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《無料》【飛行機のトイレ完全攻略ガイド】機内ラバトリーの使い方解説します。

こちらの記事は第2回cakesクリエイターコンテスト入賞作です。


この記事は飛行機のラバトリー(お手洗)の
使い方について解説したものです。


今日は飛行機のラバトリー(お手洗)
の正しい使い方を解説します。

それではさっそく解説をはじめましょう。


はじめに「飛行機のトイレの使い方知ってますか?」

「飛行機の御手洗の使い方」って
言われても唐突すぎて何なのだ?
と思うかたもいるでしょう。

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飛行機のトイレって狭い場所に
よく言えばコンパクト
悪く言えば無理やり押し込まれた
特殊な形状だったり
普段通常のトイレでは見かけない
仕様であったりと
かなりわかりにくい割に
誰も使い方を教えてくれていません。

もちろんラバトリー攻略本とかないし。

そのうえ地上の御手洗いと違って
突然の揺れに備える必要があったり
実際揺れたら「早くしなくちゃ」って
やたらと焦ったり

そのうえ飛行機のトイレに関しては
誰かに聞きたくても正確な知識を
持ってる人があまりに少ない…

なのでみなさんは仕方なく自己流で
よくわからないまま使ってるのだとおもいます。

覚えてる方もいらっしゃると思いますが
以前に


「飛行機からなるべく安全に脱出する方法」
をnote記事で伝授しました。
でも脱出するのはさすがに一生に一度
あるかないかっていうか、無いですね。
事故などのイレギュラーには
ほとんどのひとたちは遭遇しません。

でも海外へ行く際のフライト中に
トイレの利用は必ずします。
少なくとも12時間以上のフライトだったら
2~3回はトイレを使うはず。
飛行機のトイレって排泄だけではなく
洗面所の役割もあるから歯磨きや
化粧直しでも利用しますよね?

ってことで
この記事では皆様に

「飛行機のトイレの正しい使い方」

について伝授することにします。

それでは始まり始まり


この記事はここから先も無料です。


飛行機のトイレはラバトリーと呼ぶ

まず
飛行機のトイレのことは
ラバトリーって呼びます。

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みなさんも今日から
飛行機に乗り慣れた自分を演出するために
「ラバトリー行ってくる」
と早速使ってみてください。

「ラバトリー」を縮めて
「ラバ」っていうと業界ぽさがでます。

ちなみに
公衆便所の前にいた変な人の話題を
するときなんかに

「今日ラバ前にいた人が〜」

とかいうと
皆さん大好きな「旅慣れ感」の上に
「エアラインクルーっぽさ」までが
醸し出せますのでオススメ。

ところで覚えてますか?
飛行機から脱出する滑り台の名称は
「スライド」だということ。

まちがっても「シューター」とか
存在しない用語で呼ばないように
気をつけましょう。

滑り台は「スライド」
トイレは「ラバトリー」

さあ声に出して言ってみましょう
「スライド」
「ラバトリー」

それでは次に行きます。


なんで飛行機は禁煙なのに灰皿があるの?

ラバトリーの扉に灰皿があるの
不思議に思ったことはないですか?

