ネーミングのコツ|語感を外国語風にする
「来週までに新商品のネーミングを考えないといけない。でも自分にはネーミングセンスのかけらもない!どないしよー(汗)」
とお嘆きのあなた。そんなあなたの救世主・ネーミングマイスターのヤマダです。
実際のネーミングを例にしながら、ネーミングのコツを紹介します。
今回紹介するネーミングのコツは「語感を外国語風にする」です。
▶事例「キボリーヌ オ ショコラ」
ねとらぼにこんなニュースが出ていました。
「良すぎる」「ネーミングw」 木彫りの熊をチョコで再現した「キボリーヌ オ ショコラ」見た目も名前も満点と人気に
「キボリーヌ オ ショコラ」。
熊を形どったチョコレートです。人気沸騰で増産中のようです(笑)
▶「キボリーヌ オ ショコラ」ネーミングのポイント
「キボリーヌ オ ショコラ」というネーミングのうち、「オ ショコラ」は「チョコレートの」という意味です。
パンやお菓子の業界ではよく使われる言葉です。
「パン オ ショコラ」ならチョコレートパン。「フォンダン オ ショコラ」なら日本で言うフォンダンショコラ(溶けるチョコレートケーキ)。
即ち、「オ ショコラ」は商品内容の説明にすぎないありきたりの言葉です。
ですから、「キボリーヌ オ ショコラ」のネーミングのキモは「キボリーヌ」。
説明するまでもないですね。
熊と言えば、民芸品にもある木彫りの熊。皆が知ってる、鮭を咥えたあの熊の置物ですね。
この「木彫り」を「オ ショコラ」に合わせて「キボリーヌ」と外国語風に表現したわけです。
語源が「木彫り」という無味乾燥な言葉であるにも拘らず、フランス語風に「キボリーヌ」と表現したことで、メッチャオサレなネーミングになりました。
「『キボリーヌ』ってなんやねん!」というツッコミ待ちのネーミングでもあります(笑)
「木彫りの熊チョコレート」だったら、全く面白くないですよね?
でも、ちょっと外国語風の語感にしただけでネーミングの印象はガラっと変るわけです。
外国語風の語感にしたネーミングの他の事例を挙げるなら、例えば、湖池屋の「カラムーチョ」。
「カラ」は「辛い」、「ムーチョ」はスペイン語で「もっと」。全体的な意味として、「辛いものをもっと」となります。
「ムーチョ」というスペイン語を入れたことで、スペイン語圏でチリ等の辛いテイストのイメージがあるメキシコを連想させるようなネーミングになっています。
ネーミングに困ったら、外国語風のネーミングを考えてみましょう。
外国語と言っても、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語...。アジアの言葉もありますね。色々バリエーションを考えられるはずです。
ぜひトライしてみてください!
では今日はこの辺で。
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