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頑張りすぎて苦しくなったら、「自己開示」でうまくいく。

人に頼ることが苦手。
つい頑張りすぎてしまう。

これは、過去の私のことです。

相手も疲れているだろう。忙しいだろう。それに、もしかしたら頼って嫌な顔をされるかもしれない。

相手に申し訳ないという気持ちと、「できない」自分に負けたような気もして、ずっと人に頼むことを避けてきました。

人に頼むのは気兼ねするし、自分がやってしまったら解決するしと。

「人にお願いする=自分の頑張りが足りない」という思い込みも自分の中にあったことに気づきます。

でも、結婚して子どもができたら、状況は一変。

仕事では、残業ができないので、人に引き継がなければいけない状況が増えました。

家では、家事を夫にも分担してもらわないと余裕がなくなっていきました。

人に頼ることが苦手と言っていては、状況は変えられません。

そこで、考えたことが「自己開示」でした。

夫には、普段から

・どんな子育てがしたいのか
・何を大切にしたいのか
・そのためには何が必要なのか
・夫にはどうしてほしいのか

これらを伝えるようにしました。

子どもを1人の人として、尊重して関わりたい。
無理強いや強制はせず、自主性を大切にしたい。
そのためには、時間と心のゆとりが必要。
だから、これとこれの家事をお願いしたい。

夫は、快く引き受けてくれました。

そして、夫も私の子育ての方針に賛成してくれて、同じ方向性で子育てに参加してくれるようにもなったのです。

普段、私が子どものことでどんなことに苦労していて、どんなことに悩んでいて、どのように関わっていて、何を心がけているのか伝えなければ、夫は知る術がありません。

子育てって、何が大変かは経験しないことには分からないと思うのです。

だからこそ、普段からコミュニケーションを取って、自己開示することが大切だと痛感します。

私の理想の子育ての実現には、人に頼るということが欠かせなかった。

子育てと仕事は、どっちが大変という論争をよく聞きますが、張り合わなくても、それぞれが自己開示していれば、お互いのことを理解できて尊重し合って感謝できるようになると思います。

そして、自己開示をしてよかったことがもう一つ。

子どもの成長につれて、自主的に何かをできるようになった時、夫は私の関わりのおかげだと認めてくれるようになりました。

子育ては、会社のように評価されることもないし、どれだけ頑張っても、誰かに認めてもらう機会は少ない。だから、「おかげで」とか「ありがとう」の言葉がすごく嬉しいんですよね。

いい人間関係を築いていく上で、自己開示は欠かせないことを大人になってようやく学んだのでした。

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