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多様性とありのままの自分
こうあるべき、こうすべきという枠がたくさんあればあるほど、はみ出している自分に苦しみを感じる人も多いはず。
でも、一歩外の世界に出てみると色んな考え方の人がいて、みんな違ってみんないいんだと思えてきます。
特に、幼少期の子どもたちは狭い世界を生きているけれど、世界は広いんだということを知る機会を作りたいと思います。
昨日は、息子とトーマスの絵本を読んでいて、感じた多様性とありのままの自分について書きたいと思います。
絵本はトーマスの仲間のエドワードが主人公。
エドワードは、ヒーローになりたくて日々仕事を頑張っていました。
エドワードのヒーロー像は、「ゴードンのように強くて、速くて、堂々としていること」。
でも、どれだけ毎日頑張っても周りからは、「親切で、おもしろくて、優しい」と言われます。
エドワードは、自分はヒーローにはなれないと落ち込んでいたけれど、トップハム・ハット卿に、「君は親切で、おもしろくて、優しい。みんなのヒーローだ。ありのままの君でいいんだよ。」と言われ、自信を取り戻しました。
そんなシーンを読んでいて、今週の保育園での出来事にすっかり自信を失っていた息子に言ってくれているような気持ちになりました。
自分は保育園で全然頑張れていないいい子じゃないと思っていた息子は、いい子の定義を1つしか知らなかったのです。
先生から一方的に押し付けられた約束を守れることがいい子なわけではありません。
嫌なことは嫌だ、できないことはできないときちんと自分の中に一本の軸を持つこと、それを示すことができることもいい子なのです。
成長するということは、言われたことができるように、自分のことは自分でできるようになることだけではありません。
今日は疲れていてできない、今日は甘えたいからできないとできないことをちゃんと意思表示できることも1つの成長なのです。
ありのままの自分を受け入れて認める。それは、とっても難しい。
でも、色んなヒーローがいていいんですよね。
広い世界の中で同じ考えの人と出会う方が難しい。
子どもに「〇〇ちゃんは優しくて、おもしろくて、可愛い。これからもありのままの〇〇ちゃんでいてね。」と言ってギューと抱きしめて眠りにつきました。
ありのままの自分でいいということを自分1人で気付くことはきっと子どもでも大人でもできない。
必ず味方でいてくれる人がいるということが、そう思わせてくれるのだと思います。
ありのままの息子を愛していることを伝え続けていこう、そんなふうに改めて考えた夜でした。
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