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春を探しに寿司屋へ行く #すし好 和 グランスタ丸の内店

 皆さんはどうやって季節を感じますか?春には花見をして、夏には海へ行き、秋には紅葉狩り、冬は雪で遊び。。。色々な楽しみ方がありますが、東京で季節を感じたいのなら寿司が一番だと思っています。トップに載せたのは白魚(左)と蛍烏賊(右)で、どちらも春を代表するネタのツートップです。

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 白魚は生のものを薬味と食べる場合と、桜の葉に載せて蒸したものを食べる場合の2パターンがありますが、どちらも旨いんです。それぞれ食感が異なり、生ならつるんと勢いよく、蒸せばほろっと儚い食感が感じられます。活力あふれる春の鼓動と、ぱっと散る桜の画が浮かんだり浮かばなかったり。ああ、こんな小さな命を食べてもいいのだろうかと白魚たちの将来を想えば、白魚はこのサイズで既に成魚という驚き。

 蛍烏賊はたいていボイルで食べることが多く、店によっては味噌や薬味と叩いてなめろう風にすることもあります。1匹まるごとなので必然的にミソも食べることになり、その香りとまろやかさがクセになります。ちなみに食べられる蛍烏賊のほとんどはメス。本来深海でくらしているはずの蛍烏賊ですが、産卵期だけメスは浅瀬に上がってきます。そこをまとめて捕まえてしまう人間の残酷さたるや。感謝して命をいただきましょう。

 ちなみに魚に春と書いて「鰆(さわら)」と言いますが、本当の旬は春ではありません。気になる方は是非↓の記事をご覧ください。キーワードは「裏旬」です。

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他に食べたネタも一応紹介しておきます。ここは立ち食いスタイルなので、これだけ食べても2000円ちょっとで収まってしまうのが嬉しいですね。週末のちょっとした贅沢にピッタリです。

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中トロ:いつでもどこでも美しいです。

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漬け鮪:以前は湯霜からの冊漬けをしていたはずですが、仕込みが変わったのでしょうか。

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とろたく巻:オーソドックスなとろたくですが、普通に美味しいですね。

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白烏賊:障泥烏賊系のねっとり食感です。生姜を乗せるのは珍しいです。

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