鮨カレンダー ~鮨みずかみの1年~ 葉月(8月)
本連載は、鮨歴10年超の鮨ブロガーが1年を通して毎月同じお店に通い、鮨の魅力をお伝えする企画です。鮨種(=すしネタ)の変遷から、旬を味わう喜びをお届けします。
1年を通して読んで頂ければ、鮨と魚に詳しくなり、鮨を食べるのが格段に面白くなるはずです。そして、誰かと一緒に鮨を食べに行くときも、鮨のトリビアを説明できる立場になれます。
文月(7月)の記事
本記事は連載第8号です。
お伺いするお店は、半蔵門の「鮨みずかみ」さん。親方の水上行宣(みちのぶ)さんは、名店「すきやばし次郎」で16年間も修業された方です(他のお店での修行を加えると、修行歴はトータル23年)。
今回は、葉月(8月)に伺った際の内容をお届けします。
8月については、夏に伺った中でも一番季節の変化を感じました。シンコ、新イカと言った、8月らしいタネが現れたことも理由ですが、個々のタネの味がガラリと変わり、語弊なく最初から最後までテンションぶっちぎりでした。各タネの味が変わると、鮨の純粋な美味しさ以上に感情が揺さぶられ、鮨店での体験価値が向上することを実感します。
お盆明けは非常に厳しい状況の河岸でしたが、8月第4週目はかなり落ち着き、良いタネが多かったようです。「鮨みずかみ」さんで使用するタネは江戸前鮨王道のタネが主体なので、季節の状況、河岸の状況がダイレクトに表れます。本note「鮨カレンダー ~鮨みずかみの1年~」も残すところ4回となりましたが、「鮨みずかみ」さんを選んで本当に良かったと感じます。本noteを読まれた方も、来年、毎月とは言わずとも季節の変化が大きなタイミングで足を運んでみると、確実に鮨・魚に詳しくなれるはずです!
それでは、お楽しみください!
葉月(8月)の「鮨みずかみ」さんの魅力
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