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【ポートフォリオ公開】個人投資家サラリーマン24年3月時点の資産状況と今後の運用方針

【当面の目標】
中間目標:インデックスファンドのみで4,000万円構築
最終目標:総資産で2億円

このタイトル、なんだか企業の決算報告みたいになってきたことに気付きましたが、四半期ごとの個人的定点観測、やっていきます。

■総資産と負債と純資産(簡易個人B/S編)


去年2023年12月と比較すると↓
・約3か月で総資産は+3,835,048円
・約3か月で負債は▲223,698円
・約3か月で純資産は+4,058,746円

■総資産推移


昨年11月に総資産は1億円を超え、なんとかここまで1億円台を守っていますが、大きな株価調整や為替変動が来れば一発で1億円を割ってしまうでしょう。

このグラフからは読み取れませんが、1月に娘が歯科矯正をすることになり、約500,000円キャッシュアウトをしています。

家族の健康はプライスレスなので、今後もこの手の出費は惜しみなく使っていこうと考えています。

自宅マンション(不動産)を手に入れた2018年からの推移としては下記です。※不動産は買値の5,000万円で固定

2018-12月 ¥71,008,174(内不動産5千万)
2019-12月 ¥74,730,484(内不動産5千万)
2020-12月 ¥82,950,212(内不動産5千万)
2021-12月 ¥87,711,294(内不動産5千万)
2022-12月 ¥91,545,064(内不動産5千万)
2023-12月 ¥100,130,131(内不動産5千万)
2024-3月   ¥104,492,210(内不動産5千万)

ここ数年、不動産価格の上昇が顕著で、筆者の自宅マンションも購入時2018年当時と比べると約2,600万円~3,000万円ほど評価額が上がってます。

東急リバブルのAI査定

値上り分を総資産に考慮してしまうと資産が実態よりも大きく膨らんでしまうので、筆者の場合は買値固定でマネーフォワードに登録しています。



■負債推移


2024年3月初旬時点


負債は住宅ローンのみになってます。ローンは払えば確実に減るので分かりやすくて良いですね。

とろこで、3ヶ月で約223,000円負債減なので月あたり約75,000円減。一方、住宅関連の支出はローン返済、修繕積立金、管理費合わせて毎月150,000円ほどです。

不動産の広告や商談の際に「ローン返済月々〇万円~」のような表記は嘘ではありませんが不親切表記だということが分かりますね。

またこうして見ると利息の大きさを感じます。

筆者は住信SBIネット銀行にて30年固定金利で借り入れしています。

日本も最近住宅ローン金利がジワジワ上がっていて、住信SBIネット銀行の24年3月時点の新規借り入れ固定金利は下記です。

2024年3月現在:新規借入金利

筆者が借りた頃と比べると
30年固定金利1.320%(2018年当時)

30年固定金利1.618%(2024年現在)と約0.3%上がっています。

ところで23年11月にみずほリサーチ&テクノロジー社の公表した最新レポートで今後の金利情勢と家計部門への影響を試算していました。

出典:「金利のある世界」への日本経済の対応力

このレポートの真偽は不明ですが住宅ローン金利は大変な水準になっています。

未来はどうなるか分かりませんが、筆者は金利変動リスクはヘッジしてますので、負債に関しては気楽なものです。


■純資産推移


総資産-負債=純資産としています。

負債は増えませんので(住宅ローンを返済すれば減っていく)純資産は総資産の積み上がり以上に増えていきます。

純資産は71,838,375円となりました。

純資産の内訳としては、下記になります。

①リスク資産(株や投資信託など)
②無リスク資産(現金)
③不動産(=買った当時の価格ー住宅ローン残債)
※計算が面倒なので保険は入れていません


■リスク資産ポートフォリオ


上記に現金は含めていません。ポートフォリオ全体としてはコア・サテライト戦略を採用しています。

今年2024年の新規入金分は全てインデックスファンドの買い付けに使うので、必然的にインデックス(コア)比率が上がってくると思います。

後述しますが2024年末に「コア90%:サテライト10%」にする予定です。

※上記に含めていない昔の残骸で微量保有している暗号通貨(ビットコイン&イーサリアム)が値上がりしててビックリです。

■2024年の投資戦略について


コアサテライト戦略のもと、キャッシュポジションを除くポートフォリオで24年末時点「コア90%以上:サテライト10%以下」を目指します。
※現状「コア87%:サテライト13%」

