アシェラレイ 漆黒を継ぐもの
水が沈み 音が壊れし時 宇の泉 宙の泉 滅びたる
その滅びたるは マリアナ海溝の奥深くに眠る 地球の生命が絶える時
『漆黒に「宇宙」という深淵が存在した
宇から水の泉が 宙から音の泉が生まれた
水と音の泉が融け逢い光の調べが生まれた
光の調べは 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の象かな成る虹の銀河を創生した
虹の銀河は各々の象を司り歴史を記憶する白の奏という宇宙船を造った
この白の奏こそが地球という惑星であり 全ての生命を刻んでいる』
銀河の記憶の船を失いし時 涙の波紋 漆黒に広がり
永遠に 創造への扉は閉じられる
アシェラレイ 受け継がれる 女神の血筋
因果の鎖断ちて 黎明に 萌芽を解放する
序 章 白鷺の羽根授かりし 伊勢の地は 遥か昔の香り届ける
第一章 竹が鳴り白羽の矢立ち 満月に溶け行く りらの奉納の舞
第二章 時を超え 綾乃に繋げし宿命が 次なる光 鏡に映し
第三章 成星の儀終え 任賜りし 琴座王女リエラの瞳
第四章 アシェラレイ 桃生の女神 水纏い揺らぎ抱いて 空を極める
最終章 幾重もの喜びの声包まれて すやすや眠る ノア愛おしく
虹の色はWikipediaから引用しています
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?