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受け取らないということ



note書くのお久しぶりです。むんです。

最近は心のバランスの波が少しだけ、小さくなってきたように思います。しんどい時もあるんだけどね、ほんの少しだけ私になれてきた。

そんなふうに日々過ごしながら、これは大事なことでは?という気づきがあったので記しておこうとおもいます。


つい昨日の事です。
この日曜日は私が長女、夫が次女をそれぞれ見て出かける予定がありました。出かける準備をしながら、後ろで夫がなんかイライラしているな、と感じていました。

私たちって人の感情にすぐ気がつくじゃないですか。夫は子どもへの注意の仕方の言葉や声の大きさが段々大きくなってることに気がついていないようでした。

長女は出かける前に自分が使った色鉛筆を片付けるように夫に言われて片付けていました。文房具の棚は、そこにあると危ないよと私が散々言っていたけど場所を移動させられていない夫の植物が置いてあります。
娘は避けながら色鉛筆を片付けていましたが、ついに本が倒れて植物が棚から落ちてしまいました。

夫は瞬間的にキレて、抱いていた次女を床に置いて植物にかけよって「何やってんだよ!」と長女を怒鳴りつけました。

フラッシュバックは幸い起こりませんでした。

「ちょっと、やばいよそれ」

落ち着いてそういうと、夫は私を睨んで私が今朝起きれなかったことや私の普段の怒っている時の様子を怒鳴ってきました。

「そう、文句を言いたいだけなのね、わかった」

話ができる状態ではないなと思いました。それだけ言って、泣いている姉妹に上着を着せて、ママと一緒に行こうね、と家を出ました。

自転車に乗りながら、パパの大事な物を落としてしまったと落ち込む長女に話しました。

「植物が落ちた時、怪我はなかった?」

「パパは怒っていたけど、元々あそこにあるべきものではないから娘ちゃんが落ち込む必要はないよ」

「怒っているパパの気持ちはパパのものだから、私たちが気にする必要はない。私たちは私たちで日曜日を楽しもうね」

そう話すと娘は落ち込むのをやめて楽しそうに遊び始めたのでした。
これは娘に言っているようで、私が私に言っている事でもありました。私の気持ちを人がどうしようもできないように、夫の気持ちも私がコントロール出来るものではない。
私は私。そんな風に言い聞かせた所がありました。


受け取らないとは?

こんなふうに対応出来たのは初めてだったので自分の中で考えてみました。

今までの私なら、夫がイライラした時点で防衛本能が働いて逆にキレていたんですね。怒りは自分を守るためのものでしたから、そこにフラッシュバックが加わるととんでもないですね。

夫は「俺は少しでもイライラしちゃいけないのか?」とその度に言っていました。
そうじゃないよな、夫の気持ちも大事だよな、と考えることができるようになったのは、今少し落ち着いているからかも知れません。

私が辛い気持ちを理解してほしいように、夫もわかってほしいことはあるよな。娘達も同じだよな。私はそれをして貰えなかったから今まで理解できなかったんだな。

パパのことは置いておいて、楽しい時間を過ごした私たちは帰路につきます。家の下に着いた時、娘が心配そうに言いました。

「パパ、もう怒ってない?」

「大丈夫だよ」

娘の不安に応えながら、そうであってほしいと思いました。私の中でこの対応をした後のデータがまだ無いため、これでよかったのかどうかわからなかったんです。

夫の対応

先に結果を書きますが、夫は私に素晴らしいデータをくれました。

家に入ると、晩御飯の準備と家事を終わらせた夫が長女を抱きしめて

「ごめんなさい、君は悪くなかったのに怒鳴ってしまった。パパが悪かった」

と言ったんです。

その後に次女を抱いてこう言います。

「ごめんね、今日2人でバスに乗る約束だったのに、パパが怒ったせいで乗れなかったね」

最後に私に向かって

「今日はイライラして誰も悪くないのに当たってしまってごめんなさい。俺が悪かったです」

そう言って頭を下げました。

ああよかった。そう思いました。
夫の素晴らしい所は、自分のいけなかったことを反省して謝れるところだと思います。そうできない親や人はたくさんいますから。

子どもにきつく当たってしまうことはどんな親でもあると思う。後から謝って自分の非を行動を伴わせて認める夫を尊敬すると共に、自分の過去の修正もしてもらえたと思いました。素晴らしいデータが取れたわけですね。


過去の修正

母はイライラを家族にぶつける人でした。その矛先はもっぱら私に向きました。殴られ、蹴られ、罵声を浴びせられた私は夫のイライラにその恐れを自分の怒りに変えて守っていたんです。

子が寝たあと夫が話してくれました。

「落ち着こうと、外に出て本を読んだ。カフェには色んな人がいて、恋人や子どもをそれぞれ可愛がって、大切に生きているように見えた。俺は何をしているんだろうと感じて家に帰った。俺がぶつけたイライラのせいで、むんたちが家で晩御飯を食べないかもしれない、でも自業自得だなと思いながら家事と食事の準備をしてた。帰ってきてくれて良かった。本当にごめんなさい」

そんな話をされながら、私もnoteに書き記したような、今日感じた事を夫に話したんです。

過去の修正をしてくれてありがとう。お陰で私の中で、はじめて「境界線を大切にして、受け取らない」という事ができたと思う。私の気持ちは私だけのものであるように、あなたの気持ちはあなたのものだから。大切なことだよね。

1時間ほど話して、気持ちがスっとしました。夫は私の母のように酷い人ではない。信頼して、安心して過ごせる場所を作っていける人だと改めて認識できた気持ちでした。

素晴らしいデータと共に過去の修正ができたんですね。


久しぶりのnoteで書き方を忘れてしまった🥹

なんだか大切な気がしたので記しました。親に教えてもらえるはずの、人との境界線と気持ちのお話。
今学び直して、自分の育て直しをしている。きっと、私もちゃんと生きられるはず。

いつも大丈夫だよって言ってくれて、ありがとうございます。穏やかに今日を生きられる事を感謝🙇‍♀️


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