やせれたわたし【糖質制限ダイエット編】

「標準体重より+15キロ太ってしまったわたし」が取り組んだダイエットについて記載してきた。
今回は、糖質制限ダイエットについて書いていきたい。

※わたしが15キロふとってしまった経緯を見たい方はこちら。

前々回、パーソナルトレーニングで散々な気持ちになったわたしについて書いた。これはおおよそ1年と2ヶ月ほど前の話だ。

これもだめだったわたしは、さすがに気づいた。
「自分の力でなんとかしないと、いつまでも痩せられない。」
そこからは、食事のことやメンタル的なこと等、いろいろ調べていくようになった。調べた上で、今まで避けていた糖質制限ダイエットを実施することにしたのだ。

②糖質制限ダイエット

糖質制限ダイエット自体は知っていたが、これは避けていた。食べられらものが制限されるからだったが、今回はそうも言っていられないと思い覚悟を決めて取り組んだ。

糖質制限ダイエット自体は、あまり意味がないという声もある。「糖質制限ダイエットで食べられるものは、そもそもカロリーが低い」という主張である。それが逆に良いと思った。糖質制限ダイエットで食べられるものを食べておけば、カロリーが減ってやせられるのだ。面倒なカロリー計算をする必要もない。管理が楽だった。

今回は「麻生れいみ式ロカボダイエット」というピンク色の表紙の本を参考にした。1週間分のメニューが書いてあるのが非常に分かりやすかった為、こちらを選んだ。

本のメニュー通りに献立を変えたら、2週間で2キロ痩せた。女芸人のゆりやんレトリィバァさんが「10日で8キロ痩せれた！」と言っている帯のセリフには程遠かったものの、自分の力でほとんど痩せてこなかったわたしとしては、この結果は衝撃的だった。
「食べるものを変えると、こんなに変わるの！？」
気づくのが遅すぎた。

ただ、このダイエットは2キロ痩せたところでぱったり辞めてしまった。理由は、顎回りに大量のニキビができてしまったことだ。

もともとニキビには悩まされていた。皮膚科に行っても治らず、高いスキンケアを使っても治らず。かれこれ中学生の頃からの付き合いだ。しかし、結婚後は生活リズムが落ち着き、2～3個は常時あるが、増えても5～6個だった。ニキビができない人からすると信じられないだろうが、そんな状態だった。これはもうほとんど諦めていた。

それが、まさかの20個近くできてしまった。久しぶりに顔がぼこぼこ。正直、皮膚科は信じていなかったが、頼るものもなかったので急いで駆け込んだ。結果、初めてきれいに治った。2～3個あったニキビもすべてだ。

話が逸れたが、とにかくニキビが大量にできてしまった以上、その食生活には戻せなかった。もしかしたら糖質制限は関係なかったかもしれない（糖質制限で肌がきれいになったという人がいることも聞いたこともある）。
ただ、いつもと変えたのは食事だけだった。もしまたあのニキビができたら、と思うと勇気がでなかった。

しかし、すぐに結果が出たことや、食べ物を変えて痩せられたという経験はわたしをかなり元気付けた。

そして、このダイエットをしたことによってもう一つ良かったことがある。それは「痩せたい女性の一食分の量はこのくらいなんだ」と分かったことだ。
それまでは、なんとなく腹八分目を意識はしていた。ただ、これは完全に自分の感覚だ。本当に腹八分目かなんて分からないし、「なんとなく食べる量を減らした気がしていて、自分は我慢していると思っている状態」がずっと続いていた。

もちろん、がっつり食べる量を減らせば良かったかもしれないが、食べるのが大好きなわたしには、それは苦痛だった。朝ごはんはリンゴ1つ、夜ご飯はスープだけ、みたいなメニューも、やってみたことはあるが耐えられなかった。次の日がっつり食べてしまって罪悪感に苛まれるだけだった。無理なことはしない方が良い。

真面目に本に沿って2週間、正しい量を食べていたわたしは、この頃から「食べる量を調節する」が苦でなくなった。このことがとても大きかった。

大体食べる量が分かってきたわたしは、ここからは「○○ダイエット」というものを実行するというよりは、生活の中で小さなことを意識して過ごすようになった。次回は、わたしが生活に取り入れたものについてまとめていきたいと思う。