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僕が沖島に来た理由

初めまして。滋賀県近江八幡市在住の塚本です。

早速ですがみなさん、沖島という離島をご存じでしょうか?

”日本で唯一の淡水(琵琶湖)に浮かぶ有人島”

です。

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世界的にも非常に珍しく、

人口約240名。主な生業は漁業。近江八幡市にある堀切港からは通船(連絡船)で片道約10分。主な移動手段は、三輪自転車

近年、ノスタルジックな町並みや、島独特のゆったりとした空気感などを求め、たくさんの観光客の方々がいらっしゃいます。

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そんな沖島で、沖島出身でもない僕が2019年度から

民泊湖心kokoの管理人をさせていただいています。

書き始めなので、、、

まずは、

「塚本とは何者?」「なぜ沖島に?」「なぜ書こうと思ったのか?」

に、ついて綴らせていただきました。

>・))塚本とは何者?))<

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滋賀県近江八幡市出身。大学卒業後管理職・マネージメント職を経験し、人に喜んでもらえる楽しさ・喜びを知る。少しでも多くの方に「あの人、いてくれてよかったな」と思ってもらえるような一生を過ごしたいなと思い始め「どこで?」「何がしたい?」という2軸をもち、東京でゲストハウスやシェアハウスのお仕事をさせて頂いたり、石垣島のパイナップル農園で働いたりなどして、約1年半過ごす。明確な答えは見つからなかったが、「地元の滋賀がやっぱり好き(恩返しがしたい)」「2拠点暮らし」というヒントだけを抱え、地元である滋賀にUターン。趣味は、旅(国内外問わず)、写真、古着、コーヒー、ハンモックで寝る、琵琶湖で遊ぶ、手間を省かない暮らし、コミュニケ―ション、B級映画鑑賞、タイのヤードㇺを景色がいい所で使用するなど。現在、先が見えない旅のような人生にワクワクしています。また、琵琶湖と興味を持ったことに飛び込むことが大好きです。

>・))なぜ沖島に?))<

(時系列で書いてみました。)

<東京生活残り2ヵ月>

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滋賀にUターンすることが決まり、あと2か月の東京生活。少しでも滋賀繋がりや持ち帰れる知識がほしいなと思い、時間が許す限り、いろんなイベントに足を運んだり、リサーチをしていました。その中で、滋賀ですでにまちづくりに関わられている方にお会いし、Uターン後すぐにお会い出来ることに。

<<Uターンする前に・・・>>

「2拠点暮らしをするとしたらどこがいいだろう!?」と考えていた中で僕の中ではいくつか気になっていた地域がありました。その中に、僕自身、島が好きなので地元の近江八幡市内にある「沖島」も頭の中にありました。小学校時代の校外学習ぶりの沖島。当時の微かな記憶だけが残っているだけで、どんな島なのか全く想像できず、とてもワクワクしていました。ネット検索してみると、色々と情報が出てきて、行ってみたい気持ちが余計に掻き立てられていたのを、すごく覚えています。

~Uターンして数日後~

Uターン後すぐにご連絡を頂き、お会いしたその時にはすでに僕の頭の中には沖島しかなく、コーヒー屋での2~3時間ほどの会話で「沖島に行ってみたいんです!」これしか言ってなかったような気がします...(笑)

そして、まさかのお知り合いが沖島におられるということで、一度会わせて頂けることに!

~それから1週間後~

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ついに念願の沖島に上陸。沖島の振興を目的に活動をされている沖島町離島振興推進協議会の方が港で待っていてくださり、コミュニティーセンター(通称コミセン)まで案内していただきました。小学生以来の沖島。目に入る景色や、感じるモノが全て、初めてきたかのような新鮮な感覚でした。そしてコミセンに到着し、早速沖島のお話などをお伺いしました。

その中で、一番印象に残ったのが、人口の過疎化や高齢化、生業である漁業の担い手不足など、沖島の存続に関わるようなお話でした。

そんな状況だったことを全く知らなかったので、とても驚きました。

でも、もし、、

「僕が沖島に通いながら、なにか役に立てることがあれば...!」

とその時に強く思い、この日(Uターンして約10日目)から自分に何ができるのか?を模索しながら通う日々がスタートしました。

※ちなみに現在、高齢化率(65歳以上)は約6割です。

※全国各地の島でも同じような問題を抱えている島はたくさんあるようです。

>・)なぜ書こうと思ったのか?)<

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自分が沖島に通い始めて1年4か月。日々の暮らしから年内の行事ごとまで年中通して皆さんや沖島から経験させて頂く事や学ぶこと、感じることが沢山ありました。そういったことを少しでもみなさんに感じて頂ければ嬉しいなと綴り始めることにしました。

例えばこんなこと

□何気ない日常からの楽しみ

モノや情報で溢れかえって、お金さえあれば何でも出来てしまう時代。

沖島には、カラオケや居酒屋、ゲームセンターなど街中に溢れかえっているような楽しみはほとんどありません。市内までのアクセスは、けっして良いとは言えません。し、日常の生活も漁から戻られたと思えば、家事、島の事、買い物は船乗ってなどなど…忙しない日々です。ですが、皆さんの嘘偽りない笑顔はとびっきり素敵で、めちゃくちゃ幸せそうに感じるんです、いつも。僕自身、美味しい空気を吸って、たわいもない会話をして、お茶に呼んで頂いたり、その辺りで泳いだり、山登りをしたり、、、不便や、モノ・コトの不足を感じるどころか、すごく心が満たされるような毎日を送っています。

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□生活をつくる

生業として一次産業の漁業をされている方が大多数です。それに加え、日々畑に通われたり、田んぼを対岸に持っておられたり、おやつは自家製のかき餅を作られたり、、、安くてどんなモノでも簡単に手に入る現代において比較的食べ物の多くを自給自足されているように感じます。身の回りのモノの修繕なども出来る範囲は自らの手で。僕自身も採れた梅やレモンでシロップや梅干し・レモネードを作ったり、湖魚を捌いたり・干物にしたりなどしていますが、手間はかかりますが、すごく楽しいですし、個人的に高級料理店で食べたりするよりも満足度はかなり高いんです。(味は敵いませんが…笑)そのような自らの生活をつくることの充実感を僕自身見て、身に染みて日々感じています。

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□大事に受け継がれている文化や暮らし

お祭りや行事や神社、お寺への信仰、漁業等、大事に受け継がれていることは沢山あります。また、便利なツールに頼りがちな現代において、車も走っていない島内では日常から一人一人とのコミュニケーションをとる機会が沢山あり(あいさつなども含め)、人と人との繋がりが日々途切れることなく、暖かく感じています。


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などなど。話し出したら尽きない、何も特別なことがない当たり前の暮らしから沢山のことを得て感じています。


以上、初回はざっとこんな感じでイントロダクションとさせていただきます。

今後も定期的に更新していきますね。

次回は、”なぜ民泊の管理をさせて頂くことに?” ”どのような民泊?” ”沖島の好きなところ”の予定です。

よろしくおねがいしマス<゜)))彡


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