スズキアンチョー

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最近の記事

名古屋・石垣・東京、、うどん・コーヒー、、

「若い頃、女の子との3回目のデートで 今みたいに対面になって うどんをすすって。 それがちょっと恥ずかしいんですよ。 いま思い出しました。」 ~ すべての用事を済ませ、名古屋駅に向かっている頃 初老のおじいさんが私に向かってそっと近づき、「ここに行きたいのですが」とスマホの画面を見せてきた。インターネットで簡単に地図と位置情報を検索できる時代。道を聞かれたのは久しぶりだったのでわたしは少し驚いた。 おじいさんのスマホにあったのは、 「味噌煮込みうどん」のお店だった

    • せんぱい へ

      .年をとると涙もろくなる. と言うけれど 子どもの頃からすでに涙もろいわたしは 26歳現在、先行きが不安である 。 先日、大学時代からお世話になっている おがまり先輩から 那須耕介 氏の「つたなさの方へ」という本をお借りしました。 わたしが先輩にした小話と関連する内容が、この本に少し書かれているとのこと。 先輩と この本との出会いも驚きです。 感銘を受けた新聞記事の切り抜きを、先輩は大切に手帳に挟んでいたそう。 数年経って、なんとなく記事を書いた人物について検索して

      • コロッケとわたし

        茹でてつぶしたジャガイモとひき肉をつなぎ、形を整えてから、小麦粉・溶き卵・パン粉をつけて揚げた料理。皿の上に盛り付ける際は、千切りキャベツを添えることが多い。 小学生の頃、掃除の時間になると手洗い場担当は たわしを使っていた。頑固な汚れをこすりながら、そのたわしを なんとなく、コロッケだ、と思ったりした。大きさ、あのふくらみ具合、ざらざらした手触り。あれはコロッケに近い形状だ。これを千切りキャベツの横に添えて誰かに提供すれば、誤ってかじりついてしまうのかな、そんな妄想をした

        • ほんとに凄い人は目立たないのかもしれない

          以前、いさおさん が わたしの地元で、美容院のオーナー兼 美容師をやっている方がいて「会ってみると良さそう」と教えてくださったので行ってみることに! (ちょうど前髪も鬱陶しくなってきた‥) まずお店に入るとびっくりするのが、緑 いっぱい!! オーナーの平田さんが言うには 人間と植物の立場は同じで、店の中を移動するときは 植物の間を「すいません」と言いつつ、通らせてもらうんだって。それも冗談っぽく、わたしを楽しませるようにおっしゃったけれど、自然を大切に思ってるのは本心だ

        名古屋・石垣・東京、、うどん・コーヒー、、

          なくならないものってなんだと思いますか?

          何がきっかけかは忘れてしまったが、昨日ふと 「この世でなくならないものってなんだろう」と思った。 あらゆるものはいつか無くなってしまう。 これまで多くの生物が絶滅してきたし、自分自身だっていつかは死んでしまう。 また生物に限らず、あらゆる資源にも限りがある。 そうしたときにこの世に生き残るものなど存在するのだろうかと思った。 すると 脳裏にふと、 山口百恵の「さよならの向う側」が流れた。 ” 何億光年 輝く星にも 寿命があると 教えてくれたのはあなたでし

          なくならないものってなんだと思いますか?

          02 思考とチョコレート

          わたしは大学に入るまでお勉強を真面目にしてこなかった。 お勉強ができる人はかっこいいと思ったし、それ自体 大切なんだろうと何となくは分かっていた。 しかし当時のわたしの頭の中は、別のことでキャパオーバー。机に向かっても特段の情熱を注ぐことはできなかった。 。華々しくないお勉強デビュー 大学に進学し ストイックにお勉強をするゼミナールと出会う。 これまでとは打って変わり、お勉強第一主義の生活を送ることになった。 だがしかし、じっと机に向かうことに わたしのからだが受

          02 思考とチョコレート

          yamabiko

          少し日付が経ってしまいましたが 先週の日曜日、御在所岳に登山をしに行きました☀ 今回もサナちゃんと、しんのすけさんのお誘い。 (本当にいつもありがとうございます。お友達が増えて嬉しいな!) 案内人はナリさん と やーかみさん。 ナリさんは登山歴7年。 日にちで換算すると、これまで120日ほど山を登られたのだとか。 お二人とも、私の勝手なイメージですが 「ちょっとコンビニへ」行く感覚なくらい、登山というハードな道でも自然体でいらっしゃった。 お二人のおかげで我々は 「ただた

          01 図書館、その横の公園

          私にとって本は“ともだち”で 図書館 は自分に立ち返ることのできる“プチパワースポット”のような存在です。 たくさんの本がびっしりと並んだ棚の前に立つと、 あらゆる国、時代の人たちが、色んなことを主張・表現していて そこから放たれるエネルギーのようなものをひしひしと感じます。 エネルギーの強さで言うと、 大学図書館の地下で出会ったソクラテスやルソー、デカルトなどの分厚い哲学書の本棚。 当時のわたしは 隣同士に並ぶ本たちが、互いに意見交換をし、時には激しく討論さえしているよ

          01 図書館、その横の公園

          00 あたらしい わたし

          誰でもない、何者でもないわたし。 だけど、 すき きらい はちゃんとある。 きらいなものを挙げたってしょうがなく。 すきなもののことはずっと考えていたい。 すき という気持ちはそのものに対する情熱。愛だ。 自分の心の中に愛がいっぱいに溢れると、 それだけでわたしの全身が満たされ、時には 世界とつながっている感覚を抱くことさえある。愛のパワーは絶大なのだ。 例え 他の誰かにとって理解不能だとしても、その感覚や気持ちの高ぶりには、誰も何も言えないような気さえする。 みん

          00 あたらしい わたし

          転倒虫と成長痛

           先日、学生の時のバイト先で仲良くなったサナ。サナが月に二回ほど行う、ヨガレッスンで知り合ったしんのすけさん。お二人からのお誘いでバーベキューに参加させてもらった。 初対面の方も多数おられるため、私とサナは初めに二人で待ち合わせをすることに。 ところが私はうっかり遅刻。サナには先に参加しててもらい、ひとまず現地集合という流れになった。 道はやや渋滞していたものの、開始時刻くらいに会場へ到着。他のバーベキュー客の中からサナがいる集団を探す。 思ったよりすぐに見つけられたこと

          転倒虫と成長痛