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情報の8割は捨てていい! ~『ノイズに振り回されない情報活用力』より②~

ご機嫌いかがですか?思考の整理家®の鈴木と申します。

普段、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしています。

今日は、今月17日に発売予定の拙著より一部の原稿を公開したいと思います。今回は「第一章-5」より。

「80対20の法則」(2:8の法則・パレートの法則とも呼ばれる)を知っていますか?

イタリアの経済学者であるビルフレッド・パレート氏(1848〜1923)が 世紀末 に発見した法則です。

1880年代の欧州の経済統計から、社会全体の8割の富が2割の富裕層・高額所得者に集中していることを見いだしました。

その由来については、園芸家でもあったパレートが、エンドウ豆の80%が20%のサヤから収穫されたことに着想を得たとも言われています(『野村総研HP・用語一覧』参照)。

この法則の発見以来、仕事においても様々な人の手でこの法則が応用され、重要な情報を 見極めようとする動きが増えました。

● 「売上の80%を占めているのは、20%の商品である」
● 「利益の80%は、優秀な上位20%の社員が稼いでいる」
● 「成果の80%は、20%の時間で得られる」

つまり、「成果を出す上で本当に大切なことは20%しかない」ということです。

もちろん、 これは傾向を表す値のため、 80%と20%という数値には絶対的な意味はありません。 70%対30%の場合もあるでしょう。

いずれにしろ「ほとんど影響力がない多数」と「圧倒的な影響力を持つ少数」があった場合、どちらに力を注ぐべきか?

この思考パターンこそが、効率化を進め成果を最大にするコツです。

これは「情報」においても同じです。

私自身の経験則でも、成果につながる"使える情報"は全体の2割程度で、8割は不要という感覚です。

たとえば、私は読書が好きで、自身で読書会を主宰しています。

読書会は、自分のおすすめの本(ビジネス書やノンフィクション、歴史書など)を他のメンバーにプレゼンし、その後、質疑応答を繰り返しながら学びを深める形式です。

その際に、1つだけルールを設けています。それは、本の内容をプレゼンするのではなく、自分にとって印象的だった箇所(もしくは学びになった箇所)の「ベスト3」をプレゼンするというものです。

ところが、プレゼンの準備段階で、あることに気づきます。

「あれ、ほとんどの内容をちゃんと覚えていない。印象に残っているところは、200ページ以上ある本の中でわずかしかない」と。

考えてみると、人にプレゼンしたくなるほど印象的で、学びが深かった箇所は毎回、全体の2割ほどだったのです。

先ほどの80対20の法則に当てはめてみると、「本から得る学びの80%は、20%の印象的な箇所からである」となります。

結果として使える情報が少数しかないのであれば、はじめから多数の情報に期待しないことです。

読書においても「2割も学びが得られれば充分」「2割の大切な箇所を見い出せたら後は 全部読まなくてもいい」と割り切ることで、時間の効率化にもつながりました。

ここでお話ししたかったことは、80%対20%という比率の話ではありません。

 本当に価値がある必要な情報は少なく、大多数の情報はノイズでしかないということです。

そのため、情報と向き合う際は、「優先すべき20%の情報は何か?」「捨ててもよい80%の 情報は何か?」という意識を持つことが大切なのです。

~~~「第一章-5」より~~~

(引用元)

関連動画も投稿していますので、こちらもあわせてご覧くださいませ。

今回も、僕の新刊より一部内容を公開しました。

いかがだったでしょうか?

前編として以下より他の原稿の公開も見れます!

↓↓↓

それでは、また会いましょう!

関連セミナーも1月16日に開催です!

↓↓↓

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

P.S.

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