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ニュートンに学ぶ自粛生活

この投稿をしている時点では、緊急事態宣言が出て先行きが不透明になってきました。私が住む首都圏も、強力な自粛要請が叫ばれ、在宅ワークをする機会が激増しています。また、延期や中止になった仕事も数多くあります。

すると、一つ気づくことがあります。

あれ?

意外に時間のゆとりができたなぁ。

そうです、時間にゆとりができたことです。目先の生活や事業継続のためのお金に困りパニック状態なのに、そんな悠長なことを言っていられない!とお叱りをいただくかもしれません。

しかし、今のところ日常生活は継続できているよ!という方は、せめて気持ちだけでもゆとりを持てるようにしたいものですね。

そこで、今日のお題です。

「ニュートンに学ぶ自粛生活」って、はぁ?という感じでしょうか。

今回のような新型コロナウイルスや自粛生活について調べていくと、スペイン風邪やペストのことなど、どうしても歴史に学ぶ機会が増えてきます。

そんな折、実はペストが流行した時代にニュートンは偉業を生み出したという話を知ったのです。あなたはご存知でしたか?

まずニュートンとは、リンゴが木から落ちることから見い出したと言われる万有引力の法則を唱えたアイザック・ニュートンのことです。

実は、ニュートンは時代的にもペストが流行した時期の研究者でした。

調べてみると、ペストの際も、今と同じく人同士の接触を抑えるために、あらゆる活動を自粛する策がとられたようで、ニュートンもご多分に漏れずに自粛生活に入るのですが・・・

ここからは少しだけwikiより、自粛時におけるニュートンのお話を引用したいと思います。

ニュートンがこうした成果を得るのに有利に働くことになる出来事があった。一人でじっくりと思索をめぐらす時間を得たのである。学位を取得したころ、ロンドンではペストが大流行しており(ペストは以前14世紀にヨーロッパの人口の3分の1以上を死亡させたほどの恐ろしい病気だった。ニュートンが学生のときのそれは数度目の襲来であった)、この影響でケンブリッジ大学も閉鎖されることになり、1665年から1666年にかけて2度、ニュートンはカレッジで彼がしなければならなかった雑事から解放され、故郷のウールスソープへと戻り、カレッジですでに得ていた着想について自由に思考する時間を得た。

端的に要約すると、ニュートンは1600年代にペスト流行時に自粛休暇があったからこそ、微分積分・光学・万有引力の法則が発見できたということです。

つまり、今のコロナ自粛のような時間がとれたため、思索の時間になったとか。後にニュートンは、この自粛期間を創造的休暇と呼んだそうです。

僕たちも、自粛生活に入るとつい暗い気持ちになったり、孤独感を感じることがあります。これらは、もちろん負の感情でネガティブな要因です。

でもね、見方を変えると、普段「やろうと思っていたけど先延ばしになっていたこと(緊急ではないが重要なこと)」をできるチャンスです。

また、他人向けに仕事が多い多忙な日常が強制的に一時停止になったことで、「じっくりと自分と向き合い思考する時間が創出された」という事実もあるわけです。

知人の音楽家いわく、自粛によって”時間ボーナス”が突如としてできたため、普段とは異なる発想が沸いて、曲作りにもいい影響を与えただとか。。

視点を切り替えることで、「自粛」というものをポジティブに変えられるのではないだろかと痛感したことが僕自身は大きいです。

逆に言えば、それだけこれまでは他人向けの時間に追われ、本来やろうと思っていたことをいかに先延ばしにしてきたか、そして現在の環境をなかなか変えることができなかったかということに気づきます。

時間のゆとりは、思考のゆとりにつながり、自分自身の可能性を最大限引き出す原動力にもなる。

だからこそ、自粛というネガティブなものをポジティブに再定義することで、コロナ収束後に別のステージに行ける扉となるのかもしれません。言い換えれば、自粛の時こそ、どこかで天才がひそかに誕生しているのかもしれないですねという希望のお話でした。

絶望の中でも着々と希望は生まれているはず。そんな前向きな未来を信じ、今できることに集中していきたいと思います。という思考の整理でした。

著者・思考の整理家 鈴木 進介

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