初任教師、満足のいく人生にしたいから退職すると決めた
ここには私の決意というか、抱負というか、自分の思いを表現できたらと思って、いろいろと書いてみますね。
私は小学校の教員を辞めることにしました。
まだ社会人1年目だけど、辞めると決めました。
その理由を一言でいえば、タイトル通り「より良い人生にしたいから」
と感じている方にきっと役に立つお話ができると思います。
ぜひ気軽に読んでみてくださいね。
なぜ小学校の先生になったの?
教員採用試験でも書いた志望動機を簡単にまとめてみますね。
・人が好きで、誰かの役に立ちたいから。
・昔からずっと先生のことが大好きだったから。
・未来を担う子どもの成長に貢献でき、やりがいが大きいから。
・自分なりの創意工夫を活かしながら世の中に貢献できるから。
あともうひとつ、自分の信条にもなった大切な言葉をもらうことができたのも大きな理由です。
「自分のことが好きですか?好きって堂々と言える人生を歩んでください」
この言葉は小学校の卒業アルバムに書かれていたお世話になった先生からのメッセージです。
私が高校生のとき、たまたま部屋の掃除中に卒アルを見つけて、たまたまこの言葉を見つけて、衝撃が走りました。
当時は自己肯定感がボロボロな私だったので、心の奥底に染みわたるようでした。
今でも忘れられない、私にとって大切な言葉になりました。
この言葉が最後の一押しになって、「小学校の先生」を目指すことを決めました。
大学生だった当時の葛藤
そして大学受験をがむしゃらに駆け抜け、教育学部に入学することができました。
4年間、教師としても大切な人間性を磨くために、ありとあらゆる経験をしようと何事にもチャレンジしてきました。
そして無事教員採用試験に合格し、先生になることが決まりました。
合格をもらい、大学を卒業するまで半年間の期間で、改めて自分の教職への思いを再確認し、内省する日々を送りました。
そこで私は教職への期待と同時に不安や疑問を持つようになりました。
「やっぱりブラックだよな…プライベートを大切にしたいから辛くなるんじゃないかな」
「たくさんの人と関わり続ける仕事だから1人の時間が仕事中に持てなさそうだな」
「時間や場所にとらわれない仕事がとても魅力的に感じる」
こう感じたのも、小学校の教育実習を終えて、実際に現場で働く先生方の様子を見たり、自分自身がこの仕事をこなせる自信がまったく湧かなかったりしたからです。
私は大学を卒業するまでの間、自分が教壇に立っているイメージがまったく持てなかったのです。
でも、この仕事に魅力を感じているのも確かだし、やってみたいと思った仕事だから一度やってみようよ、と自分を鼓舞して4月を迎えることになりました。
私はどんな風に生きたいのだろうか?
案の定、大学生の時に抱いていた不安や疑問を答え合わせするように、4月からの生活はとてつもなく大変なものになりました。
やっぱり仕事量が多すぎるし、仕事中に1人の時間を持てないし、人と絶えず関わり続ける環境がかなりのストレスになっていました。
確かに魅力を感じる部分はありましたが、それ以上にストレスが多くて、私は精神科で適応障害と診断されてしまいました。
やっぱり私はこんなストレスだらけの日々を送りたくない。
もっと自分に合った環境で働きたい。
プライベートの時間をもっと確保した生活がしたい。
「やりたいことを自由にやれる人生がいい」という思いがどんどん強くなっていきました。
☆詳しくはこの記事でも話しています☆
自分が満足のいく人生を送るために
結局はこの考えに戻ってくるんですよね…。
私は大学生の頃からもう教員を辞めたかったのかもしれません。
それでも実際に教員になってみて、1年で退職すると決めてみて、より自分の価値観や自分にとっての幸せを追求することができました。
その苦しみや喜び、葛藤を感じた時間は、自分にとって大切な時間となりました。
私は就職に伴って実家から遠い北海道の田舎町に引っ越し、小規模校での初めての勤務をし、自分の中の「当たり前」がたくさん覆された経験もしました。
あまりにも勤務先の学校が田舎すぎて、国内なのに「言葉が通じるだけの外国に来たみたい」とさえ嘆いたほどです。
☆普通って環境が変われば普通でなくなる、普通にあるってすごいことなんだと感じたので、この記事で詳しく書いてみました☆
さあ、来年からどんな生活をしようかな。
今度こそ、自分が自分らしくいられる環境で過ごせたらいいな。
この1年間ずっと考えてた新たな仕事の方向性は、在宅ワークができる仕事であったり、平日に休みが取れる仕事だったり、1人または限られた人間関係の中で働きたかったり…。
もっと条件を明確にして、どんどん絞って、そこから具体的な職業を決めていこう。
「こういう環境が心地よくて大好き」という感覚から、新たな仕事を見つけていきたいです。
20代も始まったばかり。
まだまだチャレンジできる。失敗もたくさんできる。
というか、何歳になったってできるはず。
何でもない今の私は、これからどんな私にだってなれると信じて、前に進もう。
きっと20代っていろんな壁にぶつかって、乗り越えて、ひと周り成長して、の繰り返しなんだろうな。
究極的な目標は、私がおばあちゃんになってこれまでの人生を振り返ったときに「やりたいことをやりきれたな、自分の心の本音を大切にして生きられたな」と思えることかな。
教師としても、北海道での1人暮らしも、自分なりにやりきれた。
教師になると決めたのも、
教育学部を目指して受験勉強を猛烈に頑張ったのも、
大学で過ごした日々も、
この1年教師としてがむしゃらに駆け抜けたのも、
私なりにやりきれた。
辛いことも悲しいことも楽しいこともたくさん経験できて私は大満足です。
ありがとう北海道。
ありがとう子どもたち、そしてお世話になった先生方。
みんなみんな大好きです。
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