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日本人って世界一ケチな国民なんだぜ。

日本人は世界一ケチな国民性というデータがあります。

これを聞いて
「えーーーーーーーーー!」って思いますよね。

各国に多額の援助金を出したり
アメリカに多くのお金を払って国防してもらったり、
とにかく世界中にお金を
バラ撒いているイメージすらあるのに
「世界一ケチな国民」だなんて…。

日本人としてちょっと心外です。


ではこのデータを見て下さい。

先進国の寄付額のデータです。

アメリカでは年間1人あたり13万円のお金を寄付しています。
イギリスでは年間1人あたり4万円のお金を寄付しています。
それに対して日本は1人あたりたった2500円だそうです。

実は先進国のなかで最も寄付金額の少ない国なのです。

ちなみにほとんどの先進国では年間2~3%くらいの寄付をしています。


%でいえば日本はたった0.8%です。


個人比率でみれば
アメリカ76%
イギリス60%
日本はなんと36% 
残りは企業や団体の金額です。


「お金持ちが莫大な寄付をして平均値を上げてるんじゃないの?」

…と思われた方もいると思います。

いえいえ年収240万円以下の人の割合をみても
先進国では年収の4.2%を寄付しているそうです。

4.2%ですって!!!

これは決してお金持ちだけが寄付をしているわけではなく
お金にゆとりがない人でも
寄付を行う文化
があるということです。


先進国平均での年間2~3%というと
年収300万円の人で9万円。

「9万円」!!。

そ、そ、…そんなに!
…って驚いた私も日本人気質にどっぷり浸かっていました。


ちなみに…
日本人が個人資産のたった「1%」でも寄付をしていたら…


実になんと14兆円ものお金が集まるそうです。



ですが…実際は被災地などに届くお金はごくわずか…
東日本大震災の時でさえ数千億でした。

この事実が日本人が世界一ケチな国民性
お金にガメつい本性だといえるのではないでしょうか。


じゃあ寄付もしない、消費もしない、投資もしない

いったい何に使ってるのさ?

それは、、、、


現金や預金を守ることしか考えていないんです。

とにかくお金を1円も減らしたくないっ。

世の中の人に渡すなんて大損っ!

お金を稼ぐ貯める
という事には興味が沸きますが
どう使うかには、まったく興味なし。


お金とはあくまで概念であるはずなのに
いつしか所有することが目的に擦り変わっちゃったんです。

自分のお金にしか興味がなく
自分の懐ばかりを見つめてニヤニヤして
社会や経済や世界のことなど全く関心もなく
社会に参加しているという意識すらない。

ちょっと視線を上へ上げてみることすらしない…

完全に自分のお金を守ることにだけ執着している国民なのです。


我ながらボロクソ書いて
同じ日本人として気分悪くなりましたが…
残念ながらこれが真実なので受け止めるしかありません。


アメリカの社会的地位の高い人たち
お金持ちの人たちは多額の寄付活動をして
社会に還元するのが当たり前になっています。

お金持ちになってお金を寄付することが
カッコイイというのがスタンダードになっているんですよ。

ココですココ。

カッコイイ!ってとこ!

社会貢献や寄付できる人が
社会的に超カッコイイ~
子供の憧れの職業的なものになればいいんです。


思うに今の日本は

「汚れたお金持ち」

「貧しくてもいいから誠実がいい」

というお金に対して意味不明の価値観が
貧弱な精神民族にさせた理由ではないかと思います。

「お金」を稼いだら、それは社会に貢献した証明なので
社会に対して恩返しをする(寄付または投資)
そして社会を活性化させてまた「お金」を稼ぐ。

「お金を稼ぐ」ことは卑しいとか、美徳に反するとか
「寄付」をすることは偽善だとか
そんなクソみたいなこと言ってる風潮は金輪際捨て去りましょう。


寄付することはカッコイイ!


それでいいじゃない。

寄付するやつは女にモテる。
子供のヒーローになれる。

そのくらい極端な価値観に振り切った方が分かりやすい。

実現すれば日本が世界に誇る寄付文化を持つ大国になれるし
世界に誇れる豊かな民族になれる気がします。

参考
投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)
藤野 英人

この本、めちゃめちゃいい本です。ぜひ一読して見て下さい。


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。