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こだわりの強い息子から学んだ「企画力」の磨き方

我が家の4歳の息子は、かなりこだわりが強い。

今までは、こだわりが強いあまり自分の世界観の中で遊べたらそれでいいと自己完結していました。そこから一歩踏み出して自分の世界観は人から見るとどう映るのか?ということに興味が出てきたよう。

今の彼の興味は、今まで興味のなかった「人」にあるのです。

同じ区画には子どもが30人以上いて、いつも誰かが家の前で遊んでいる環境の中、息子はいつも興味がなさそうに素通りしていたのだけれど、ここ最近急に「みんなと遊びたい」と言い出しました。

遊んでいるみんなに少しずつ近づく息子は、なかなか「入れて!」ということができません。

「ママと一緒に言ってみる?」と聞くと「うん!」と嬉しそうな息子を見て、お友達と遊びたい時期がやってきたんだなと微笑ましく思っていました。

ところが、「今みんな鬼ごっこしているから、入れてもらって一緒に鬼ごっこしよっか。」と言うと、「鬼ごっこは嫌!」と答える息子。

「じゃあ、どうするの?」と聞くと、「〇〇ちゃんの考えた遊びがやりたい。」と言うのです。

入れてもらって、これで遊ぼうと私に言ってほしいとお願いしてくる息子には参りました。(笑)

「入れてもらうなら、みんながしている遊びをしよう。〇〇ちゃんが考えた遊びがやりたいならママとしよう?」と言うと、不満げな様子。

すると何かを思いついたように、走っていく息子。どうするのかを見ていたら、今度はみんなが食いつきそうな遊びを私とするという作戦に出ました。

すると見事みんなが「何しているの~?」と近寄ってきて、みんなで遊ぶことも自分がやりたい遊びをすることにも成功。

次の日に息子の考えた遊びは、変な声を出しながら謎の行進をするというもの。(笑)

これには、子どもたちは誰も食いつきません。

しかし、「なにしているの~?」とか「〇〇ちゃん、おもしろいね~」とか近所のお母さんたちが息子に次々と声をかけてくれます。

その次の日にも、その変な行進をしたいと言うので、「みんな、その遊びはよく分からないからしないんじゃない?」と言うと、「お母さんたちに見せるの」と言うのです。

ターゲットを変えてる!!

自分の遊びにどんな反応が返ってくるのか、みんなの注目を引くような遊びはどんなことなのか、そして、どんな人なら興味を持ってくれるのかをよく観察し考えているのです。

毎日遊びを企画して周りの反応からフィードバックを受けて、試行錯誤する息子を見ていると、企画力はこうやって磨いていくものなのかと気付かれたのです。

子どもの考えや行動は、時に本質を捉えていて、子どもから学ぶことはとても多い。

そして、私も毎日企画して、フィードバックを得る機会を持っているではないかとふと思ったのです。

企画=noteの記事を書くこと
フィードバック=PV数、スキの数、フォロワー数、コメントなど

息子を見習って、フィードバックに一喜一憂するのではなく、企画力を磨いていきたいと思うのでした。

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