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扉の灰皿


ラバトリーのドアの外側と

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ラバトリーの中に

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この灰皿は設置されてます。

飛行機って禁煙なのになんで灰皿?
っておもいますよね。
これラバトリーではタバコを吸っていいとか
勘違いしないでください。

ラバトリーでこっそり喫煙した人が
ゴミ箱に吸殻を捨ててしまい
そこから火災にならないようにって
設置されてるだけです。

吸っていいから灰皿があるわけでは
ないのです。

個人的にはこんなものがあったら
「吸ってもいいの?」って
勘違いする人が出てくるんじゃないかな
って心配になりますけどね。

実際、機内で違反の喫煙をする
ルール破りの人は必ずラバで隠れて
吸ってるので。

ちなみに飛行機のラバトリーには
煙感知器がついてるので
タバコ吸ったら警報が鳴ります。

国によっては航空機内での喫煙は
恐ろしい罰金を課してるところもあるので
軽い気持ちで煙草を吸って旅を台無しに
しないように気をつけること。


ラバトリードアの開け方、鍵の閉め方

飛行機のラバトリー機内は暗いし
ドアも壁と一体型で
開け方もよく分からないひとが
散見されます。

すっごく多いのが
さっき説明したドアについてる
灰皿を引っ張ってもぎ取る人。

引いてもダメなら押してみな
ってことじゃないけど、

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「押す」って大きく書いてるのに
この手の破壊をするタイプの人って
見事に書いてあることを読まない。

わからないことがあるなら
まずは深呼吸してなにかしでかす前に
書いてあることを読んでから
動作をしましょう。

字を読めるならやり方
書いてありますからね。

このドアタイプは内側からだと

「引く」って書いてますので
出るときはドアを引いてください。

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ちなみにエアバスだと
このように取っ手があるので
少しは分かりやすいかな

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ラバトリーの電気のスイッチは
鍵と連動しています。

ラバトリーに入ったら
まず鍵を閉めましょう
電気がついて明るくなります。

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時々鍵が閉まってないので
空いてると思ってドアを開けると
うす暗がりの中で
おちっこしてる人がいたりして
びっくりします。

トイレに入ったら必ずカギ閉めましょう。

番外として機内には
クルーレスト(バンク)への
秘密の扉もあったりしますが

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クルーバンクの入口扉

これは暗証番号を打ち込まないと
ドアが開かないので
一生懸命暗証番号入れようと
しないでください、

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これ一筋縄では開きませんので。

たまに最前列に座ってると
ここで無駄に暗証番号を打とうと
悪戦苦闘してる
酔っ払いが居たりして
びっくりします。

暗証番号を打たないと
はいれないラバとかありません
そこはクルーレストです。


緊急呼び出しボタンを押すとどうなるの?

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オレンジのボタンが呼び出しボタン

位置が悪いのか知らんけど
トイレのフラッシュと間違えて
この緊急ボタンを押す人が多いのよね。
押すとどうなるか?

トイレのドアの外のランプ

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これが光りまして音も鳴りますので
客室乗務員が駆けつけます。

本当にトイレで助けが必要な
緊急事態であれば
遠慮なく乗務員が来てくれるまで
連打しましょう。

なぜ連打かというと長距離フライトの
アイドルタイムの場合
クルーの半分がレストに入っていたり
するとマンパワー不足で
まったく気がつかれない可能性あり。
あとはギャレイでのおしゃべりに夢中で
ガン無視される場合もあります。
リアル緊急の場合鬼押しでお願いします。

これ、ラバ近くの席に座っていたら
この緊急呼び出しボタンが押され
ラバの扉の上のコールサインが
煌煌と光ってるのに
誰も助けに来ないので
全く関係ない客であるわたしは
非常に気を揉んだことがあるのです。

この時は中の人は助けを呼んだ
訳ではなく、フラッシュと間違えて
押してしまったようで
何食わぬ顔で出てきましたから
良かったのですが。

基本座席のコールボタンだって
押しても無視されることが多い昨今
この緊急呼び出しボタンが機能するのか
ちょっと不安ですけど

なのでほんとにラバで具合悪い場合は
何度も押すことが大事です。

 

便器の蓋を閉めて流そう

「必ず便器の蓋を閉める習慣をつけましょう」

理由は
いろんなものが吸い込まれると困る

いえね
座ったまま「ながす」ボタン押して
お尻が吸い込まれてしまい
そのまま便器にハマってしまった
事例があってですね。

悪いこと言わないので蓋を閉めて
トイレのフラッシュボタン押してください。

で先の記述で

「便器の蓋は閉めましょう」

って書きました。

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これにはもう一つ理由があります。
洗面台で歯磨きだけする時
化粧だけ直すとかも
必ず便器の蓋は閉めてください。

なぜなら
便器の中にいろんなものを
落っことす人が後を絶ちません。

スマホとかなら大きいので拾えますが
歯磨きしてて歯磨き粉落とした。
とかだと歯磨き粉小さすぎて
穴に入っちゃうんです。
ラバトリーで化粧しようとして
化粧品の蓋落っことしたとか
口紅の蓋落っことしたとか本当多い。

で、こういう溶けない細かいものを
便器に落とすとどうなるか?

