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人々の心理であり、思いの塊が見えないものを動かしている。


「人間万事塞翁が馬」(じんかんばんじさいおうがうま)。

漢字の羅列ばかりの凄まじい故事成語

座右の銘としている人もいるくらい有名な一説で
大事な教訓が含まれいるのですが
この言葉の意味と解釈について議論されることがあるので
それについても個人的な意見を述べたいと思います。

このことわざはあるお話しが元になっています。

むかし…中国の北方の塞のそばに老人が住んでいました。

ある時、この老人の馬が逃げ出してしまったので
近所の人が気の毒に思っていましたが、老人は
「悲しむことはない。これはきっと幸運が起こるかもしれない」
と言いました。

しばらく後に、逃げ出した馬が戻ってきました。
しかも、他の馬を連れてきており
それを知った人々たちは喜び祝うと、今度は…

「このことが禍(わざわい)になるかもしれない」
と言いました。

すると、この馬に乗っていた老人の息子が
馬から落ちて足を骨折してしまいました。

人々は気の毒に思いお見舞いに行くと、今度は
「このことが幸いになるかもしれない」
と、老人は言いました。

やがて、戦争が起き、
多くの若者が命を落とすことになりましたが、
老人の息子は骨折で徴兵されず
命を落とさずに済んだ。

…というお話です。

ことわざの意味は
「人生なんて何が幸不幸につながるかはわからない」

「幸せや災いというのは予想ができないものだ」
という意味だそうです。

人の悩みとは、
現在の「結果」「状態」だけで判断しています。

しかし人生とは
常に変化しているものです。

「運」がいいと思っていると、悪い方へ向いたり
その逆もあったり…

この世のすべてのものは定まらないものです。


時代も、景気も、流行
すべて流れの中で変化してゆくもの。

逆に留まったりしている方が健全ではありません。

では時代も、景気も、流行
何がそうさせているのでしょう?

それは
人の心です。

人々の心理であり思いの塊が
見えないものを動かしているのです。

そして
あなたを動かしているのも

あなたの「心」です。

心が動く方へ「運」も動きます

「運」をよくしたり悪くするのも
自分自身ということです。


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。