戦術としては、ノーセルリバランスを採用。
※特定の資産を売らずに上記比率に持って行きたい
※資産額が膨らむとノーセルで数%動かすことが難しくなってきている

ちなみに筆者のキャッシュポジションについての考え方は下記を参照ください。


〇コア枠

筆者個人としては米国のこの先の繫栄に賭けていますが、どうなっても後悔しない&長く投資し続けられる様に、心の御守りとして「S&P500」も「NASDAQ」も「全世界」も全部買う方式を採用しています。

現在のポートフォリオ全体では、ざっくり米国比率70%、米国除く先進国12%、新興国13%の構成をしています。

個人的な理想形は米国株式が70%~75%になると良いと考えていて、全世界株式インデックスファンドだけでは米国比率が少し足りず、そういった意味でも米国株式も積立ているという格好です。

コア形成に関して、今年1年を通じての方針はとにかくNISA枠を360万円埋めるというだけなので、複雑なものではありません。


〇サテライト枠

サテライト枠に関しては現在以下のような銘柄を抱えています。

・個別株($CRWD、$NVDA)
・ヘルスケアETF($VHT)
・インドETF($EPI)
・フロンティアETF($FM)
・米国超短期債ETF($SHV)
・米国長期債ETF(東証2621)

今後の予定は未定ですが、方向性としては個別銘柄(テックグロース系)の比率を増やしていくイメージです。

その際には随時、米国超短期債($SHV)を売ってその資金を振り向けていきます。

メインシナリオとして2024年中に幅やタイミングは不明瞭ですが、どこかで”利下げ”はあると想定しています。

サブシナリオで利下げ無しのノーランディング。

メインシナリオに沿えば、業績が良く、AI期待(主に生産性向上)を担げて、金利に敏感なテックグロース系を考えます。

サブシナリオのパターンでもAI期待を背負うビックテック含むテクノロジー系となります。

もし、利下げが米国経済のリセッションを伴うようなものであれば、保有しているヘルスケアETFがダメージを和らげてくれる役割を果たしてくれることを期待しています。

米国から資金が抜けた場合は他国へ投資資金が振り向けられるかもしれません。中国が当分ダメそうなので、そうなったらインドやフロンティアが盛り上がるかもしれません。

※ちなみにすでに絶好調の日本株は全世界株式インデックスファンドに含まれている分しか持っていないのでほぼ恩恵を受けられておりません。

そんな妄想をしながらサテライト枠を構築しています。


■まとめ


いつも変わり映えがしないのですが、自分自身にとって現在取り組んでいる資産形成のやり方以上の合理性と少しの楽しみを確保した形が思い付きません。

昔と違い、個別株やETFを頻繁にトレードしなくなりました。当事者として感じていることですが、非常に退屈です

5年とか10年単位で振り返ると「それなりに大きくなったな」と感じますが、1ヵ月とか1年とかの短い時間軸ではノコノコと亀のようにしか前に進まないし、大きな夢を見ることも出来ません。

一方、大きく資産を減らすような市場の暴落はそのまま喰らうので、その時はめちゃくちゃ気分が悪くなります。

増えるのはゆっくりなのに、減る時はドラスティックに減るのです。

しかし、それらを理解し納得した上で、自分で決めて採用したスタイルなので仕方ないと飲み込んでいます。


さて、先日「オルカン信者は思考停止」「オルカン信者は出世しない」というパワーワードを目にしました。

この手のタイトルの付く情報は個人的にどうでもいいので動画を視聴しておらず、内容は分かりませんが、タイトルがセンセーショナルな情報を鵜呑みにしてはいけないなと考えています。大体クソ情報です。

なにごとも、個人的活動であればなおさら、最低限自分で調べたうえで、自分で決めて、実行することが重要です。

プロでもないイチ個人にとって、十分な期間のデータに裏打ちされた理論的に正しく、長期的に期待値の高い、恐らく最も合理的であろう手段はある程度決まっています。

膨大にある情報や目を引くセンセーショナルなクソ情報に踊らされてはいけません。


最終的には、、、

「忍耐」

これがすべてなのでしょう。

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