最悪トイレ壊れます。
で、飛行機飛んでますから
すぐに修理できないのです。

トイレが壊れて緊急着陸になった
飛行機も過去にあります。

汚物が溢れて機内は阿鼻叫喚みたいな
ニュースをネットで見たことある人も
いるのでは?

飛行機は飛んでいると逃げ場がないので
ラバ詰まりは大変なことになります。
そういうエラーをしないように
トイレの蓋は常に閉めて作業してください。

詰まるといえば
手洗いシンクの方もすぐ詰まります。

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たまにシンクにゲロ吐いちゃう人がいるんですが
日系はけなげに乗務員が掃除するかもだけど
外資はあっさり
「INOP」にしてほっておくという
荒業に出ます。

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他の客がトイレが
使用できなくなって困ります。
洗面ボウルにはゲロ吐かないでね。

手洗いシンクの詰まりっぷりは
歯磨き粉使って歯を磨いて
うがいしただけで詰まるレベルなので
痰とか吐く場合はかならず
便器で「ぺっ」てしてください。
シンクの方でつばや痰を吐かないこと。

極端な話口から吐くものは全部便器へ
と覚えておいてください。


ラバトリーで「大」をする際に気を付けること

さて最初のシチュエーション学習は
飛行機のラバでの「大」の始末です。

大変です! 
「機内であなたは便意を催しました。」

早速ラバに向かいます。
ここで大事なのは
まず大をする前、そう便器に座る前に
便器の中にトイレットペーパーを
投入すること。

なぜならば、
飛行機のトイレっていうのは
地上のトイレのように大量の水で
ジャーって流すわけでは
ないからです。

何百人もの乗客のトイレの度に
何リットルもの水使って流していたら
キリがありません。

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なのでトイレのフラッシュを押すと、
少し経ってから
「バシュっ」と音がして
排泄物を吸い込むようになってまして
水は最低限というか
ほぼ流れないんですね。

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飛行機に乗ったら
トイレよくみてください。
便器の中に今時の地上のトイレのように
水が溜まってないことを。

普通はこの水たまりみたいなのに
「大」がおちるじゃないですか?
しかし飛行機のラバって便器に水が
溜まってないので、便器の壁に直に
「大」がついちゃうのです。

で、何が起こるか?流れないんですね。
便器の壁に「大」だけ留まってしまうのです。

そうなるともう何回トイレの
「流すボタン」を押そうが流れません。

だって水で流すわけじゃないから。
流れるわけないんですわ。
だって吸い込んでるんだもん。

なので飛行機のラバトリーで
「大」をする場合は
かならず側面などに「大」が
こびりついて流れないのを
防ぐために、まずトイレットペーパーを
便器の中に投入しましょう。

そうじゃなくてもラバ数が少ないのに
そして食事後、着陸前にはトイレ大混雑の
ラッシュ時間まであるのに
散々並んでやっと順番が回ってきたら
この前の人の「大」が
(いやずっと吸い込まれず前の前の人のかも)
便器の壁に張り付いてる場合が
あるのです。

