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「どく友会」(読書会)レポート 2020.12.12

1.読書会(通称:どく友会)とは何か?

僕は数年前から隔月で読書会(通称:どく友会)を主宰しています。

仕事だけの人付き合いや情報では思考に偏りが出てしまう。もっと幅広く自分の好きなことで刺激を受けることはできないかな?と考えていたのですが、世間で開催されている読書会は意識高い系で少し敷居が高いし、好きでもない課題図書を指定されて事前に予習して読み込むのも気が進まないし。

そう考え自分で主催して始めたのが数年前。いつの日かとっても喜んでくれる参加者が増え、とても濃厚で濃密な少人数コミュニティになっていました。

2.どく友会の3つの特徴

主な運営上の特徴は3つです。

①課題図書なし(好きな本を持ち込み)

②少人数制(集客せずにクチコミのみの10名前後・会員は30名ほど)

③SNSへの顔出し写真はアップしない(写真アップは書籍写真のみ)

「自由さと気軽さ」をコンセプトに始めました。自分のビジネスにつなげようとか、流行りのオンラインサロンのように発展させようとか、下心ゼロです。これにより、講師と受講生という主従関係のようなものは払しょくできます。単純に好きな本を片手に好きなことを好きな人たちとで語り合いたい。僕の気持ちはそれだけです。

ここまで思い入れがある読書会ですが、一つだけ弊害が生じました。盛り上がりすぎて毎回時間が足りずに、今では5時間が標準時間。それでも、まだ足りないくらい・・・という感じで、休日に酒も飲まずに喫茶店で熱弁するコミュニティの摩訶不思議さと面白さは日常にはないことです。

世の中はシェアサービスで熱くなっていますが、”頭の中のシェア”も面白いものです。本を読みたいけど、読むのが面倒な人は、人の推薦図書のプレゼンを聴いて読んだつもりになるのも一瞬で見識が広がる面白い試み、これが自由に本を持ち込む読書会のだいご味なのです。普段、自分なら選ばないであろう本をガチで熱弁されますからね。(^^)

3.当日はこうやって進めます

1人10分、推し本をプレゼンし、10~15分質疑応答と感想レビューとなります。

一番のポイントは、なぜその本を選んだのか?自分の心境や状況と結びついたときに、本だけではなく、参加者の人間性への理解が深まりますので、絆も強くなるという副次効果付きです。

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4.五感で”感じる”読書会

今回は、Zoom開催ではなく久しぶりにリアル開催しました。不要不急の外出は控えよ!という話は出ていますが、不要不急の定義は難しいもの。

各自コロナ感染予防はしながらも、リアル開催に踏み切りました。

Zoomは、本の紹介だけだと便利です。ただ、リアル開催で痛感したことは、やはり五感で感じられるということです。本の紹介を超越した衝動、感激、感情の揺れ、息づかい、空気感が皮膚に浸みこみ、学びや思考が半端なく深くなります。

実際に、リモートとリアルではこのような差があるようです。

※以下抜粋
東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太氏の研究によると、「対人コミュニケーション場面での脳活動計測を行ったところ、実際に誰かの顔をみて話をすると前頭前野は大いに働く。(中略)テレビ会議システムを使って話をさせても、前頭前野は働いてくれません」ということがわかっている。前頭前野とは、「人間らしさ」を持つために必要な脳の領域で、相手の立場に立って考えたり、思考、記憶、やる気、感情のコントロール、創造性、計画性などの働きを持っている。前頭前野が衰えると、感情的になったり、計画性を無くしたり、考えることができなくなるなどの影響が発生する。
(抜粋終わり)

世の多くの読書会では会員数の多さを競っていますが、我が会はメンバー30名、毎回、10名前後が出席する少数に限定しています。

だからこそ、各自がその熱量を思う存分発揮するので濃厚そのもの・・・

※顔と名前は非公開

※運営も非公開でメンバーの一般募集もしておりません。参加者を増やすことより少数で質を追求したいためです。不定期ですが、主宰者のメルマガでのみ年に2回ほど募集。

<実施概要>
・参加者:7名
・会場:銀座 貸し会議室より
・時間:13時~18時(5時間!)

懇親会も数か月ぶりに。以下のお店はコスパ最強でした。

5.今回持ち込まれた推し本を公開!

