見出し画像

仕事とワインで自己陶酔(4月27日の日記)


土曜日ですが、
講習会に出席のために仕事の日。

この日は私が参加している
救命に関する講習会の日だった。

院内で人が心停止した場合のアルゴリズムを
受講生に覚えてもらうという内容の会。

私自身がこの会を受講生として受けた時は、
あまりに何の知識もなさすぎて
結局何も上手く立ち回れず、
困惑しっぱなしだったことを思い出す。

ただ受ければいい、という考えではダメなのだな、
とそのとき感じたのだった。


それが今では、私が教える側。
人生何が起きるかわからないものだな。笑


人命救助の講習会は当たり前だけど
1日のうちに何回も心臓マッサージを繰り返すので
とにかく体力を使う。

今日も朝から準備をして、
昼間は死ぬほど心マをして片付けもして、、
とやっていたら、本当に疲れすぎて
私が死にそうになってしまった。笑

まあでも、
この日は友人と飲みに行く約束をしていたので
夜が楽しみでなんとか頑張れた。


講習会が終わってから、
時間まで車で寝させてもらうことに。

本当に疲れていたので爆睡してしまった。

この時期は、エンジンをかけなくても
車の窓を開けていても
ものすごく気持ちよく過ごせるので、
車で寝る、というのが心地よい。

この日は疲れていたのもあり、
とにかく車での昼寝が気持ちよかった。最高。

私は昔から寝るのが好きだけど、
これってきっと疲れているからこんなに
気持ちよく寝れるんだよな、とよく思う。

ゆっくり寝た後に、友人と待ち合わせ。

今日はワインを飲もう!ということになり、
最初は病院近くの立ち飲みのワインのお店へ。

素敵なワイン掛け(?)
これをキッシュじゃなく卵焼きって言ってたのが
お洒落だなあと思った
生ハムは注文するとスライスしてくれる
茹でた山菜とマヨネーズが
見た目も味も美味しかった!
サルシッチャのパスタ!美味しすぎる!


ここは立ち飲みのお店で、
割と最近できた新しいお店。

最初に別の友人とここへ来てから、
料理とお酒のお洒落さに虜になってしまった。

ワインの名前も、
よくわからない英語が書いてあるのではなく、
生ハムに合う赤いやつ、とか、
氷をガチャッと入れて飲むと美味しいやつとか、
そういうふうに書いてくれているから
選びやすくてすごく良い。

そしてそのネーミングセンスがまた素晴らしい。
なんだか美味しそうで、
どうしても飲みたくなってしまうから。笑

今日は我慢せずに何でも頼もう、となって、
ワインも料理も思う存分頼んで
たくさん食べてたくさん飲んでいたら
ものすごく幸せな気持ちになった。

もうさ、仕事なんか辞めて
ずっとこういうふうに美味しいワインを飲んで
暮らしていたいよね、という話になったけれど、
多分だけど私たちは仕事をしているから
こんなにワインを美味しいと感じられるんだろうな
と私は思った。

もし私が今プー太郎なら、
ワインをこんなに美味しくは飲めないはずだ。

やっぱり、「頑張る」ということが
美味しいお酒を飲むための
最高のスパイスになるのだと思う。

二次会はまたまた近くのお気に入りのお店へ。
私の同級生がやっているフレンチのお店。
(正確には私の高校の同級生の友達が
やっているお店で、私は元々面識はない)

普段はコース料理しか出していないのだが、
21時をすぎるとバータイムとなり
わりと気軽に入れるようになる。

いつも美味しいワインを出してくれる
うますぎる…


ここのお店の料理人の方は
私の県で未来がある料理人グランプリ
みたいなやつで最優秀賞を取っていたこともあり、
料理がとにかく美味しい。

今日は食材が終わっちゃってて
ほんとに適当なものしか出せませんけど、
と言われてこのレベルなんだからすごい。

今度またゆっくり来たいな。

その後、気になっていた近くのカラオケ喫茶へ。
個人でやっているお店で、入ってみると中には
おじいちゃんおばあちゃんしかいなかった。笑

若者が珍しいのか、皆さん我々を歓迎してくれて、
私たちもステージで数曲歌わせてもらった。

いやあ、
あの年になっても仲間と楽しくお酒を飲めるって、
そういう仲間がいるって、羨ましいなあ。

お年寄りってどうしても
コミュニティが狭くなりがちだと思っていたけれど、
そんなことないんだなあと思った。

広げようと思えばこんなふうに
いくらでも広げられる。

コミュニティを広げられるかどうかってのは、
その気があるかどうかにかかっているのだな。
まあそれは、お年寄りだけじゃなく
我々にも言えることだけど。

あと、そこにお客さんとして来ていたマダムが、
カラオケは自己陶酔の世界よ、と言っていて、
その自覚があるのにカラオケが好きと言える
マダムたちを私は好きだな、と思った。笑

