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2020年ドラフトの補強ポイント(巨人編)

こんにちは、すずです。

ペナントは約50試合を消化し、40%ほどの日程を終えました。セリーグは首位を快走する巨人が2位のDeNAに4差、最下位の広島とは8.5差と圧倒。パリーグでは1.5差の中に首位ソフトバンク、ロッテ、楽天がひしめく混戦になっています。

今年は開幕が遅れ、試合数も少ないため日程の半分も消化していないですが季節は8月半ば。甲子園交流大会も全日程を終え、既に多くの球児がプロ志望届を提出しています。そして、ドラフト会議は10月26日と2ヶ月後に迫ってきました。

そこで今回からゆるく12球団分のドラフトでの補強ポイントを分析して書いていきたいと思います。

初回はセリーグの巨人から。

投手戦力分析

8/19現在の成績で書いていきます。

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菅野と戸郷が勝ち頭。サンチェスは怪我で離脱も一定の成績を残しています。メルセデスは借金2も開幕からローテを守りチームへの貢献は一定あると言えるでしょう。

リリーフでは昨年に続き中川、大竹に加えトレード加入の高梨、フォームを変えてブレイクの大江がブレイク。守護神デラロサは離脱もありましたが数字は安定、鍵谷や高木、宮国は数字は今一つも過密日程の中多くの登板をしています。新外国人のビエイラは不安定さもありますが、防御率2.35と徐々に適応してきています。

澤村はまさかの3軍降格。不本意なシーズンを送っています。2軍守護神の田中豊は今季支配下登録で背番号は19と首脳陣の期待も大きい選手。ここまでは1軍で防御率5点台。

コロナの影響が読めませんが、今季菅野はポスティングでの海外移籍の可能性が報じられています。ポスティングを利用しなくても来年には海外FA権を取得することを考えると遠くない未来に巨人はエース級の投手の台頭が必要になります。

ここで巨人の支配下投手の年齢の分布を見てみます。

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この中で今季の1軍の主力メンバーとそれ以外で分けてみましょう。

1.5軍クラスの選手は迷いましたが、迷ったらファームという判断で割り振っています。

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1軍の投手メンバーをみていくと、先発では戸郷と田口、リリーフでは中川や大江が引っ張っていかないといけないですね。田中豊も26なんですね。ファームの若手も粒ぞろいですがすぐに1軍で活躍は期待薄か。

先発でもリリーフでも即戦力の投手は例年補強ポイントですが今季も優先度は高そうです。高橋優、太田あたりが1軍で活躍していけるか、田口や戸郷がエース級の活躍ができるかが判断を左右しそうです。

捕手戦力分析

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正捕手の小林が開幕カードで骨折し離脱。昨年功を奏した3捕手制から大城と炭谷の2捕手制でここまで日程を消化しています。大城は打率と本塁打が今季どこまで伸ばせるか。

年齢は炭谷が33、小林が31、大城27、田中貴27、岸田23、山瀬19です。怪我がなければ小林がFA権取得だったんですが、残日数140日だと来季の取得になりそうです。

岸田と山瀬が若手成長株と考えると捕手は補強の必要がなさそうですね。

内野手戦力分析

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坂本がまさかの大不振。打順も大幅な入れ替えをしています。岡本は打率.269もリーグトップの17本塁打。チームトップの10盗塁の増田大。そしてトレード入団で最近は3番を打つウィーラーの活躍が目立ちます。ウィーラーはレフトでの出場が一番多いのですが登録は内野手のためこっちでまとめました。

時点で坂本と復活の中島。吉川尚、北村、若林などセカンドのレギュラー争いをするメンバーは軒並みパッとしない数字。最近ではウィーラーがセカンドに入る場面もありました。

年齢の分布はこんな感じ。

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25歳以下の若手でレギュラーと言えるのは岡本くらい。吉川尚や北村や二遊間のレギュラーになってくれると坂本をサードにコンバートしたりできるのですけどすぐには厳しそうですね。

ファームでは増田陸や湯浅が楽しみですね。人数的には割と多いので、投手よりは優先度は低いと思います。内野手は大学生か社会人で即戦力と下位で高卒を2人くらい取れれば十分かなと思います。

外野手戦力分析

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外野は昨年優勝の原動力になった丸が坂本と同じく絶不調。打順は定位置の3番から5-6番になっています。また長年レギュラーの亀井も足の様子をみながらの出場で専ら代打の切り札に。ここにきて新外国人のパーラも足の怪我で登録抹消。

石川や陽、重信も数字がパッとしない中、松原がまだ出場機会は少ないもののいい数字を残しています。

現状は内野手登録のウィーラーがレフト、丸がセンター、ライトに松原や石川、他にも守備固め含め若林や増田大が起用されることも少なくありません。

年齢の分布をみてみましょう。

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1軍で出場のある選手は平均年齢がかなり高いですね。若手では今季支配下のモタや成長株ナンバーワンの山下航。外野は3選手しか出られないので人数が多くても仕方ないのですが、内野手登録のウィーラー、若林、田中俊、増田大が外野を守こともあるのを考えると、外野手は補強ポイントと言えるかもしれませんね。

高卒もしくは大卒、社会人でも20-22歳くらい。人数も少し多く獲得してもいいかもしれません。

まとめ

投手:先発とリリーフで即戦力を補強したい

捕手:補強の必要なし

内野手:即戦力と若手を補強したい

外野手:若手を補強したい

投手で2-3人、捕手で0人、内野手で2-3人、外野手で1-2人の補強になるかなと思っています。

現時点の候補

まずは投手は長く見て2年以内には1軍に上がれそうな投手。例えば前回ドラフトでは2位指名の太田がファームでは多くのイニングを投げ経験を積んでいます。

高橋宏斗(中京大中京高)松本隆之介(横浜高)、中森俊介(明石商高)早川隆久(早大)のような完成度が高い即戦力投手が1位の予想。

森井絃斗(セガサミー)も可能性はあるが、高橋優や堀田と近年ドラフト1位の投手が怪我で離脱しているため、即登板して一定の結果が出せる前提での指名になるため指名は回避すると予想。

外れ1位~3位までには内野手の即戦力とを指名しておきたい。

元山飛優(東北福祉大)は2年春にMVP、ベストナイン、打撃2冠を獲得している。3年春に首位打者を獲得した牧 秀悟(中大)や、2年春にMVPと外野でベストナイン、2年秋と3年春に三塁でベストナインを獲得した佐藤輝明(近大)も俊足堅守でパンチ力もある。

高校生では山村崇嘉(東海大相模高)は45本、井上朋也(花咲徳栄高)は50本を高校通算で放っており打力も十分。複数ポジション守起用さもある。巨人はやはりバッティングが求められるチームなのでマッチしていると思う。もし俊足巧打の枠で獲得するなら度会隆輝(横浜高)土田龍空(近江)のようなタイプもいいかもしれない。

外野手は3位以降でいいと思う。高校ナンバーワン外野手の来田涼斗(明石商)は1位か外れ1位で選ばれてしまうと予想。俊足強打の西川僚祐(東海大相模高)や、全中で100m走、200m走の2冠を獲得している五十幡亮汰(中大)を足のスペシャリストとして獲得するのも個人的には期待したいなと思います。

最後に

今回は新しいジャンルの記事を書いてみました。同じような記事をあと11球団分。あとは注目選手を紹介する記事をドラフト2020と題してマガジンにしてみます。

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