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今日、家に帰ったら息子とサカナが待っている。

今朝あったことなんですけど。


いつも通り時間との闘い。

朝のわたしはすごく必死でいまにも爆発しそう。


子どもたちにごはんを食べるように促したあと、洗面台で化粧をしていた。子どもの行動を思うように動かすのは難しい。だから必然と自分の行動は早くなっていく。所要時間5分もかからない化粧。ここで時間を稼がなきゃいけないからね。

そんな風にわたしが本日もお化粧タイムアタックに挑んでいると、ごはんを食べていたはずの息子が「ママ~」とやってきた。

「なに~?」

わたしはちらりと目線を移す。

すると息子が言った。

「昨日ね、学校で工作したんだけど、今日持ち帰っていいって言われたから持って帰ってくるね。」

一瞬、「なんだ、そんなことか。」と思ってしまった。(だって「牛乳こぼしちゃった」とか「食べ過ぎて気持ち悪い」とかいろいろ前科があるんだもん。)でもそのあとに続いたのは、

「僕がね、作ったやつすごいんだよ。みんなネコとかイヌなんだけど、僕はサカナを作ったの。サカナを作ったのは僕のほかに〇〇くんと〇〇くんがいるんだけど~・・・」

「しっぽのところもすごいんだよ。こんな風に・・・」

身振り手振りを加え、悦喜して話す息子。



前言撤回。全然、“そんなこと”じゃなかった。


一気に夜が待ち遠しくなっちゃったよ。家にいるのに帰りたいとはこのこと。


一緒に家を出て、わたしはバス停、息子は小学校へ向かう分かれ道で

「サカナ~~~!忘れずに持って帰ってきてよ~~~~!!!」

と大声で手を振るわたしに、息子は控えめに手を振り返した。


よし、今日も一日頑張ろう。




本日も読んでくれてありがとうございました。





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