賭け麻雀について【雑感】

こんばんは!

久しぶりに都内では天気が良い一日でしたが、緊急事態宣言解除も見えてきて、人の数も増えてきましたね。個人的にはそろそろ焼き鳥でキンキンのビールをやりたいとことです。

本日のnoteですが、話題になっている賭博麻雀の件で思っていること。

犯罪を起訴する立場にある検察のトップが、少額とはいえ犯罪を行っていたことで辞任に追い込まれた(それだけではないと思いますが)わけですが、それに対するネットの声としては、「訓告処分は処分が甘すぎる」「検察の長たる立場の人間である以上、起訴に向けて徹底的に追求すべき」「賭け麻雀ぐらい実際そこら中でやってるでしょ。」など反応は様々です。

これ非常に悩ましいというか微妙な問題だなと個人的には思っています。そもそも何でパチンコはOKで賭け麻雀は駄目なのかという問題もありますが、そこら中で雀荘があったり、またそこら中の大学生が夜通し麻雀やっている現状で、それら全てにおいて一切賭け無しのクリーンな麻雀が行われているというのはあり得ないと言ってもいいかと思います。

これを踏まえると、問題の所在は現行の法律の内容が実態と乖離していることに尽きるのかなと。黒川氏の問題は、ただ世間の注目が集まったタイミングで賭博の件が明らかになり、大問題化してしまったわけですが、では他の賭け麻雀をしている人たちは全てバレていないのかというと、そういうわけでもないはず。ほとんど捜査の対象になっていないという意味では、これまで一切バレていなかったという考え方も出来なくはないですが。

で、別の考え方として、犯罪を追求し起訴する立場にある人間なのだから、賭博がれっきとした犯罪である以上、起訴の対象となるべき、という意見もあります。これに対しても、個人的には、法律によらず身分によって罪責が変わり得るというのはあってはならないのではないかと思います。刑罰の行使に対する謙抑性を確保するためにも、そのようなことが許容されるためには、まず斯様な法律の整備は必須かと思います。

そして、そもそもの話に戻りますが、賭博に関しては法律と現実社会の実態があまりにも乖離していることがそもそもの根源であるかと思います。例えば、パチンコや競馬などが一般層に顕著に浸透しており、その賭博性・賭博に対する罪に意識を持っている人はほぼいないのではないかと思います(カジノの件などはたまに騒がれますが)。にも関わらず、刑法上はあくまで刑罰の対象となっている。と、思いきや、パチンコ含め実際に処罰がされることはない。こう整理してみるとますます意味がわからなくなってきますね?笑

世論や国会議員が今回の件で政権を追求するのであれば、個人的にまず正すべきはこの法律と実態の乖離だと思います。これまでなあなあでやってきた運用を継続することが悪だとは思いませんが、今回の一件は、まず刑法典という文脈で、一連の政権への不信や検察庁法の件、更には検察庁の人間であることも切り離した上で考えるべき話なのかなと思います。

特に結論があるわけではないのですが、最近のニュースを受けて思ったことでした。


それでは!

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