見出し画像

学校に行けない初任教師。人生において大切にしたいことを考えた~精神科を受診して~

こんにちは。この記事は

・教員をしていて心身ともに疲れてしまっている方
・教員のメンタルヘルスについて知りたい方
・教員の長時間労働について考えている方

に向けて私自身の体験談をもとに書いていきます。

新卒採用から3か月、欠勤を繰り返す日々

採用前に考えていたこと

私は今年の春に小学校の教員になりました。ずっと憧れていた職業で、教職のやりがいや魅力を感じていました。しかし、教員の長時間労働について大学生の頃から不安と疑問を持ち続けていました

「やっぱりこの仕事ではない方がいいかも」と思ったときには教育実習と教員採用試験が目前に迫り、後戻りはできない状況でした。

しかし教師という職業が魅力あふれるものだとも心から感じていたのも事実でした。その気持ちを頼りに、無事試験を乗り越え、合格することができました。

☆教師の魅力や働き方についてまとめた記事もあわせてご覧ください☆


不安と迷いの4月

不安を抱きながらも、新社会人として、教師として頑張っていこうと決意していました。
新学期が始まる前の職員室は大忙し。学級の名簿作りにネームプレート作り、教室整備や掲示物の準備、全くついていけない長時間にわたる職員会議…。何をするべきかわからず、周りをおどおど見渡しながら何とか業務をこなす日々でした。

そして着任式と担任発表、学級の子どもたちと初めて顔合わせをし、授業が始まっていきました。

授業を作るにあたって何をすべきか、単元計画をどう立てていくか、どんな手立てで進めていくのか、板書はどう書こうか…。
挙げだしたらキリがないほどわからないことと向き合い続ける日々でした。
きっともう、心は限界だったのだと思います。


欠勤を繰り返す日々

日々の業務量の多さ、この仕事で良かったのだろうかという迷いが確実に心を疲弊させていきました。
そしてついに欠勤を繰り返すようになってしまいました。

「本当は違う働き方、生き方がいい」という理想と現状のギャップが本当に辛くなっていました。

いろいろな働き方や人生観、職業について調べれば調べるほど、前に進めない今の自分がもどかしくて苦しい気持ちでいっぱいでした。

心と体が乖離し、自分でも原因不明な体調不良が次々と起こり、今の自分は絶対に何かおかしい、このままでは心が壊れてしまうと思い、精神科に受診することを決めました。

精神科へ受診

今後の方向性が見えた

 今困っていること、体調のこと、働き方や生き方について考えていることをすべて精神科医の方に話しました。
そして、お医者さんから素敵な言葉をかけてもらいました。

 「あなたにとって幸せだと思える人生を過ごすことが1番大切だよ」

ほんと、その通りだなぁと思いました。
自分はそのために働き方や生き方を必死に考えてる。人生の岐路と立ち向かっている自分をまるっと受け入れてくれた気がして目が潤んでいました。

今後の仕事の方針として、今の自分ができる範囲で仕事を続けていくこと。キャリアのことはその後に考えよう、ということになりました。
今は次のステップのことは考えなくてもいいとわかっただけで、私の心は救われました。

人生において大切なことって?

「自分が幸せだと思える人生を過ごすことが大事」というお医者さんの言葉を聞いて思ったのは、やはり「やりたいことを自由にやれる人生がいい」という考えでした。

やりたいこと、と言っても趣味や娯楽が大半で大それたことではありません。

バイクで北海道(もっと言えば全国)を旅して人や景色などいろいろな出会いを楽しみたい、素敵な景色を写真に残したい、美味しいご飯を作って食べたい、一緒にいたいと思える人と過ごしたい、などなど。

じゃあそのために仕事はどうしようかな?どんな働き方にしようかな?と考えればいいのだと気づきました。

お金はなくてもきっと何とかなると思っているので、仕事やお金に執着しすぎず、もっとシンプルにやりたいことを実践していけばいいのだと思いました。

キャリアに悩むすべての人へ

あなたにとって「働く理由」は何ですか?
きっといろいろな答えがあって、どれが正解だとか間違いということもなくて、人それぞれの答えを持ってていいと思います。

自分なりの「答え」を持ってそれに納得することができれば、きっと仕事が辛いということもなくなると考えています。
もちろん、すぐに仕事を変えたり辞めたりすることは大変なことです。しかし、何年何十年と長い年月をかけて実現させていけばいい。そのためにとにかく行動することです。私にとってnoteへの投稿も、1つの行動です。

私も今は辛い時期ですが、数ヶ月、数年とかけて少しずつ「やりたいことができる人生」にしていきたいです。


この記事が参加している募集

はじめての仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?