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【お悩み相談】がっかりするのが嫌で、期待することができない。

こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。

オンラインカウンセリング・ココロノマルシェに寄せられたご相談へお答えさせて頂きました。


期待だろうと、最悪の状況だろうと、

未来を予測することを手放して

「今」を大切にしてください。


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【落胆するのが怖くて期待できない】

ゆりさん

私は何事も最悪な状況を想定して覚悟をして結果を待つという癖があります。
期待してそれが裏切られた時の落胆が恐いからです。
おそらく子供の頃、両親に期待して「◯◯していい?」と聞いたことがことごとく否定され「期待するのはやめよう」と思ったことから続いています。
たしかに大きく落胆することはない一方、
最悪なことを想定している=心のどこかでそうなることを願っているからなのか、
すごくいい結果を招いたこともないし、大抵悪い予想通りになります。できれば明るい考えで生きていきたいと思います。
どうしたらこの癖を改善できるのでしょうか。
アドバイスをお願いします。

ゆりさん、はじめまして。スズキチサと申します。

最高の結果を期待することも、
最悪の結果を想定することも、
その内容って、自由自在で無限大だと私は思うんですね。

例えば宝くじを一枚買って、

これで一等が出て、3億円貰えたら嬉しい!

というところまでで期待は止めることもできるし、

これで一等が出て、3億円が貰えると思ってたら、実は一等の当選金額が100億で、もう海外移住して世界旅行も10週くらいして、地球に飽きたら宇宙旅行とかもして、一生働かないで遊んで暮らす!

みたいなところまでも、それ以上のことも、いくらでも期待を膨らませることは自由なんですよね。

逆に最悪の結果の想定も自由で、

一等が当たったと思って交換所に行ったら、組番号が違っていて、1円も貰えなかったあげく、その帰り道にお財布を落として、本来持ってたお金も無くなって、いい事ないなあ、最悪だよって落胆してたら、転んで骨折って、入院してさらにお金がかかって、、、。

みたいな感じで、最悪なことだって無限に自由に想定できるわけです。

結局、何が言いたいかというと、良いことも、悪いことも、想定することは自由自在で、100%の確率でそれが現実として起こることはあり得ないので、

期待も最悪も予測するのはやめたらいいと思うってことです。

想像することが楽しすぎて、何時間でも妄想することに費やせる!これが私のライフワークだ!と、いう人なら別ですが。

期待通りにいかないと、がっかりする。

それは至極、当然なことだと思います。

でも、最悪の状況を想定して、それに近い結果になっても、「やっぱりそうか」と、がっかりしませんか?

ゆりさんが最悪の状況を想定するのは、
「それよりは少しマシだった」という結果で、
自分を喜ばせたり安心させたりしたい気持ちからなのではないかな、と、私は思ったのですが、いかがでしょうか。

そうだとしたら、最悪な状況を想定することで「少しはマシな結果」を、
結局は「期待」していることになるんじゃないかなあ、と思うのです。

期待にせよ最悪な状況にせよ、未来を勝手に想定して、不安になったり、ソワソワしたりすることは、
どちらにせよ「今」を生きることができていない状態ですよね。

この世に生きている、どんな人にとっても未来は未定で、
私たちは「今」しか生きられないのに、
心を未来に飛ばしてしまって(「今」に心が不在で)、
せっかく確実に目の前にある「今」を蔑ろにしてしまうことって、
とっても勿体ないこと
だと、私は思うんです。

「今」の自分が、正直に生きられていたり、楽しめていたり、自分を大切にして幸せであることを最優先にしていれば、
「幸せな今」が繋がって1秒後、3分後、1時間後、1ヶ月後、10年後も「幸せな今」を生きられると私は思っているんです。

心の視点を常に「今の自分が幸せ」であることに向けていれば、自然と未来も幸せなんです。

私は20代の頃、自分では防ぐことができない、私史上「最悪で苦しい」ことばかりがたくさん重なった時期がありました。

その経験から、「いつ何時予想もできないタイミングで大変なことが起きるか分からない」という思いと、
だからこそ「今幸せである」ことの尊さと有難さを感じられるようになったんですね。

今、健康で、今、自由に動けて、今、安心して眠れる家があって、仕事もあって、家族もいる。

「今、目の前にある幸せ」を大切にしよう、と思ったんです。

そんな風に生きてきたら、
その当時から15年後の「今」、
私はありがたいことに、毎日幸せです。


ゆりさんが未来の最悪な状況や、期待の想定に心を奪われてしまっていることは、

「最悪な状況になったら、どうしよう」や

「期待通りにならなかったら、がっかりだ」と、

不安や怖れの気持ちを生み出し、
「今」がその感情に埋め尽くされてしまいます。

結果、「今」が幸せではない状況を作ってしまうことになるのだと、私は思います。

しかも、それは、本当にそうなっているわけではない「妄想」から作り出された不安や怖れです。

そんな実態の無い不安や怖れに、大切な「今」を支配させないためにも、

良かろうが悪かろうが、未来を想定することをストップして、

本当に尊くて大切な「今」を、生きてください。

生きていれば、良いことも悪いことも、自分の想定外なことも起きます。

でも「今」の自分を私はずっと幸せにしてきた、という自信があれば、

最悪なことが突如起こっても、その時に自分を信頼して、迷わずに「自分を幸せにする選択」をしていけると、私は思うんです。


ゆりさん、ぜひ、幸せな「今」を積み重ねていってくださいね^ - ^


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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。

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よし、自由に生きるぞ!と、決心したら、3年ぶりくらいに風邪を引きました。自由に動く前に、とりあえず休めってことなのかな。

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