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(あと1週間)9/25学術バーQのイベント『ふたご研究BAR:双生児をめぐる学術小噺4選』にWriter Rinkaが登壇します
今回は,双子研究やエピジェネティクスについておすすめの本をいくつか紹介する。予習をしたい方はご参考までに。 仲野 徹『エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書)』 レベル感としてはほぼ分子生物学の教科書と同じで,エピジェネティクスという現象の基本(生物学的な見方)を知るだけなら本書で十分理解できる。 ネッサ キャリー『エピジェネティクス革命』 エピジェネティクスの生物学的基礎を物語形式で記述した本,非生物系の人は本書で手掛かりを掴むのも良いと思う。丸善出
書記の読書記録2024.8.24『よくわかる法哲学・法思想[第2版] (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)』『図説人体寄生虫学』
1深田三徳,濱 真一郎(編集)『よくわかる法哲学・法思想[第2版] (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)』のレビュー レビュー法を知る上で基盤となる法哲学・法思想について,歴史を簡単に振り返った後に実際の問題を1つずつ概観する。 もくじはじめに 第1部 法思想・法哲学の歴史 introduction 法思想・法哲学の歴史 Ⅰ 近代以前の法思想・法哲学 1 古代ギリシア・ローマの法思想・法哲学 2 正義論の体系化:アリストテレス Column 「正義」と
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書記の読書記録2024.8.21『テンプレート式 理系の英語論文術 国際ジャーナルに学ぶ 伝わる論文の書き方 (ブルーバックス)』『実験医学増刊 Vol.37 No.20 シングルセルゲノミクス〜組織の機能、病態が1細胞レベルで見えてきた!』『入門オルタナティブデータ---経済の今を読み解く』
1中山 裕木子『テンプレート式 理系の英語論文術 国際ジャーナルに学ぶ 伝わる論文の書き方 (ブルーバックス)』のレビュー レビュー英語論文のうちタイトルとアブストラクトについて,テンプレートを用意しつつ適切な英語表現の例を示す。最後には機械翻訳ツールによる文章の添削も行なっている。 もくじ第1章 論文タイトルとアブストラクトの役割 第2章 陥りやすい難解な文構造 第3章 ありがちな基本の不具合 第4章 気付きにくい不適表現 第5章 最適なキーワードの配置―テンプレート1
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書記の読書記録2024.8.20『美学の練習』『図像の哲学: いかにイメージは意味をつくるか (叢書・ウニベルシタス)』『楢山節考 (新潮文庫)』
1津上 英輔『美学の練習』のレビュー レビュー美学の成り立ちから現代に至るまでの考え方を学べる教科書,題名以上に手軽に読みやすい入門書だと思う。 もくじガイダンス 講義の前に 第1部 美とは何か 第1講 快の一種としての美 第1節 美の定義 第2節 美と快 (1)快とは何か (2)積極的快と消極的快 (3)美と他の快 (4)美の快はどこから来るか 第3節 美的判定の主観性と客観性 (1)美的判定の主観的普遍性 (2)美の客観的説明方式 (3)美の主
書記の読書記録2024.8.19『シングルセル解析でなにがわかるか (DOJIN BIOSCIENCE SERIES 34)』『美学への招待 増補版 (中公新書)』『概説 西洋哲学史』『新しく学ぶ西洋哲学史』
1竹山 春子,細川 正人(編集)『シングルセル解析でなにがわかるか (DOJIN BIOSCIENCE SERIES 34)』のレビュー レビューシングルセル解析の原理と応用,並行するイメージングについていくつか話題を取り上げた本。シングルセル解析そのものよりは周辺領域の解説が多め。 もくじ【Part1 シングルセル解析を支える細胞操作と計測技術】 1章 マイクロ流体を利用した細胞操作・計測技術 2章 希少細胞を標的としたシングルセル解析技術 3章 マイクロドロップレット