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創作くずれ

とかく、夢ばかりあったのだ。

小さな頃私はガソリンスタンドの店員になるのが夢だと親に言っていたらしい。オイルを入れる器具がヒーローの銃のように見えていたらしい。

小学校高学年くらいからだろうか、将来の夢や希望する職業の話が私は苦手だった。これだ!という夢が無かったためだ。私がなりたいものはとにかくたくさんあった。漫画家・小説家・画家・ミュージシャン・科学者・陶芸家・映画監督・宇宙飛行士etc…etc…。
特に取り柄の無かった私だからこそ色んなものに憧れた。

さらに年を経て、徐々に膨大な夢を諦め、そぎ落としていった。そして最後に物書きという目標だけが残っていた。高校の頃から拙い小説を書き続け、息抜きに絵を描いたりもしてみたが、未だ何一つ形にはなっていない。最近は野心も情熱も滑空しながら段々地に近づいているような感覚を覚える。ここ数年、私の創作は半ば自虐のようなものだ。誰にも評価されないことをあえて「これでよいのだ。」と笑ってみせた。

こんなことをいつまで続けるのだ、と辟易した私は今一度自分と向き合おうと思った。
自分を投影したキャラクターの物語を作ってみることにした。酒飲みで金がなく、タバコ代を捻出することに脳みそのほとんどを使ってしまうようなどうしようもないキャラクターを描くのだ。

藤子不二雄+吾妻ひでおといったバランスにはオリジナリティの欠けらも無いが、ひとまずこれを足がかりに何かを作っていこうと思う。

絵自体も撮り方も雑…
清書は、明日にしよう。

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