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全国的に”行動不足症候群”が発生中!?

先日は、久しぶりにステージがあるガチな講演仕事をしてきました。

先方指定の講演タイトルは強い意志を感じますね。「思考の整理で行動をはやくしよう!」とは事務局の強い願いや想いでしょうか。

いずれにしても、参加される受講者の方もどうすれば爆発的な行動力をつけられるのか?という点に関心があるので、このお題はきっと需要があるのでしょう。全都道府県での講演活動を制覇した僕ですが、結局、求められるのは本質的にいつも同じ内容です。

いかに行動するか?

みな、お金や戦略、モチベーションだけが成果を決めるわけではなく、最後は行動力が大事とは分かっていても、なかなか動き出せない点に課題があるんだな~ってつくづく思いましたよ。

さて、今回講演でお話したポイントとは?

行動力は意志や感情でやると失敗する。
大切なことは思考を整理して、
シンプルにかつ軽やかに動くこと。

これがキーメッセージでした。

あれこれ考えて頭がゴチャゴチャしてしまうと、それが足カセになってしまいますからね。だからこそ、思考をシンプルに整理することは、実は行動力を飛躍的に上げるコツなんです。そんなことを熱弁していました。

そのロジックは以前の投稿に譲るとしまして・・・

この投稿では講演では話していないもう一つの内容を付け加えておきたいと思います。それは、行動に踏み出そうというスイッチが自分に入った後、行動の第一歩目を具体的な表現に置き換えることが大切ということです。

どういうことかと言いますとね、たとえば以下の言葉を会話で使ったことがありますか?

・強化する
・推進する
・徹底する
・共有する
・向上させる

これらの言葉は意志は感じるけど、具体的な言葉にならない「ワースト5」として扱っています。

「強化」するといっても、何をどのようにどれくらいやるのかを明文化しないと実際の行動にはならないですよね。

たとえば、「強化する」という言葉であれば、「コスト削減の強化は、コピー機や備品に価格シールを貼り見える状態にして毎日コストを計測する」とした方が動作レベルで行動につながります。

つまり、動作レベルまで表現をしなければ実際の行動にはならないということです。

もしも、会議における結論でこんな言葉が出てきたら要注意!というわけです。

他にも、急ぎを示す言葉として・・・

・大至急
・至急
・緊急
・早急に
・迅速で
・なるはやで

これらの言葉も”急ぎ”ということは伝わりますけど、具体的な日時期限を表現しないと、解釈の食い違いでトラブルにもなるリスクがあると思うんですよね。

よく質問するのですが、「至急」と「緊急」では、時間の差はどれくらいあると思いますか?と解釈を聞きます。すると、明確な定義を誰も持っていないものなんですね。

ということは、気持ちや熱量は伝わりますが、どれくらいの期限内にどれくらいのスピードで行動すればよいのかは見えてこないものなんです。

行動力をつけるためには、シンプルに物事を捉えて頭のゴチャゴチャという足かせを外すこと。

それに加えて、行動の第一歩目を具体的に動作レベルの表現に変換して設定すること。

この2つがセットになってはじめて、真の行動力になるのではないでしょうか?少なくとも僕はそう考えています。

あなたが、もし、行動不足症候群にかかっているとしたら、この2つを意識してみてはいかがと思う今日この頃です。

著者・思考の整理家 鈴木 進介

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