花音

はらはらと舞い降りて来る言の葉を 紡ぎ織り成して 感じるままに物語を描いていきたいと想…

花音

はらはらと舞い降りて来る言の葉を 紡ぎ織り成して 感じるままに物語を描いていきたいと想います

最近の記事

彩りなるままに  想像を超えて

「ユダヤの神さまとは?」と考えていたら 『私は在りて在るものである』万物の創造者・唯一神なのですね                 (Wikipdiaより引用) 私が安野貴弘さんに期待する理由の一つはSF作家であることです 太古から現代に至るまで様々な予言が置かれています その予言を鑑み想定し、事前に準備をし回避を試みて行く それだけでも素晴らしい知恵だと思いますが それだけでは予言された世界の内に留まっている様に感じます 予言を超えて想像を超えて行ける世界を描き、創造を

    • 彩りなるままに  昔々を慕いて

      子育てをしていた頃 「お母さんの子供の頃って、江戸時代?」と訊かれました 速攻で「違います!」と「昭和」であることを説明しましたが 私も高齢者の方に「川に洗濯に行かれていたのですか?」と お尋ねしたことがあり「失礼ね!(笑)」と呆れられてしまいました 令和の子供たちにとっては「昭和は縄文時代?」なのでしょうね そして、「おじいさんは山に芝刈りに おばあさんは川に洗濯に」 こういう時代にはもう戻れません 東京都知事選  新聞の片隅に安野貴弘さんの立候補記事が小さく載っていまし

      • 彩りなるままに  時を追いかけて

        歴史を調べていると次から次へ疑問が湧いてきます 昔々は百科事典や歴史本を机一杯に広げて調べていました 今はネットで追いかけていけるので瞬時に答えが見つかりますが それでも追いかけて追いかけて行くと流石に脳が沸騰してきます AIの登場はそれら全てを凌駕していくのでしょう AIが感情を持ち人類の脳波をコントロールし支配する そんな未来もあるのかもしれません でも 私は楽しい未来も想像してしまいます 古事記や日本書紀を初めとして様々な文献を提供して まるでタイムマ

        • アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (8)

          りらの21歳の誕生日、りらは緊張の面持ちで天翔蒼と一緒に亜瑠宮邸を訪れ綾乃に紹介した。 「綾乃さま、私の幼馴染で恋人の天翔蒼さんです」 「亜瑠宮様、天翔蒼(あまがけそう)と申します。 本日はお招き頂き有難うございます。光栄です」 「こちらこそ。楽しみにしていましたよ。  何処かでお会いしたことがあるかしら?」 「いえ、本日、初めてお目にかかります」 「そうでしたね。ごめんなさい。  蒼さんの佇まいが何となくある方に似ていらして。  お噂はりらさんから聞いていますよ。今日はゆっ

        彩りなるままに  想像を超えて

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (7)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (2)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (3)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (4)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (5)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (6)|花音 (note.com)   第    四    章 アシェラレイ  桃生の女神 水纏い 揺らぎ抱いて 空

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          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (6)

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          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (6)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (5)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (2)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (3)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (4)|花音 (note.com)   第  二  章      ( 二 ) 綾乃は2人の息子(祥・征)の子育てに奮闘しながら遺伝子研究にも勤しみ忙しい日々を送っていた。 次男征が小学校に入学し今までより自分の時間が持てるようになった頃、 綾乃は

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (5)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (4)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (2)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (3)|花音 (note.com)     第  二  章 時を超え 綾乃に繋げし宿命が 次なる光 鏡に映し     ( 一 ) 天海綾乃(てんみ あやの) 十九歳  東京の医学部生で夏休みに実家に帰省していた時、同じ桃生郡にある伊奈神社の例祭に父と一緒に出掛けた。今年の例祭は海の中にある小島に橋が掛かり篝火

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (4)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (3)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (2)|花音 (note.com)   第 一 章   ( 四 ) はにかんだ様な可憐な秋桜が涼風に嫋やかに揺れ始めた頃、 父透は亜瑠宮綾乃を訪ねていた。 「ようこそ、お越しくださいました」 「こちらこそお招き頂き有難うございます。本来ならば夏にお伺いしなければいけない処遅くなりまして申し訳ありませんでした。りらのことは義父の淳史から承っております。伊奈神社の由緒も珠美との結婚

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (3)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (2)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)|花音 (note.com)     第 一 章   ( 三 ) 翌日、りらは従姉の蘭と丹後半島巡りを楽しんだ。 後ヶ浜には朝廷の騒乱を避けて丹後に身を寄せたと言われる穴穂間人皇后と聖徳太子母子像が日本海に向けて佇んでいた。 竹野神社は厳かでありとても静寂な神社だった。 創建した竹野媛は丹波大県主由碁理の娘で第九代開化天皇后 天皇家に所縁のある神格の高い神社である 伊勢巡幸をされた倭姫命の母君は丹波道主王の娘日洋葉須媛命であり 崇神天

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (2)

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)

          あらすじ 19歳の舞藤りらは伊奈神社で巫女舞を奉納することになった そのりらの舞を静かに見つめている亜瑠宮綾乃 そこからりらの宿命が花開いていく 「希望の種」を夢見ることが出来る未来であって欲しい・・・ アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (2)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (3)|花音 (note.com) アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (4)|花音 (note.com) アシェラレ

          アシェラレイ 漆黒を継ぐもの (1)

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          水が沈み 音が壊れし時  宇の泉 宙の泉 滅びたる その滅びたるは マリアナ海溝の奥深くに眠る 地球の生命が絶える時 『漆黒に「宇宙」という深淵が存在した 宇から水の泉が 宙から音の泉が生まれた 水と音の泉が融け逢い光の調べが生まれた 光の調べは 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の象かな成る虹の銀河を創生した 虹の銀河は各々の象を司り歴史を記憶する白の奏という宇宙船を造った この白の奏こそが地球という惑星であり 全ての生命を刻んでいる』 銀河の記憶の船を失いし時 涙の波紋 漆黒

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