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【予告】働くお母さんにスポットライトを。言語化カフェで「アナタだけ」の読み物をお届けします。

9月から募集予定の言語化カフェ。

対話を通して、想いをカタチ=”読み物”にする。
わたしから見たアナタだけの物語を紡ぐ。

今回は、どんな人に使って欲しいのか、読み物の作り方、位置付け、価格について話をしようと思います。

対話を通して想いをカタチにするとは?

1対1のインタビュー形式の対話を、ZOOMを使ったオンラインで行います。申し込み時に、話し手であるアナタの聞いてほしい内容を書いていただきます。基本的にはそれに対して、自由に話をしていきます。

コーチングとは違うけれど

*その感情を抱いたのはなぜか?
*その行動の際に葛藤はあったのか?
*これからどうしたいのか?

など、話し手さんの想い、つまりカタチになっていない非言語を
言語化するために質問をして、一緒に掘り下げていきます。

こうした言語化の過程を録音させていただき、対話終了後、
それを元に”読み物”としてカタチにしていきます。

どんな人を対象にしているか

友人にインタビューをしていく中で、ムクムクと湧き上がってきたのは

「働くお母さんや女性にスポットライトをあてたい」という想い。

インタビューと聞くと、とある社長さんの輝かしい話や
○億も稼いでる人の成功ストーリーなど
「エライ人」がされるイメージ。

だけど、そんなことないって思うんです。

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誰にでも語れる物語はある。
特に、働くお母さんや、やりたい何かに向かって、もがいている女性に
焦点を当てたいと思っています。

わたし自身も働くお母さんだから。

日々を流されるように過ごしていると
自分の存在をちっぽけに感じてしまうことがある。

そんなとき、誰かに聞いてほしいって思います。

誰かと話すことで、救われたり
案外答えは自分の中にあるって気づけたりする。

だから、そんな場所を提供できたら…と思いついたのが
言語化カフェです。

インタビューのように、取材を受けるというよりは、インタビュー形式のおしゃべりのような感じで、考えてもらえると
いいかなと思います。

あくまでも、おしゃべりの場として、考えてくださいね。

カウンセリングの場ではないので、悩みに対して
わたしの考えを伝えることはあるかもしれませんが
アドバイスはできません。

コーチングの資格は持っていませんが
セッションを受けたことはあるので、
コーチングのように、質問を重ねていくことはできます。

「話を聞いてほしい」と言われることが多いタイプでもあるので、話をじっくり聴くこともできます。

対話を通して膨らんだ話の内容を、
わたしの視点を通した読み物にして、お届けします。

どういう読み物なのか


話した内容がそのまま言葉になっているような、聞き書きや書き起こしではありません。
もし、それをお望みでしたら、ごめんなさい。
言語化カフェではできません。

もちろん、話し手さんの話した内容ベースにしていますが、
わたしという第三者から見た「アナタの物語」といった方がいいかもしれません。

だから、一種の創作物という位置付けです。

以前、友人にインタビューをしたことがあります。
確認のために原稿を送ると、彼女からこんな感想をもらいました。

インタビューってこれまで受けたものだと、
「自分の言った内容で」チェックさせてもらうことが多かった。
でも今回のは、CHIHIROちゃんの書物、というイメージなんだよね。
そこが大きな違いだなーって感じました。
「小説みたい」と感じたので、「わたしの言ったことがどうこうじゃなく、CHIHIROちゃんの目に映るわたしがここにいて、客観的に見ているみたいな」イメージになりました。

ただの書き起こしなら、テープレコーダーに録音して、文字起こしアプリを使えばいいと思います。その方が正確で、時間も労力もかかりません。

ではなぜ、わざわざ「わたし」という第三者のフィルターを通すのか。
理由は2つあります。

自分を客観視できる

自分の背中が自分で見られないように
自分のことを客観的に見ることは難しいです。

想いをカタチ、つまり言語化しようとするとき
それが繊細なものであればあるほど、余計な雑念や自意識が邪魔をして
カッコつけた言葉になってしまう。

自分じゃない自分が出てしまう。

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だけど、対話をしている時って、相手に伝わるように
身振り手振りや表情で、自分の気持ちや考えを伝えようとする。

