・ファストトラック」を県立美術館で、予約制の一時保育を県立美術館と兵庫陶芸美術館で。 そして、「自由に話せる観覧日」を設ける美術館もあります。これはお子さん連れはもちろんのこと、ご家族や友人などと普通の声で楽しく話

      • 2024年上半期 自分的ベスト展覧会

        なんと2024年が半分終わってしまいました。あっという間じゃなかったですか?この半年間、なにもやってない気さえします。 なにもやってないとか言いつつも展覧会には結構な数を見に行っていますので、区切りとして自分的ベスト展覧会を選んでみました。 「女性画家たちの大阪」大阪中之島美術館(2023.12.23 – 2024.02.25) 「没後50年 福田平八郎」大阪中之島美術館 (2024.03.09 – 2024.05.06) 「空海 KŪKAI-密教のルーツとマンダラ世界

        • 文化勲章三代の系譜

          ひとり旅2日目は、本当は寺社巡りの続きをしたいと思っていたのですが大雨のため予定を変更して美術館へ行くことにしました。 前から行きたいと思っていた、松伯美術館です。近鉄奈良線の学園前駅からバスに乗り換えて大渕橋停留所で降り、橋を渡るとすぐ右側に見えてきます。 こちらの美術館は、上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品、草稿、写生等、美術資料の収集と保管、展示を通じ、三代の画業を紹介することを目的とした館で、今年で開館30年を迎えたということで記念の特別展を開催しています。上村松

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          大和あじさい重ね色巡礼(室生寺〜長谷寺)

          ひとり旅で奈良に来ています。 5月下旬から7月にかけて「大和三大観音 あぢさゐ回廊」という巡礼イベントをやっていて、西国三十三所観音巡礼の札所である壷阪寺、岡寺、長谷寺の三ヶ寺で紫陽花切絵朱印の授与をされています。今年はさらに室生寺を加えて「重ね色巡礼」も同時に行っており、よし四ヶ寺をまわって御朱印を集めるぞ、と思いたったわけです。 まずは女人高野室生寺へ向かいました。近鉄大阪線室生口大野駅で下車し、バスに乗り換えて室生寺停留所で降りました。太鼓橋を渡り、入山券と寶物殿のチ

          大和あじさい重ね色巡礼(室生寺〜長谷寺)

          山王美術館&高島屋史料館へ

          今日は月曜日でミュージアムは休館のところが多いのですが、開いているところに行ってきました。大阪の京橋にある山王美術館と、日本橋から歩いて7,8分くらいのところにある髙島屋史料館です。 山王美術館は今年で開館15周年になるそうで、15周年を記念した「山王美術館コレクションでつづる 印象派展」を開催しています。ちょうど昨日(6月23日)の日曜美術館でオルセー美術館の特集を見たところで、印象派の復習みたいな感じで見ることができました。 こちらの美術館では5階にいったん上がって5

          山王美術館&高島屋史料館へ

          君があまりにも綺麗すぎて

          例年よりも遅めの梅雨入りをした近畿地方です。 今日は夜中から降っていた雨が早朝くらいに大雨になり、阪急京都線は信号点検とかで止まってしまい、行こうかどうしようか相当迷った結果、空が明るく晴れてきたことを確認したので京都の嵐山へ向かいました。京都線はもう動き出していて、乗り換えもすんなりといき無事に嵐山に到着できました。 福田美術館と嵯峨嵐山文華館の2館で行われている「君があまりにも綺麗すぎて」を見に行きました。まずは福田美術館です。(でも、第一会場が文華館さんの方であることに

          君があまりにも綺麗すぎて

          横尾忠則 寒山百得展

          神戸の王子公園駅から歩いて5分程度のところにある、横尾忠則現代美術館で「横尾忠則 寒山百得展」を見ました。 寒山と拾得は中国は唐の時代に生きたとされる伝説的な詩僧で、世俗から離れ詩作に耽る一方でぼろを身に付け奇行をはたらく。しかし、実は彼らの正体は文殊菩薩と普賢菩薩であるとか…。というような、今まで多くの画家たちがテーマとしてきた寒山拾得なのですが、横尾さんも彼らをテーマにしてコロナ禍の間に102点もの絵を描いたのです。もともとは、曾我蕭白の寒山拾得の新たな解釈から始まった

          横尾忠則 寒山百得展

          源氏・応挙・若冲 近世絵画と久保惣の名品

          大阪府和泉市にある和泉市久保惣記念美術館へ行きました。こちらの美術館は、泉北高速鉄道の和泉中央駅からバスで5,6分くらいのところにあります。バスは1時間に1,2本程度ですので時間を調べて行くことをおすすめします。 今やっているのは特別陳列「源氏・応挙・若冲 ―近世絵画と久保惣の名品―」で、ふるさと納税による収入で購入したという応挙の「老松鸚哥図」が初出陳されるということでしたので、これを楽しみに見に行きました。 5月19日までの前期展示には国宝である「歌仙歌合」があったの