というわけで、どんな本が持ち込まれたのか、以下一覧をつけておきますね。特徴的なのは、皆がベストセラーばかりを持ってくるわけではないことです。

だからといって、教養を広げよう!みたいな意識高い系のスタンスは誰もありません。単純に面白いから読む、話す、聴く、「気づき」を得る。それだけです。自然体が一番というのをいつも痛感しますよ。

では、一覧をどうぞ!(順不同)

<1>

紀伊国屋書店 紹介文より】
メタボ健診を受けていれば長生きできる、テレビを見せる子どもの学力が下がる、偏差値の高い大学へ行けば収入が上がる。そう言われて、否定する人はほとんどいないだろう。しかし、経済学の有力な研究はこれらをすべて否定している。本書で紹介する「因果関係を証明する方法」がわかれば、「根拠のない通説」にだまされなくなる。

<2>

【Amazon紹介文より】
徳島県南部のある小さな田舎町は、全国でも極めて自殺率の低い「自殺“最”希少地域」だった。町民たちのユニークな人生観と処世術。その極意が、四年にわたる現地調査によって解き明かされていく。

<3>

ダイヤモンド社紹介文より】
本書は正体不明、博覧強記の読書家であり、独学の達人である読書猿が書いた「勉強法の百科事典」です。ギリシア哲学から最新の論文まで、あらゆる「知の先人」から学んだ内容を、著者独自の視点で55の技法にまとめました。本の読み方、挫折の乗り越え方、時間の作り方…勉強はこの1冊でOK!独学者のバイブル誕生。

<4>

青春出版社 紹介文より】
自分がやりたいと思ったこと、伝えたいと思ったことを上手く説明したい、でも、口ベタで苦手…、そんな悩みをもつビジネスパーソンに送る、「説明力」の決定版! コミュニケーションの中でも非常に大きなウェートを占める「説明力」のノウハウをすべて平易にかみ砕き、図解した一冊です。今すぐに実践を始められるよう、徹底的に配慮した構成をしてあります。まずは自分の頭で考え、自分の手で書き、自分の言葉でしゃべること。その積み重ねこそがあなたの真の「実力」を形作るのです。

<5>

【Amazon紹介文より】
最初から、新しい診断法であるPCR検査を信頼しきっては、取り返しのつかない過ちを犯してしまう可能性がある。このため、本書では、PCR検査の抱えている問題点について、カテゴリーに分けて、いくつかの観点から詳細に考えていく。

<6>

【Amazon紹介文より】
現在、世界にある君主国は二十八。その中で最古の歴史を誇る皇室は、他の王室、そしてすでに王室を失ってしまった国々からも、深い敬意を向けられている。それは長い歴史に加え、先の天皇をはじめとする皇族の人間力によるものであり、日本外交にも大きく寄与してきた。皇室という外交資産は、新たな令和の時代にどう生かされるのか。これまでの歩みはどう受け継がれていくのか。歴史的エピソードに照らして考える。

<7>

【Amazon紹介文より】
赤ちゃんの健全な臓器をつくる原料はお母さんの血液。母体の血液浄化には受精前1年、妊娠中1年の計2年が必要です。

6.どく友会のサマリー

<主旨>

新たな本に出会い、新たな知恵を日常生活で実践するキッカケとする。

<進め方>

開催は、隔月の第3か第4土曜日が基本。(1・3・5・7・9・11月)

参加者が持参したお勧めの書籍の内容レビュー、感想を”ゆるく”、時には熱く、情報交換することが基本の流れです。

(レビュー頂く内容)

①著者の紹介
②ザックリと書籍の内容をレビュー
③印象深い点、気づき、学びを3つほど発表
④質疑応答

<ルール>

(1)一人一冊、必ずお勧めの書籍を持参。
(2)人生や仕事に役立つ本を持参のこと。

※著者・出版社の方は自分(自社)の書籍のPR持参もOK!

●年齢は30代、40代が多いですが、職業もバラバラなので個性的です。
●3分の1は初参加の方です。
●男性6:女性4の構成
●普通にお友達をお連れ頂くのもOK。

<経緯>

毎月平均8冊程度本を読んでいますが、ただ学んでいるだけでは面白くなく、他人がどういう視点で解釈しているのか。また、学びをどう実践するのか。そこに関心がありました。でも、なんだか世間の読書会でぴったりくるのがなかったので、自分でやってみようと思いました。

「新たな書籍との出会い×他人の価値観の学び×日常への実践活用」

この掛け算が僕のコンセプトです。

本好き集まれ!!!!!

著者・思考の整理家 鈴木 進介






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