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書記が哲学やるだけ#13 カントとその影響

問題


解説

(1)誤りイマヌエル・カント(Immanuel Kant,1724年4月22日 - 1804年2月12日)は,プロイセン王国の哲学者であり,『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書を通して批判哲学を提唱した。

『純粋理性批判』では,アポステリオリ(a posteriori)に基づく経験主義を批判し,人間のあらゆる経験から独立して理性自身が認識の枠組みを決めることができなければならない(アプリオリ,a priori)とした。

(2)正しい『実践理性批判』では,条件つきで提示される命令の形式である仮言命法(Hypothetischer Imperativ)に対置して,無条件に「~せよ」と命じる絶対的命法である定言命法(Kategorischer Imperativ)に従うことを求めた。

(3)正しい『判断力批判』では,主観との関係において欲求に合目的な快の感情を生じさせる美的判断力と,客観的目的性を悟性と理性により概念に従って判定する能力である目的論的判断力について批判的に分析した。

(4)誤りヨハン・ゲオルク・ハーマン(Johann Georg Hamann, 1730年8月27日 - 1788年6月21日)は,ドイツの哲学者・文学者であり,『美学提要』などで人間の根元能力である感性・信仰の哲学を主張した。

ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー(Johann Gottfried von Herder, 1744年8月25日 - 1803年12月18日)は,ドイツの哲学者・文学者・詩人・神学者であり,『言語起源論』で言語を人間によってのみ作り出されたものであることを主張した。


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