これ笑い事ではないぞ
このまま自分が歯磨きだけで出ようが
次の人は
「この「大」流さなかったのこいつか〜」
って思われてしまうかもしれず

人の「大」なのに、自分のと思われるのも
癪ですよね。

なので便意を催してるなら
必ずトイレットペーパーをまず便器に投入します。
これで「大」が便器にくっついて
離れなくなることもありません。

「シュポッ」という音と共に
「大」は先に敷いたトイレットペーパーに
と共に流れてくれます。

ちなみに、まだ「大」の固形度が高い場合は
飛行機のラバトリーの構造というか
バキューム機能上
吸い込まれる確率が上がるのでいいのですが
粘度が高い、水分が多い(要するに下痢)の
ケースが一番悲惨です。
おなかゆるい状態で飛行機のトイレに行くときは
「必ず、必ず、かならず!」トイレットペーパーを
便器に先に投入することを忘れずに。

便器の横の壁に引っ付いた、
水溶性の形状のものなどは
流すボタン押しても絶対に流れません。
だって側面に水流れてないんですもの

もし自分のがこうなった場合は
お湯を紙コップでながして
掃除してから出ましょう。

けっこうあるんですよ
さあトイレ使おうとラバに入り
ふたを開けるとびっしりと側面にこびりついた
「ゆるい大」の存在を目撃することが

自分の尻拭いは自分でするのが
飛行機ラバを使うときの
旅慣れよい子のお約束です。


紙製便座シートだけ便器の横壁に残ってしまう現象

便座シートを残さない流し方を覚えよう

シチュエーション学習ふたつめ。

「便座シートの紙だけ横壁に残ってしまう現象」

の解決の仕方を教えます。

飛行機のラバトリーには
大体便座シートが設置してあります。
あの便座に敷く紙のカバーね。

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便座カバー(紙製)

これがやっぱり流す水が足りないせいで
横の壁にくっついて剥がれなくなります。

全ては飛行機のラバトリーの構造が
「水を使って流してるわけではない」
という話に行き着くんだけど。
これ、
どうやって流すとちゃんと流れるか
文章で書いても分かりにくいと思うので。
理解しやすいように
解説画像を撮ってきましたので
参考にしてください。

A380のアッパーデッキ先端の
広いトイレで撮影しました。
(ここ以外のラバトリーでの撮影は
狭すぎて引きの図が撮れないので
撮影はA380のアッパーデッキ先端部に
あるラバトリーが撮影に最適なのです。)

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便器にくっついた紙を
再現したもの

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これを…

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まず紙コップを手にとります。
(この紙コップはどのエアラインの
ラバにも必ずセットしてあります)

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紙コップセッティング

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お湯を紙コップに入れます


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これを数回繰り返してください。
一回では足りません
三~四回ぐらいが理想的

トイレの流すボタンを押す。
これでふちに張り付かず
綺麗に流れます。
要は足りない水を補ってやると
お考え下さい。

これをやる効果は
自分の後に並んでる人に
汚い状況を見せることな無くなります。


ラバトリーで顔は洗えるのか?

「不便なことに顔が洗えない洗面台問題」

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飛行機のラバトリーで
いつも不便に思うのは
顔が洗えない仕様であること。

なんか寝て起きてしゃっきりしたい時に
顔洗いたいな〜って思うことあるんだけど

無理です。洗えません(断言)

これはファーストクラスでもそうだし、
最新のA350などのラバトリーでも
同じこと、
いろんな機種で実験しましたが
無理でした。
床までビッチョビチョになります。

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これ何故かを考えたんだけど
物理的に顔を洗う時は
洗面台の奥に頭を突き出さないと
顔洗えないのですが
要は飛行機のラバにはその
充分な幅がないのよね。

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飛行機のラバトリーの洗面台の前は
全て収納スペースだから
頭が前に行かないわけです。

洗面ボウルの手前でしか顔が洗えない
ってことは
何もない場所で洗ってることになるから
びしょびしょになるわけです。

そう考えると
飛行機のラバトリーの洗面台は
洗面台ではなく手洗い場なんですね。

ほら最近トイレの個室に手だけ洗える
ちっこい洗面台みたいな
付いてるけど、あれってことですわ。
あそこで顔洗えないでしょ。

飛行機の洗面台でじゃぶじゃぶ
顔を洗うのはあきらめてください。

どうしても洗いたい人は
エミレーツのA380のファーストクラスに乗れば

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このようなシャワーが付いてるので
顔だけではなく、全身洗えますのでね。



ファーストクラスラバトリーのお手拭きはどこに捨てる?

