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#21:家庭のDX(を考えるに至った経緯まで)

DX(デジタルトランスフォーメーション)というバズワード。ITのお仕事をしてる人は(いやITに関係ない人でも)、最近、毎日どこかしらで目にするのでは?

− はい、同じく、私もそうです。

しかしながら、バズワードにありがちな定義のブレや人々の自由な解釈。そして、言葉の独り歩き(だからこそ、使い勝手が良くバズるのだが)によって起こる問題がある。それは毎日、DXを目にする度に「結局、DXって何?」「ここで言われているDXはどういう意味?」などといちいちDXが現れる度に、都度、余計な思考の沼にハマるのは御免だ。

ということで、自分の中でDXを消化する(腹落ちさせる)ために、少し考えてみる。

□正攻法:言葉の定義から攻める

まあ最初に書くが、言葉の定義を検索しただけでスッキリするなら元からハマってないはず。しかし、ここに沼化する闇はきっと潜んでいるはずなので、とりあえず、通らねばならぬ。

DX:「ITの浸透により、人々の生活が根底から変化しよりよくなっていく」というエリック・ストルターマン教授が提唱した原義を元にした認識。

上記リンクの内容でまあまあ分かった。かなり詳しい解説だと思う。読み通したことで、何となく分かったことが3つある。

●DXには3種類ある(広義/狭義/経産省)

●言葉の定義が広い(生活がよりよくなる?)

●金になる(DX本、DX職、DXビジネス等)

2点目、3点目はほぼ予想通りだが(バズワードの宿命)、1点目は単純に知らなかった。この複数定義のせいで、基幹システムの再構築(経産省)もスタートアップの新しいデジタルビジネス(狭義)もDXで括れることが分かった。

□DX定義で分からないこと

一方で、分からないこともある。

●結局、DXされた結果はどうなるのか。

●果たして、我々の生活はよりよくなるのか。

ひとつ目は他の言葉と比べると分かりやすい。ペーパーレス。これだとペーパーレスの結果、紙がなくなる状況になることが一目瞭然だ。
 ・一方でDX化された企業は?
 ・DXされた我々の生活は?
答えがひとつでないこともあるが、どちらもどういう結果を目指すべきかピンと来ない。

□DXモヤモヤの原因

しかし分からない点を突き詰めたことによりDXに対するモヤモヤの原因がハッキリ分かった。

つまりDXされた後の世界が描けてないのだ。または、既にDXされたと言われている結果に、あまりピンときていない(何が変わった?)こともある。突き詰めると、DXが一体我々に何をもたらすのか?が私にはまだ分からない。

広義では、我々の生活をよりよくするという、とてもシンプルな意味のはずなのだが…。

□家庭のDXを考える(次回)

そして、自らDXを消化するには、家庭のDXを考えてみる必要がある、という結論に至った。

個別企業のDXの成果が、自分の生活に何をもたらすかは分かりにくい。(その企業に勤めてない限り、全く関係ないし、背景知らないし。)

ただ企業の成果によって、家庭がDXした例はそこそこありそうな気がしている。

一度でスッキリとした答えが出ておらず恐縮だが、続きとして次は家庭のDXを考えてみる。(考えてみた↓)

一旦、今回の結論は、DXには定義が3つあり、生活をよりよくするものだが、どういう結果がもたらされればDXしたと言えるかは、(現時点では)よく分からない、ということになる。

長文をお読みいただきありがとうございます😭


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