          源氏・応挙・若冲 近世絵画と久保惣の名品

          兵庫県立美術館へ

          兵庫県立美術館へ行きました。 実は今日から「描く人、安彦良和」が始まっているのですが、今日私が見るのはそっちではなくて、ギャラリー棟でやっている「キース・へリング展 アートをストリートへ」の方です。前にギャラリー棟でやっている展覧会を見た時には歩道橋から直接3階に入って見た記憶があるので、きっと今回もそうだろうと思って歩道橋から入ったら違いました。入口が1階にあり、3階へ階段で上っていかなければダメでした。 さて、そうやって階段を上って入った「キース・へリング展」です。会場

          兵庫県立美術館へ

          空海 KŪKAI-密教のルーツとマンダラ世界 後期

          奈良国立博物館「生誕1250年記念特別展 空海」の後期展を見に行きました。4月の下旬に前期展を見に行っていて、国宝の神護寺両界曼荼羅(高雄曼荼羅)の胎蔵界曼荼羅を見たのですが、やはり両界曼荼羅ですから金剛界も見なくちゃと思い、後期展も見ようと思っていました。前期展の記事はこちらです↓ 前期を見に行った時は、博物館入口の行列が全くなくて展示もゆっくりと見ることができましたが、今日は平日にもかかわらずチケットを買い求める人たちの行列が博物館の入り口前にずらりとできており、並ばな

          空海 KŪKAI-密教のルーツとマンダラ世界 後期

          画鬼河鍋暁斎×鬼才松浦武四郎

          遠征2日目は静嘉堂文庫美術館へ。「画鬼河鍋暁斎×鬼才松浦武四郎」を見に行きました。 東京駅から歩いて美術館に向かいました。静嘉堂文庫美術館は国宝の曜変天目(稲葉天目)を所蔵しており、この日も展示が行われていました。案内の方に、「今の時間なら人が少なくて、ゆっくりご覧になれますよ」と仰っていただき、いろいろな角度でじっくりと見ることができました。 河鍋暁斎は江戸末期から明治にかけて活躍した絵師、松浦武四郎は所謂好古家(コレクター)や探検家、著述家など様々な顔を持つ人で、なん

          画鬼河鍋暁斎×鬼才松浦武四郎

          帰って来た橋本治展

          今日から遠征です。 まずは横浜市にある神奈川近代文学館へ。こちらでは「帰って来た橋本治展」を6月2日まで開催していて、実は20代前半から橋本治ファンだった私、見に来てしまいました。 https://www.kanabun.or.jp/ 今日は飛行機で上京しまして(計画性に欠けるためスーパーバリューで安い航空券を買ったんですよね、橋本治展を知ったのは航空券を買ったあとだった)、羽田からはリムジンバスで移動、横浜人形の家の前で降りました。リムジンバス、速いですね、羽田からは3

          帰って来た橋本治展

          没後100年 富岡鉄斎(2回目)

          京都国立近代美術館で開催されている「没後100年 富岡鉄斎」に再度行ってきました。初回は下記の記事に書きましたが、今回の展示は4期に分かれていて展示替えがあり、見たいと思っていた作品が後半の展示だったこともあり2度目の訪問となりました。 京都国立近代美術館では、作品解説をCatalog Pocketというアプリで無料で見られるようになっていて、解説は文字でも見られますし、読み上げ機能を使うこともできるようになっています。展覧会に行かなくても勿論読めますので、予習として使うこ

          没後100年 富岡鉄斎(2回目)

          神呪寺 融通観音大祭

          西宮市の甲山にある神呪寺融通観音大祭に行ってきました。融通観音とは、こちらの御本尊である如意輪観音坐像のことで、弘法大師が開祖如意尼の姿をそのまま写して刻まれたと言われる秘仏です。毎年5月18日開扉し、融通観音大祭として一般に公開しています。 神呪寺は甲山の山頂近くにあり、1時間に1本の割合で走っているバスに乗って向かいました。 神呪寺に最後に行ったのは7年前の融通観音大祭の時で(Googleさんが教えてくれた)、あの時は大師堂から本堂の中を拝観して回るのに20分くらいだっ

          神呪寺 融通観音大祭

          北斎と広重 後期展

          大阪の中之島にある中之島香雪美術館で開催されている「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより 」の後期展を見に行きました。 前期を見に行った時の記事はこちらです。展覧会のストーリー的なものは、そちらの記事をご覧になって下さい。 今日は午後から用事があったので、午前中の早いうちに行って見てしまおうと思い10時半くらいに到着したのですが、もう既に結構な数の方が入っており、会場の中の係の方が「見る順番は決まっていませんので、お好きな絵からご覧になってくだ

          北斎と広重 後期展