聞き手であるわたしは、その場の雰囲気で
相手の想いを感じることができる。

表情、声のトーン、話すスピード、周りを包む空気感で
伝えたい何かを感じることができる。

それは、話し手自身からは見えづらいこと。

だからこそ、対話の相手が必要だと思うのです。

話し言葉と書き言葉は違う

その場の雰囲気、勢いで通じるということは、裏を返せば
聞き手がニュアンスを汲み取る必要が出てくるということ。

例えば「やばい」と聞いたときに
素晴らしいという意味での「やばい」なのか
危機的という意味での「やばい」なのかは
対話中は話の流れや雰囲気でわかります。

だけど、実際文字になった時は、その前後の理解がないと
人によって汲み取り方が変わってしまう。

書く際には、どうしても「ぴったりの言葉」を当てはめる必要が出てくる。

そういった汲み取り、書き換えをしていく作業があるので
読み物化するには時間がかかります。

もし、う~ん??と感じる部分があれば
それは初稿の段階で伝えていただければ、書き直しします。
(言語化カフェでは1回までにしようと思います)

わたしの汲み取り不足、認識違いということになるので
その点はあらかじめ謝っておきます。

だけど、自分を擁護するわけではないけれど、
そういう「違い」を感じてもらうことも大事だと思うんです。

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自分と他者の感じ方は違う。
人はこんな風に感じる。

「これはわたしじゃない」と感じたなら、何がそう思わせるのか。

ありのままの自分を見つめながらも、自分じゃない自分もそこにいるという多角的な面白さ。

自分という人間は一側面では表すことができない。

そんなことを感じてもらえたら、より自分への理解が深まるし
自分が好きになるんじゃないかって思います。

完成した読み物の公開について

今まで友人、知人にしてきたインタビューはnoteで公開してきました。

この言語化カフェでの読み物はどうするか。
すごく悩みました。

なぜなら、わたしが書いた創作物ではあるけれど、
話し手さんの物語だから。

繊細な気持ちが含まれた、大事な読み物になるかもしれない。
それを、多くの人の目に触れさせてもいいのだろうか。

新聞に折り込まれる広告みたいに、チラッと見て
ゴミ箱や廃品回収ボックスに入れられたら、どうしようって。
適当に流し読みされてしまったら、悲しすぎる。

だから、多くの人に読んで欲しいというよりは
同じ悩みや気持ちを抱える「必要な人」に届いたらいいなと思って、
noteで有料公開にしようと思っていました。

けれども、その考えはわたしの弱さだと、はたと気づきました。

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流し読みされない物語を書けばいい。

まだまだ歩みを始めたばかりだけれど
今ある自分が絞り出せる物語を紡げばいい。
その覚悟が足りてなかったんだなと、思い至りました。

そもそも、知られていないのに、必要な人に届くわけがない。

だから、話し手さんの了承が得られれば
noteのわたしのアカウントで公開していこうと思います。

守秘義務について

お届けする読み物は、話し手さんの了承が得られた場合のみ、公開します。

了承がなければ、公開はしません。
また、話していただい内容は、口外しません。

わたしを信頼して話してくださったので、その点は必ず守ります。

文章を書く価値

ここからは、価格の話です。

が、実はまだ悩んでます。
自分で自分に値付けをするって、難しいですね。

そもそも、文章の価値ってどのくらいなんでしょう。

わたしは本が好きで、図書館で借りたり、手元に置いておきたいものは購入するのですが、本って安いと思います。

小説にしろ、実用書にしろ、著者の方が費やした時間やその労力を考えると、安すぎるのでは?とも思うんです。

特に小説は、一から世界観を作り上げ、その中で生きる主人公たちの喜怒哀楽や行動によって、書き手の考えを伝えていく表現手段。

書き手の今までの経験、それを踏まえた現在の考えの集大成であり、
他人の「非言語から言語化の過程」を一緒に体感できるともいえます。

それを、ハードカバーの本なら1冊1500円程度、
単行本なら500円くらいで経験できるなんて…。

ありがたすぎます。。

もちろん、人に読んでもらえる魅力や文章力が作家さんにあるのが前提。

読みたいと望む人がいて、たくさんの数を出版できるから
手軽な値段で手に取れるんだと思います。
著作権や印税といったものの絡みもあるでしょうし
本の正確な価格をわたしは知りません。

