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【突板を使うべき理由】木目を美しく見せたいなら。


【突板とは】


化粧板のことです。

突板とは単板とも呼ばれ無垢材を0.2~0.6ミリ程度に薄くスライスした板です。主に見た目を美しくするために、製品の表面に貼って使用します。

  • 家具材

  • 外装材、内装材

  • 楽器材

として、幅広い木工製品を仕上げるうえで、欠かせないものです。

【どんな材質があるのか】


ウォールナット

チーク・マホガニーとともに、世界三大銘木のひとつとして普及しています。高級感のある見た目と耐久性により、家具材として人気があります。密度が高く、傷やへこみに強いのが特徴です。

サペリ

赤みのある木肌で、リボン杢と呼ばれる濃淡のはっきりとした独特のストライプ柄が特徴です。外装材、内装材、楽器材などに使われています。適度な硬さで加工がしやすく、柄を活かした美しい見た目に仕上がります。

マホガニー

経年変化が美しい希少な木材として普及しています。木目を活かした無垢材の家具や楽器材に好んで使われます。繊維自体に光沢があり、塗装・艶だし剤などと相性がよく美しく仕上がります。

製造工程


1.突板を曲げる

曲げ加工と呼ばれる手法を用いることで、外周の形状沿って張り付けることができます。水で湿らせた板を熱によって曲げます。

2.接着

塗り残しのないよう、製品の表面に接着剤を塗ります。
5.手仕上げ

3.加熱圧着

接着のち、治具に固定し熱を加えることによって、余分な接着剤が押し出され、表面が均一で美しく仕上がります。

4.サンディング

ベルトサンダーで表面を研磨し、木目をだします。

5.手仕上げ

さらにペーパーで表面を整え、完成です。

完成品

こちらは「拍子木」というピアノ部品になります。

まとめ


木目を生かした木工製品を製作するなら、突板というアイデアもあります。好みに合わせて材質を選ぶのも楽しいですね。詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


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