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「新」が沢山東北旅【5/24〜26東北旅】

友人『仙台に野球観に来ない?』

この一言から決定した東北旅は、二度寝の影響により午後からのスタートとなる。野球好きで大好きな日本ハムの試合、大学卒業までに12球場回ると決めたら行くしかないっしょ!目的地はもちろん、仙台。

行くことが決定したら次は「どのようにして行くか」だと思うが、私はヒッチハイクという手段を選択した。
ヒッチハイクは正直、ハードルが高い。ほとんどの一般人に冷たい目で見られ、プライドを捨ててお願いする。そして、無料で乗せてもらう。
でも、卒業までにやってみたかった。
これには幾つか理由があり、
①今年の目標が「めちゃくちゃ色々な人と話す」
②単純にお金が無い
③自信のない自分を脱却したい

などの理由が挙げられる。

5/24

二度寝をかましてしまった私は、急いで支度を済まし関東圏→東北に繋がる東北自動車道の蓮田SAまで向かった。

意外とこじんまりしてた

従業員出入り口を通り、バイトさんに「お疲れ様です!」と言われながらSA内に侵入成功。早速ボードを掲げたいところだが、人生初であり恥ずかしかったのかなかなか勇気が出ない。

しかし、それではどうしようもないと勇気を振り絞ってボードを掲げた。

15:09 ヒッチハイク開始

さすがの交通量、多くの人が自分を見てくれる。
ちょっと恥ずかしかった。
バスツアーの高齢者たちが頑張ってと声をかけてくれる。
家族連れの子供に指さされる。
でも、やるしかない。
すると、15:25頃、1人のおじさんが声をかけてくれる。

「福島まで行くけど乗ってくかい?」

断る理由は無かった。ヒッチハイクを始めて約20分、沼津から福島に帰る途中の米農家を営んでいるおじさんに軽トラに乗せてもらった。(ちなみに軽トラも人生初)

15:25 乗車

車内では色々な話をした。仕事の話、福島の話、今の話、これからの話…
めちゃくちゃ楽しかった。ヒッチハイクしたからこそあった出会い。

ヒッチハイクを行う上で、会話を止めないことはマストである。タダで乗せて頂いている分、会話相手になり適度な自己開示を通してコミュニケーションをとっていかないといけない。それが私にできる最大の恩返しである。
なのでその時間をめちゃくちゃ大切に、会話を続けた。

もっと小刻みになるかなぁと思っていたのだが、なんと福島県の安達太良SAまで乗せていただいた。初手で埼玉から福島へ。距離にして210km。感謝しかない。本当にありがとうございました!!!!!
普段あまりインターネットを使わないらしいが、このnote、紹介したので見てくださってたらありがたいなぁ…

ありがとうございました!!!

17:45 安達太良SA着
17:55 ヒッチハイク再開

え、こんな感じで行けちゃうの?
楽勝ムードが漂う中、今度は仙台方面という文字を書き再開した。

が、ここからヒッチハイクの厳しさを知る。
声はかけてくれるが、乗せてくれる方が見つからない。
「地元なんだよね〜!」「次のインターで降りちゃうんだよ〜」「仙台行くんだけど満員で乗る場所なくてさ」
助手席で🙏のポーズをしてくださる方も。なかなか上手くいかない。ちなみにこの時、ほとんど恥ずかしさは消えていた(同年代の大学生の部活遠征ぽい人達に見られたのはさすがに恥ずかしかったが)。一回目で自信がついていたのだろう。

見つからないまま、日没が迫る。そのまま普通に日没した。夜になった。このままじゃやばい。どうしよう。
幸いにもSAから40分くらい歩くとJRの駅があったため、終電も調べた。タイムリミットは20時。よし、この時間までやろう。そう決心した。

しかし、時間は刻一刻と迫る。
その時だった。

「山形までなら乗っけてくけど、どうする?」

声をかけてくださる方が。
最終目的地は仙台だったが、山形も悪くない。むしろ、山形県は行ったことがなかったので行ってみたかった。返事を断る理由は見つからなかった。

「お願いします!!!」

そういって、安達太良SA→山形駅の2回目のヒッチハイクが始まった。

19:35 乗車

乗せてくださったのは山形に帰る介護福祉士の高山さんという方だった。たまたまSAでオンラインMTGをしている際に目の前に私がいて、乗っけてくださったそうだ。

とても気さくな方で、話を振ってくださったり色々な地元トークで盛り上がった。山形駅まで会話が途切れることがなかった。

6人家族の父親で、長男が私の1つ上ということもあり色々な話をした。
途中コンビニで飲み物も奢ってくださり、感謝しかなかった。そう会話を続けているうちにあっという間に山形駅に着き、写真と連絡先を交換してお別れ。実家から少し離れているにも関わらず、駅前まで乗せていただいた。

感謝しか無いです!!!