一方で、フリーペーパーの記事を書いたり
webライターと呼ばれる、インターネット上で記事を書く人たちの
成果物に支払われる価格を知って驚きました。

その人の経験や、掲載される媒体にもよるらしいのですが、
多くの場合「文字単価1円」だそうです。

1字1円。

参考に、わたしが友人にインタビューをした記事は5000字くらいでした。
1字1円だとすると、5000円。

なかなかいい値段じゃない?って思うかもしれません。

でも、この記事を書き終えるまでに、約1ヶ月かかりました。
(日常生活の合間に書いていたので、丸々1ヶ月を費やしたわけではありませんが)

①インタビュー時間 90分
②文字起こし時間 180分

(録音したインタビュー内容を、もう一度聞き直して文字にしていきます。文字起こしアプリなどもありますが、わたしはもう一度聴きながら、手書きで文字起こししているので、倍の時間がかかりました。)
③構成、編集、初稿完成 
(何日かかったかは正確にはわかりませんが、インタビューしてからちょうど2週間後に初稿を友人に送りました)
④修正、写真追加
友人に内容確認してもらい、2回書き直しました。これはわたしの力不足、認識不足もあるので、ここで時間が結構かかってしまいました)
⑤完成、noteにて公開
(インタビューから1ヶ月後)

これくらい時間はかかっています。

だから、すごいでしょ!と言いたいわけでは全くないです。

文字起こしは、わたしがもう一度聴きながら手書きでやる方が
その時の様子を思い出しながら、構成も考えられるので
わざわざ時間のかかる方法でやっています。

だけど、わたしの不器用さを差し引いても
文章を書くには時間がかかります。

頭の中で考えていた内容と、実際手を動かし始めて文章にしていった内容の
あまりの違いに戸惑ったり。

話し手さんの感情背景を汲み取ったり、
それをより的確に表せるぴったりな言葉を、頭の中で探し求めたりと
考える時間がどうしても必要になるからです。

今、とある企業のプロボノライターという
プロのボランティアライターのための研修を受けています。

そこで代表の方が「ライターの価値を上げたい」と仰っていて
激しく共感しました。

日本人だから日本語を話せるけれど、
誰もがちゃんと伝わる日本語を作り出せるわけではない。
誰でも伝わる文章や、想いをのせる文章を書けるわけでないことを
強く感じました。

泥団子みたいに、握りつぶしたら脆く壊れてしまいそうな自信だけども。

話し手さんが差し出してくれたその想いと、できる限り誠実に向き合う。
共有した時間を読み物にして、お返ししたいって思います。

そういう気持ちと時間のかけ方になるので
価格は、文字単価1円以上にはなるかと思います。
(曖昧なままでごめんなさい)

募集について

9月に募集をする!と考えていたのですが、ここにきて迷いが生じています。

なぜなら、自分で自分に値付けができないからです。

概要は大体決まったのですが、まだまだ自分で自分にGOが出せません。

足りないものは、自信。

だからまず、9月は練習相手として付き合ってくださる
モニターを募集しようと思っています。

わたしが頭の中で思い描いたやり方で通用するのか。
それぞれの工程を検証して、やってみようと思います。

このnoteでも、その過程を公開していくつもりです。

まずは、周りの友人に言語化カフェの体験をお願いする予定ですが、
少し慣れてきたら、noteをフォローしてくださっている方で
練習相手になってくれる方を募集しようかと考えています。

いきなり仕事にしないで、もっとじっくりと育てたほうがいいことだと思いますよ」

そんな風に言ってくださった方がいて、
ストンと気持ちが落ち着いたんです。

早く、早くやらなくちゃ。
そんな風に焦っている自分に気づけました。

完璧にしてから世に出すことを目標にしてたら、
一生、日の目を見ないけれど

脆いままで出して、ぺしゃんこになったら
わたしは多分、立ち直れない。

まずは自分で自分に、とりあえずでも合格点が出せてから
値付けをしたいと思っています。

どんな風にやっていくか、ここでお見せできるのを楽しみにしています。

長々と書いてしまいました。

読んでくださってありがとうございました。


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