子どもに見習いたいこと
子どもには自分で自分の道を切り開いていってほしいという思いを込めて名前を付けました。
人は人、自分は自分。そんなふうに思えたら、随分生きやすくなると思うのです。
まだ3歳ですが願い通りに成長してくれていると実感した話を書きたいと思います。
自分のよさは小さくて可愛いこと
息子が通う保育園は、異年齢保育です。早生まれだったことや生後半年から自宅で始めたモンテッソーリ教育の影響で異年齢保育を取り入れている保育園を探しました。
異年齢保育は縦割り保育とも言われ、同じクラスで年少、年中、年長の子どもが一緒に生活をします。
年少の子どもたちは、年上のお兄ちゃんお姉ちゃんに教えてもらいながら、僕(私)もあんなことをできるようになりたい!と刺激を受ける子が多いのだそう。でも息子はその環境で違った捉え方をしていたのです。
純粋に息子の行動がすごいと思った時に、「お兄ちゃんみたいでかっこいい」と褒めたことがありました。すると「お兄ちゃんじゃない!お兄ちゃんにはなりたくない」と怒らせてしまったのです。
なんでなりたくないのか聞いてみると、「小さいさん(年少さん)は可愛いから」と答えました。
息子は、先生やお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒にいる中で、大人の対応や園児の関わりをよく観察し、自分の立場もよく理解していました。
小さいと可愛がってもらえることや甘えられることも分かっているようです。
そして、何よりも小さいことに誇りを持っている。
私は息子のそんな姿を見て、感心しました。
自分は自分。人は人。
子どもに限らず大人でも自分にはできないことをしている人や持っていないものを持っている人に憧れを抱くと思うのですが、息子は自分が持っているものにきちんと目を向けられる。そして、何よりも自分がしてもらいたいこともよく分かっています。
甘えたいし、可愛がってもらいたいから、それができる小さいさん(年少さん)に誇りを持っている。
人は人。自分は自分。
息子を見ていて、ないものねだりではなく、今あるものを大事にすることを改めて考えさせられたのでした。
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