わかる。カラオケとはつまり自己陶酔なのだ。
カラオケが好きだということはつまり、
自己陶酔するのが好き、ということなのだ。笑


そのお店は23時でクローズだったので、
まだまだ飲み足りない私たちは
お互いにお気に入りのバーへ向かうことに。

ここは、知る人ぞ知るジンのお店で、
このあたりの酒飲みにとっては
なくてはならないお店。

一度、マスターがハワイへ行ってしまって
お店を空けていた期間があったらしく、
では俺たちは夜にどこで酒を飲めば良い?と
このバーの難民が何人も出たそうだ。

私たちより少し上の世代で
お洒落な物事に明るいイケオジたちが
若い頃にこのお店に憧れていたイメージ。

私の上司も、若い頃から憧れていたけれど
恐れ多くて一回しか入ったことがない、
と言っていたっけ。

いやでも、
そんなふうに言われるのもよく分かる。

マスターは死ぬほどお酒に詳しいのに気さくで、
店内には古いレコードがひしめき合い、
いつも上質な音楽が流れている。
お酒は行くたびに違うものが何本も置いてある。

お酒好きにとってはたまらない憧れの存在。

そう、ここもまさに
「自己陶酔できる」お店なのだ。笑

レコードの山
今日のオススメのジンを、と頼むだけで
死ぬほど美味しいジンが出てくる
チャイラムがお気に入り


ここは本当にお酒が美味しくて、
酔っ払っていても目が覚めるくらい。笑

お酒の味自体が美味しいというのは
ものすごく贅沢なことのように感じる。

だって、酔っ払っていれば
味なんて大して分からないんだから。笑

そういうところにも
マスターのこだわりを感じて好きなんだよな。
絶対に中途半端なものは出さない、
という信念を感じる。

私はこういうお店が大好きだ。


と、この時点で時刻は0:30を回っていた。

う〜ん、
この楽しい時間をまだ終わりにしたくないな、
と思った私たちは、
結局いつもの飲み屋街に行って
普通のカラオケ店に入ることに。笑

結局いつもこのあたりに帰ってくる我々の
帰巣本能たるや。

そして、カラオケは本日二度目である。
我ながら懲りないなあ〜。笑

今度は2時間だけ、と決めて歌いまくる。
カラオケって本当に楽しいんだよな。
歌うことも楽しいけれど、きっと我々は
「自己陶酔」が好きな人種なのだ。笑

でも、自覚なく自己陶酔しているのと、
自覚があって自ら自己陶酔しにいくことは、
全然違うことのように思う。

それこそ、その自覚があれば
そういう仲間を増やすことだってできるし。
カラオケ喫茶のマダムたちのように。

だから私はこれからも、かっこつけずに
自分が好きなものは好きと言って
生きていきたいな、と思う。

その方がきっと人生は楽しい。

コスパやタイパなどという言葉が
叫ばれるようになった今日この頃。

この日のように、当てもなくお酒を飲んでみたり
一晩で二度もカラオケに行ってみたり、
そういう無意味なように見えることにこそ、
価値があると私は思う。

飲んでいる暇があるなら
家で本を読んだり勉強したりするほうが
コスパがいい、という人もいるんだろうけど、
ただ「楽しかった」という記憶しか残らない
飲み会が私は最高に好きだ。


こういう一見無駄に見えるようなことこそ、
まさに人生の贅沢、と思うのだ。

たとえそれがどんなに
周りから無意味だと思われたとしても。



・・おまけ・・

そんな飲みまくった昨日を終えて、今日。

大好きなカレーを食べに行った。
本当に美味しい。毎日でも食べたい。最高。

大好き!

この記事が参加している募集

私のストレス解消法

今日の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?