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食用コオロギに課税せよ

「「コオロギ食」なぜ炎上 “給食提供”は早すぎた? 専門家「被害者はいないのに…」」
(ABEMA Times)


 引用した記事の様な、コオロギ食に対する批判を「炎上」呼ばわりするプロパガンダが活発である。
 端的に言って、コオロギ食は危険である。止めた方が良いし、我々の社会に浸透しようとしているならば、何としても阻止しなければならない。
 コオロギは食用として安全を確保する事が極めて困難で、本当の意味で安全を確保するにはコストが掛かり過ぎる。天然は論外として、安価に養殖されたコオロギも危険物なので、口にしない方が良い。

 コオロギは共食いをする生き物である。共食いをするという事は、圧倒的なタンパク質欲を持つという事である。圧倒的なタンパク質欲を持つという事は、意図しないモノを食べる可能性が極めて高いという事である。
 食物連鎖で人間が口にしても安全なものだけで隔離した環境を構築し、そこで養殖するのであれば良いが、それではコストに見合う訳が無い。

 もう一つ、コオロギは可食部分が多い(というか、丸ごと食べる)から経済的などと言うが、丸ごと食べるという事は、体内の糞まで食べるという事である。
 糞には雑菌が繁殖する。雑菌が多量に発生した状態で食用となるか、偶々糞が体内に殆ど残っていない状態(排泄した直後など)で食用となるかは、最早運次第である。
 ところが、コオロギは共食いする訳だから、雑菌が大量繁殖した糞を体内に抱える死骸をバクバク食べるという事であり、共食いしたコオロギ自身が何らかの細菌に感染している可能性がある。糞が体内に残っているかどうかという以前の問題である。
 詰まり、コオロギを安全に食べようと思ったら、前述した様な環境下で養殖する事に加え、共食いさせないように徹底管理しなければならない。
 その様な事は不可能である。

 コオロギ食に対する批判は「炎上」などという遊び感覚のものでは無い。
 炎上呼ばわりする奴等は批判意見に混じる、嘘の意見だけを抽出して陰謀論呼ばわりするが、これはプロパガンダを展開する者が批判意見を封じる為に用いる常套手段である。


 引用した記事に添付されている動画で、狂人達がプロパガンダを展開している。
 「パウダーなら」みたいな意見をバカな芸能人がほざき、エビとかカニとかカニみそなどと同列に語ってゲラゲラとバカみたいに笑い合うシーンがある。
 「炎上」した規模感にビックリしたなどとほざき、コミュニケーションが不足していたかな?などと頓珍漢な意見を言う、グリラスとかいう誰も聞いたことの無い様な泡沫ベンチャーから来た狂人が居る。
 遠巻きに見ていた分には良いと思って貰えていたが、自分の食卓に上がる可能性が出てきたという段階になって「急に」強く拒絶されてしまい、間合いの詰め方が難しいなどとのたまう、キチガイジャーナリストが居る。
 見ても何の価値も無い動画なのでさっさと消したが、狂気の沙汰である。

 この動画で唯一注目すべきは、コオロギを養殖している状況(と思われる)シーンが映し出される、1分45秒くらいの場面である。
 どう考えても共食い防止策が徹底されているとは思えない。この時点でアウトである。
 引用した記事や、そこに添付されている動画を見て、「矢張りコオロギ食は危険だな」と判断するのが常識人、「コオロギ食も有りかな?」などと勘違いするのが愚図、「だから、コオロギ食は安全なんですよ!」と吹聴するのが左翼である。

 引用した記事の冒頭に、この様な一文がある。

 イタリアで伝統食であるピザやパスタに、コオロギなどの粉の使用を禁じる政令が浮上している。イギリスのBBCによると「食文化を守るため」だという。

出典:引用した記事より

 正常な判断と言える。特に「食文化を守るため」というのが良い。流石は保守のメローニ政権である。


 「食いたい奴は好きにすれば良い」という意見がある。
 それは私も同意見だし、当ブログでも別の記事でその様に書いた事があるが、考えてみると、前提条件が必要かも知れない。

 前述した様に、コオロギは食用足り得ない。他の食材と比べて何らかの細菌に感染している可能性が高い訳で、コオロギを常食する人とそうでない人では、健康リスクが違ってくる筈である。
 日本は国民(強制)健康保険制度を採用している。この悪法が排除される可能性は極めて低いという事を考えると、コオロギを食べる行為が蔓延する事は、国民一人一人の医療費負担増に繋がるという事である。

 国民(強制)健康保険制度が採用されておらず、医療というサービス業が完全に自由化されており、医療サービスは商品であるとの認識が国民にキチンと浸透しているなら、健康リスクを抱えた食材に敢えて手を出すのも自己責任である。

 だが、医療費を強制的に全ての国民が強制徴収される社会においては、自己責任では済まない。
 そう考えると、国民(強制)健康保険制度に侵された社会は、コオロギ食を禁止するか、酒やタバコみたく税金を掛けるべきである。


※補足①

 昨今の昆虫食騒ぎは要するに、「動物性タンパク質を摂取出来るのは支配者だけ。一般大衆は虫でも食っていろ。」という事である。
 昆虫食推進は、畜産業がカンキョウニワルイだのという空想科学とセットである。

※補足②

 左翼メディアはコオロギ食批判を報じる際、荒唐無稽なものばかりを選別し、下記URLで報じられている様な意見は除外される。
 そして、「炎上」「陰謀論」扱いして貶める。
 恐るべき事である。

※追記①

 そう言えば、やたらと課税されているタバコであるが、1990年代の9割くらいがタバコを吸っていた時代から、大幅に喫煙率が下がった最近に至るまで、発癌率も死亡率も下がるどころか寧ろ大幅に上昇している。
 国民(強制)保険制度を排斥するまでの繋ぎとして、食用コオロギへの課税はした方が良いが、同じ意味合いでタバコへの課税が正しいかどうかは怪しいものである。

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