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キオクをキロクするライターになる。言語化する場所「言語化カフェ」について。

ここ数日、1対1で語る機会が多かった。

それはzoomだったり
美容院だったり
ご飯を食べながらだったり

場所は方法は違えど、なんかカフェみたいだなと思った。

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言語化カフェを思いついたわけ

あなたのことをもっと知りたい
わたしのことをもっと伝えたい


誰かと話をしたいっていう気持ちは
人間がもつ ”根本的な欲” みたいなものかもしれない。

社交辞令のような表面的なおしゃべりではなく

目の前の相手と向き合う対話は、自分と向き合う時間でもある。

モヤモヤ、フワフワする気持ちに
しっくり当てはまる言葉を探すことは
頭の整理整頓になるし

あらためて、自分の軸や目指したい未来を見つけることにつながると思う。

自分の気持ちを
誰かからの借り物の言葉ではなく
自分の言葉で表現する。

それは自分を発見すること。
再認識することにつながる。

そんな言語化が気軽にできる場所を作りたい。

…で、思いついたのが「言語化カフェ」

言語化+カフェで言語化カフェ。
見える化、視覚化、可視化ともいえる。


頭の中で、独り自問自答を繰り返すのもいいけれど

話す相手がいることで、モヤモヤの迷路を抜け出すヒントが得られるかもしれない。

つかみどころのないフワフワとした想いを、カタチにするきっかけが得られるかもしれない。

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話すだけなら、誰とでもできる。

言語化カフェでは、その話した内容が「読み物」として文字化されます。

対話をしている最中や直後は、その熱量の余韻が続いていて

これが自分のやりたかったことだ!って、未来が見えた気持ちになったり、想いを吐き出すことで、気持ちが晴々としてるかもしれない。

だけど、一旦日常に戻ったら、その時の感情は案外忘れてしまうもの。

私自身、コーチングを受けたことが何度かあって、とてもいい時間を過ごせたし、自分のこれからを整理するのに効果的なんだけれども

「あれ、なんでこういう流れになったんだっけ?」とか

「そもそもこの考えに、どうやって行き着いたのだろう?」と

その ”流れ” みたいなものを忘れてしまってることが多くて。

話しながらメモを取ればいいのだけど、話に夢中になってついつい手はおろそかになりがち。

でも、私はその考えの過程や流れにこそ意味があると思ってる。

1+1=2でしかないけれど、どうして2になるのか。

そこに自分なりの理由が見えることで
より行動しやすく、自分らしさを見つける糸口になるのではと思っています。

どうやってその時の自分の最適解に行き着いたのか。自分なりの納得感を理解していれば、ふとした時に立ち戻れる。

その考えの道のりにこそ、納得感が存在する。それがあなただけのストーリーになる。

話したストーリーが文字としてカタチに残っていれば、その時の気持ちを蘇らせるきっかけになる。アルバムをめくった時のように、昔の自分に再会できる。

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キオクは薄れていくものだから、キオクをキロクしたい。

その思いが根底にあります。

だいぶ前置きが長くなりましたが、私がどんな人物なのか
自己紹介をさせてもらいますね。

「言葉での表現が好き」だと気づいたスピーチコンテスト

「言葉」が好きだったんです。読むのも、書くのも。

小学2年か3年の時に、担任の先生が一人ひとりに「○○が得意で賞」をくれたことがありました。私は「音読が得意で賞」だったんです。

それがすごく嬉しくて。

主人公は楽しいのか、悲しいのか、どんな気持ちなのかを想像する。

書かれたものに自分なりの解釈を加えて、声に想いをのせる。 

それが面白かった。

高校生になると、ただ文章を読むことから、自分の考えや意見を言葉で表現することにも興味が湧いてきました。

英語のスピーチコンテストに出場したのをきっかけに、他言語での表現にも魅力を感じて、大学では第一言語で学んでいたスペイン語でもスピーチをしていました。

大学2年生のときに訪れた中米コスタリカは、軍隊のない国としても知られていて、その時に感じた「平和の意味」をスペイン語でスピーチをしました。毎年出場して、大学4年のときには念願だった優勝も経験。
(優勝賞品のスペイン往復航空券が、どうしても欲しかったんです笑!)