2人には感謝しかなかった。
「ただ旅行に行く」という動機の私を、無料で乗せてくださった。東北まで運んでくださった。
ちなみに今年、大学4年になり卒業までに決めていることがある。

①めちゃくちゃ色々な人と話す
②47都道府県制覇する
③迷う理由が「お金」なら行動する
④めちゃくちゃお金を使う

最後の大学生活、悔いのないようにやりたいことを全部やる。そう決めている。そのうちの一つをヒッチハイクを通して叶えることができた。

ヒッチハイクしていなかったら無かった出会い。話せなかった会話。自分が行動していなかったら無かった出会いを、自ら引き寄せることができた。これからも、色々な人と出会い、新しい価値観を吸収して楽しい場を作れるように行動して人として成長していく。

山形駅周辺で調べためっちゃ美味しそうなつけ麺屋さんで食事をし、一泊した。(店員さんの訛りがすごくて旅行に来たなあと実感した)(あとめっっちゃ美味しかった)


5/25

書きたかったのはヒッチハイクの事だったのでここからは適当に旅の記録を書いていく。

朝一で仙台へ向かい、メイン?の野球観戦へ。中学の同級生が宮城にいるということで、合流して球場へ。
11000円もするフィールドシートで臨場感を味わいながら、無料でもらえた楽天のユニフォームを着用してどっちを応援しているんだ状態でお酒を飲みながらゆっくり観戦した。

試合は5-0で完投勝利。きもちいいいいいいい!

試合後は牛タン司で夜ご飯。めっちゃ並んだけどおいしかった。

5/26

車を借りて岩手&宮城観光。
朝ご飯を抜いて岩手へ向かい、花巻の蕎麦屋さんで夢のわんこそばを実食。
100杯を目標にしていたが、味に飽きる。多分、しっかり噛んで食べていたこと、ここ最近怪我で運動していなかったことが敗因だろう。男性平均の上の方である60杯でギブアップ。ミスド食べ放題18個食べれた俺がこんなんで終わってたまるか。次はコンディション整えてリベンジしてやる。

さすがに悔しすぎた

その後花巻東高校で大谷と菊池のモニュメントにパワーをもらい、鍾乳洞を探索したりすずめの戸締まりの聖地に向かったりと岩手を楽しんだ。

東日本大震災の津波被害区域にも足を運び、田んぼや更地、新しい建物、デカすぎる防波堤に衝撃を受けた。

陸前高田の奇跡の一本松。

そんなこんなで日曜日が終わり、仙台に戻って夜行バスで帰路についた。
家に帰り即寝。起きたら13時。その日は何にもしなかった。旅の余韻を感じながら、ダラダラ過ごす。これも幸せ。3年間大学にしっかり通い、就活も頑張ったから今がある。今しかないこのダラダラできる日を、噛み締めた。

金欠は変わらず

旅行に来たら、お金を使う。決めていることだが、やっぱりきつい。

今回の旅はヒッチハイクやネカフェ泊のおかげで費用を抑えることができたが、野球のチケットは奮発して11000円の席にしたし、球場グルメも高い。想像以上に東北がデカくてレンタカー代もかかったしわんこそば、萩の月、ちょっと高めの居酒屋に行っちゃったもんだからガチで使いすぎた。

後悔はしていないが、もう少しうまいお金の使い方ができたと反省。
抑える所は抑えて、使う所は使う。今後もメリハリをつけて旅行していきたい。

韓国とフランスに行く費用貯めておかないと本格的にヤバイ。。。

けど、行って良かった。東北、田舎でいい所だった。また行きたい。けど、いざ住むとなるとちょっと躊躇。配属先になりませんように🙏

そして、この旅を実現するために支えていただいた方に感謝。
楽しい旅にしてくださり感謝。

また普段の日常に戻るけど、頑張ろう。。。


次はどこへ行こうかな。。。

久しぶりに見たド田舎

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