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4歳息子に学ぶ、感情の解像度を高める効用。

4歳息子は時々、イヤなことがあります。

例えば、プールが嫌い、祖父母の家でもっと遊びたかった、保育園に行きたくないなど。

そんな時に、やってみたら楽しいかもよ?家でこんな楽しいことしよ?お友達もいるよ?と言って、気が紛れるほど、もう小さくはありません。

イヤだという気持ちにフタをしてはいけない。

そのことは、私自身が1番よく分かっています。

だから、息子のイヤな気持ちはどこから来ているのかとことん言葉にすることに付き合うようにしています。

「なんで、プールがイヤだなと思うんだろう?」

イヤイヤしか言えなかった小さい息子は、もうそこにはいません。

ちゃんと考えて、落ち着いて答えてくれました。

お友達が水をかけてくるから。
プールに入る前に、頭にシャワーをかけられるから。

お友達にやめてって言うのはどうか、シャワーをかけられる時は、目をつぶったらどうか提案してみると、しぶしぶやってみると。

プールのイヤなことは2つあったけど、いいことはある?と聞いてみました。

腕に水をかけるのが楽しい。
ワニさん歩きを上手にできる。

そしたら、今度パパと競走して勝つために練習するのはどう?と聞くと、「うん!パパに勝つ!!」とやる気になって、保育園に送り出すことができました。

祖父母の家でもっと遊びたくて、癇癪を起こした時は、もっと遊びたかったんやねと気持ちに寄り添い、何が1番楽しかったん?と聞くと、また考え始めました。

じいと恐竜ごっこしたり、ばあとお医者さんごっこしたり、楽しかった。

かいちゃんは、なんの恐竜になったん?と言うと、ティラノサウルス!それで〜、とさっきまでの癇癪は嘘のように、楽しく聞かせてくれました。

楽しい思い出は振り返ることで、楽しいを持続できることも気づきです。

考える時間を取ることが、脳の冷却にも役立ったのかもしれません。

保育園の行き渋りに関しても、行けばお友達と遊んで楽しいことは息子自身も知っています。

なんで、行きたくないんやろう?もしかして、寂しいの?と聞くと、こくりと頷く息子。

ママと会いたいから。

可愛いくて思わず、抱きしめてしまいました。

「ママもかいちゃん大好きやで。かいちゃんの好きなご飯作って待ってるから、かいちゃんは楽しく遊んでおいで」と言うと、分かったと。

寂しい気持ちがあることを、私に知っておいてほしかったのかなと思います。

楽しいこともあるけれど、イヤだと思う時、人はイヤなことに目が向きがち。

それは、子どもだけでなく大人も。

イヤなことを言語化すれば、改善策が見つかることもあるかもしれないし、言葉にするだけで落ち着くこともある。

実は楽しいと感じることもあったことに、気づくこともできます。

イヤだと思う感情は、悪いことではありません。

何にイヤだと思っているのか解像度を上げてみることで、次に進むことができると息子を見ていて、改めて思ったのでした。


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