さて、次。
「ファーストクラスのお手拭きタオルは使い捨て」

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先日ネットを見ていたら
乗り慣れない人が

「ファーストクラスのトイレに置いてあるお手拭きタオル、使用済みを入れる場所がなくて困った」

みたいなこと書いていましたが
ファーストのお手拭きタオルは
ゴミ箱に捨ててください。

あの情けないおしぼりみたいなタオルは
使い捨てです。

どう見ても立派なタオルじゃないんで
惜しげもなく使っては捨てるのですよ。

ファーストクラスにはトイレの手拭きを
いちいち回収して洗ってまた使うとかいう
発想はありません。

これをみて思わず「そこか~」と
正直驚いたのですが
一般の乗客がわからないことって
そういうことなのか〜と
ちょっと衝撃的でした。

ちなみに、お金持ちエアラインで有名なエミレーツ
トイレのお手拭きタオルはなんと
デパートの一階のハンカチ売り場に売ってるような
えらい分厚いリッチなものだったんで、

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確かに「これ捨てていいんかしら?」と
ラバトリーでしばし悩んでしまうレベルだが
オイルマネーでざっくざく金がある大富豪の家では
バスタオルも使い捨てているのであろうから
あれも使い捨てなのだと思うことにしました。

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ちなみにエミレーツ
新しいA380の一部のラバには
タオル用ゴミ箱が設置されていました。

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かといってここで集めたおてふきを
回収してまたあらって使うとは
思えませんので、単に分別回収な
だけでしょうな。


ラバトリーの床が濡れてるのは水ではない

「トイレの床が濡れてるのは水じゃないんだよ」

とい言う友人の言葉を
ここに置いておきたいと思います。

外資系エアラインでよく見かける光景は
靴下のままトイレに行く人たち。

これコンスタントに観測できるので
彼らの衛生観念が非常に受け入れ難く
まさかトイレの床が濡れているのは
おしっこだということが把握できない
人がいるのかな?と不思議なのですが。

日本のエアラインのラバの綺麗さに
慣れていると外資系エアラインの
想像を絶するトイレの汚さに
ドアを開けた途端声を上げそうに…

なので、私の場合は
自分がトイレを使えるレベルに
まず消毒(掃除)してから
つかってます、
だって我慢してそのまま使うとか、
他に行くという選択肢が
機内では取れないので
自分でなんとかするのが
一番はやく確実ですからね

そんなこんなで狭いし使い方よくわからんし
快適度がやたらと低い飛行機のラバトリー
少しの知恵をみんなが使うことで、
ちょっとでも気分良く使えたらと思って
これ書きました。


ラバトリー使用中に乱気流に遭遇したら?

そして最後にSUZUが書くなら
これを外すことは出来ませんね。
そうです航空安全に関すること。

楽しい旅行で怪我なんかしたくありませんからね
っていうか、乱気流はさいあく命を
落とす可能性もある危険な状況です。
なので最低限の知識を身に着けて
飛行機に乗りましょう。

「ラバトリー使用中にタービュランスに遭遇したら?」

運が悪いというか、まさにキュインな
事例ですが乱気流は予測できない場合もあるので
ラバトリー利用中に遭遇しないとはかぎりません。

日系エアライン(JALとANA)を使ってると
正直、乗客は大変甘やかされており
安全に関する主導権はエアライン側が持ち
守ってくれてるものだとおもいがち。

しかし外資系エアラインに乗る場合
シートベルトサイン点灯タイミングが
各社によってバラバラでラバ使用の
タイミングを図りにくいので尚更
気を付けておく必要があります。

実際わたしはラバ使用してる最中に
タービュランスに巻き込まれました。
たまたま歯磨きの最中、厳密にいうと
まだ歯磨きを開始してもいなかった。
というラッキーが重なり無事でした。