日常生活ではなかなか言葉にしにくいことを、自分なりに考えて文章を作り上げる面白さと難しさ。

それが今の私の原点だと思っています。

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他者の想いをカタチにする

何人かの個人事業主の友人に、インタビューをしたことがあります。

インタビューをしてみたいと思ったのは「人」自体への興味から。

どうしてお店を開こうと思ったんだろう。
ここに至るまでにどんな経験をしてきたのだろう。
何を大切にしているんだろう。

他の人の考え方や価値観を聞く。
正解のないことをぐるぐると話す。

そういうことが好きなんです。

難しいことはわからないけど
哲学する時間が好きと言えるかもしれません。

絵本作家のヨシタケシンスケさんのファンなのですが
あんなふうに「なんだろう」って考えて
表現することをやっていきたいと思います。

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対話を通して、自分にはない考えを知る。
価値観がアップデートされる。

すごくワクワクします。

インタビューって特殊な対話の時間だと思うんです。

膝を突き合わせて、普段は考えないところまで自分を掘り下げて、目の前の相手に伝わるように言葉を探す。

そういう時間の共有は貴重だし、化学反応のように思いがけない発見がある気がしてます。

「知らない」が「知っている」になる感覚。
未知が既知になる瞬間に、たくさん出会いたいって思います。

人とちょっと違う視点で考える

「変わってるね」って、たまに言われます。

自分ではそう思わないけれど、自分のことって案外わからないんですよね。だから、少しずれてるのかもしれません(笑)

変わってるというか、ちょっと違う視点で考える癖ができたのは
大学時代の中南米旅行の影響かもしれません。

日本人があまり行かない中南米
(コスタリカ、グアテマラ、メキシコ、ボリビア、ペルー)を訪れて得たのは、「何それ?」って面白がれる感覚。

今までの当たり前が、ガラガラと崩れていく出来事の連続でした。

水道をひねって水が飲める。
トイレットペーパーが流せる。
シャワーの水が温かい。

こういった日本との違いは、よく耳にしますよね。
秘境紀行文でも読んだら出てきそうな、ありがちなことかもしれません。

でも、私が実際に体験した借り物ではない経験は
こんな風に具体的に書けます。

高熱(39度)で病院に行って処方された真っ青なカプセルが、喉につまりそうなほどの大きさで、飲んで数時間で35度まで熱が急降下した体験をしたボリビア。
腹痛に襲われるも公共のトイレが見つからず、高級ホテルのフロント係に必死の形相でトイレを貸して!と ”トイレはしご” をしながら歩いたペルー。
道を歩けば「よっ、ねーちゃんかわいいね!」とピロポと呼ばれる声かけと口笛で、ビルが鳴いたメキシコ。
主食であるとうもろこしの粉でできた、グアテマラの家庭で食べたしんなりと柔らかく、ちょっと分厚い手作りトルティーヤ。

全てはわたしの物語。
だけど、心の中にしまっておいたら、誰も知らない。
無いものになってしまう。

それってすごくもったいない。

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自分では普通だと思っていることが、実はそうではない。
あなただけの物語がある。

それを、言葉で残しておく。
そのお手伝いをするのが言語化カフェです。

自分の外に出してあげる

私は、専門家ではありません。特別な資格もスキルもない。
でも誰かの話を聞いて、それを元にあなただけの読み物をお渡しすることはできます。

自分の心の中にずっとしまってあって、外に出したいけど出せない何か。

モヤモヤとする気持ちを表現をしたいけれど、
自分ではどうしたらいいか分からない。

そんな時の一つの手段として、使ってもらえたらいいなって思います。

私のいいところって、なんだろう。
仕事の方向性を決めたいから、話を聞いてまとめてほしい。

話したい何かがあるなら、それでオッケーです。

ずっと、心の中にしまっておくのって、しんどいなって思うんです。

誰かに話すことで、スッキリと楽になった経験、ありませんか?

やらないといけないこと
やりたいことがごちゃごちゃになって
頭がパンクしそうな時

紙に書き出すだけでも
優先順位がついて思考がクリアになりませんか?

私の場合は、夕飯のメニューがそれです(笑)

家に帰ったら、冷蔵庫にある人参を切って、あ、先に切り干し大根を水につけておかないと。いや、先に米をとぐか。あ、でも今日は冷やご飯が余ってるし、チャーハンでもいいか…

こんな感じです。すると大抵何かが抜け落ちます。だから、紙に書く。

自分の外に出してあげる。

忘れたくないことなら、なおさらです。
大切な何かこそ、外に出して記憶とは違うカタチで保存しておく。

キオクをキロクするって、そういうことだと思います。

つまづいたとき、悩んだとき、
過去の自分が今の自分にエールを送ってくれる。
スタート地点に戻ってきやすくなるかもしれません。 

言語化カフェは、zoomで開催します。

録音した内容を、こちらで聴き直しして、言語化します。

言語化した読み物は、後日(最低でも10日から2週間はかかります)お渡しします。

インタビューのような形式なのか、私からみた物語のようになるのかは、話の内容によります。

どんな記事を書いているのか、気になったら、こちらをご覧ください。

言語化カフェの募集は9月を予定しています。

またnoteでもお知らせしますね。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

インタビュー

ショートストーリー

子育てエッセイ


こちらのサイトにも掲載させていただいてます。



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