ここまで酷い乱気流を経験したのは
これだけ乗ってて二度目と言えるレベルの
ごっついタービュランスで不意に体が浮いて
壁にお尻を打ち付けて打撲するという
軽い怪我をしたくらいだったのです。

この時の乱気流は今まで経験した中で
かなりタフなもの、
A380の先端の部分でこの揺れだから
後ろは相当のゆれだったでしょう。

揺れがひと段落しラバトリーを出て
キャビンに戻ったら、ペットボトルが床に散乱。
ラバに行く前にシートに置いておいた
BOSEのヘッドフォンはコードが付いてるので
かろうじて席とつながってはいたものの
床に落ちており、テーブルの上に置いてあったものは
全てどっかに飛んでってしまっていました。
  

では具体的にラバトリーで
シートベルトが出来ない状態で
タービュランスに巻き込まれたらどうするか?

まずはとにかく何処かにつかまります。

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ラバトリーにはこう言った
バーみたいなのが付いていますので
これにつかまる。
そしてとにかくしゃがむ。

椅子もシートベルトも無いラバですから
蓋を閉めた便器の上に座るのが一番
もし用達してる最中なら諦めて
そのまま座っていましょう。

立ってるのが一番危ないのです。

そして揺れが収まるまでじっと我慢します。
あわててラバを飛び出すのは危険ですから
絶対にやめてください。

便座に座って手すりにつかまって
ただひたすら揺れが過ぎるのを待ちます。

画像35


シートに座れてない状態で突然遭遇した
タービュランスはとにかく何かにつかまって
しゃがむことが大事なのです。

もし歯磨きしてる最中なら
歯ブラシはすぐ口から出して
放棄してください
転んで喉に歯ブラシが刺さったり
したら大変です。
機内では手当てできません。

わたしは歯磨き最中に揺れ始めた段階で
歯ブラシはゴミ箱に投入します。
手に持ってるのも危ないので。

タービュランスって上に持ち上げられて
天井に打ち付けられてて怪我するより
持ち上げられた後の落下時に
下にあるものにぶつかって大怪我します。

乱気流での死亡事故報告を読むと
客室内であれば天井付近まで
浮いたからだが落下し、その際ひじ掛け等で
頭をぶつけたことが死亡原因
だったりしますので、
とにかく体を持ち上げられないことが
重要になります。
なので体が浮かないようにとにかくしゃがんで
何かにつかまる。

画像36



これしか身を守る方法はありません。

こう考えるとさっき書いた
エミレーツのシャワーは怖いな〜って思うので
わたしは地上のファーストクラスラウンジの
シャワーでいいかなーと思います。
やっぱり、飛行機って安全とはいうけど
危険と隣り合わせの一歩間違ったら
死ぬかもって状態のなかで
綱渡りしてるみたいなものなので
全裸でシャワー中にタービュランスに
遭遇したらなかなかのキュインよね?


まとめ

飛行機のラバトリーの正しい使い方

おさらいをします。

:飛行機のトイレはラバトリーと呼ぶ
:ラバトリーに灰皿があるのは苦肉の策
:ドアの開閉の鍵はラバの電気と連動
:呼び出しボタンをフラッシュと間違えないこと
:大をするときはあらかじめ便器の中にトイレットペーパーを敷く。
:紙コップを活用して流れないブツは責任を持って流す。
:ラバで歯磨きやお化粧する際は必ず便器の蓋を閉める。
:ラバの洗面台で顔を洗うのはあきらめる
:ファーストクラスのトイレのお手拭きタオルは使い捨て
:ラバ床が濡れているのは多分おしっこ
:タービュランスに遭ったらとにかくしゃがむ何かにつかまる

これらは超簡単ですので
今日の搭乗から実践できることばかり。

頻繁に飛行機に乗る皆様
今週の搭乗から早速お試しいただき
快適なラバトリー使用にご活用ください。


面白かったらスキ♡押していってね!


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