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【K2Pのからくり】グレー時間クレンジング:突然のスキマ時間を最大活用する

■ からくりの内容

- 完全に自由に使える時間を「ホワイト時間」、完全に行動が拘束された時間を「ブラック時間」。これに対し、一部の行動は制限されるが自由にできることもある時間が「グレー時間」と定義される。
- 我々の一日24時間のうち、多くはグレー時間である。
- たとえば、仕事中の「エレベータの待ち時間」、育児中の「子どもがトイレに入っている時間」、電車を待っている時間など。
- 方法は以下の通り。
①スキマ時間にできる『マイクロアクション』をリストアップしておく
②グレー時間が訪れたときに、マイクロアクションをする覚悟を決める
③グレー時間にマイクロアクションを順々に実行する
● 参考資料:独学大全. グレー時間クレンジング >>> amazon
※ 方法は参考資料から変更しています。

📖 エビデンス

▶︎研究①:普通に社会人学習をやった場合のドロップアウト率は『70%』
- 中西部の大規模大学から提供されたオンラインコースの1つを中退または終了した147人の学習者から量的データを収集した。
- 社会人の学習のドロップアウト率は約70%であった。
- 中途退学者と継続学習者では、家族・組織サポート、満足度・関連性の認知に統計的な差異が見られた。
📕 Park et al. Journal of Educational Technology & Society 12.4 (2009): 207-217. >>> site.
▶︎企業調査①&②:グレー時間 + ブラック時間の実情は?
- 青山ハッピー研究所が実施した全国の20歳以上の男女729人を対象とした調査によれば、56.5%が30分〜2時間のスキマ時間があると答えている(🌍 参考サイト >>> site.)。
- パナソニック株式会社が実施した20代~50代男女640名を対象とした調査によれば、現代人のムダなスキマ時間は1日平均1時間9分と報告されている(🌍 参考サイト >>> site.)。
▶︎研究②:勉強 × スキマ:マイクロラーニングという新しい学習法
- 学習を継続することが困難な学習者に対し,短い時間で,比較的取り組みやすい学習方法としてマイクロラーニングが注目を集めている。
- マイクロラーニングとは,学習コンテンツを細かい単位に区切り,少量の情報にすることにより,モバイル機器などで手軽に,隙間時間を使った学習を可能にする学習方法である。
- この学習方法を導入することにより,学習者のモチベーションの向上や隙間時間の有効活用による,学習の習慣化が期待されている。
📕Gassler et al. Interactive computer aided learning 4 (2004): 1-7. >>> Research Gate.
📕徳田博行, et al. マルチメディア, 分散協調とモバイルシンポジウム 2018 論文集 2018 (2018): 304-309. >>> site.
▶︎研究③:勉強 × スキマ:マイクロラーニングの威力
- 2学期には、1学期に力学の成績が悪かった1年生をサポートするための補習を行いました。
- 生徒の勉強意欲を高めるため、部活動前の空き時間を利用して補習を行った。
- その結果、まず, 単位を落としてしまうほどの学力不振者については,この定例補習によって学力向上が認められた.
- 定例補習の時間帯を,授業が終わってから部活動が始まるまでの「すき間時間」に設定することで,潜在的な学習欲求を持った学生を学習に向かわせることができることがわかった.
● 榎本貴志 他. 豊田工業高等専門学校研究紀要 49 (2017): 9.>>> doi.
▶︎研究④:運動 × スキマ:運動スナックの威力(関連note+)
- 運動スナックの定義:1日を通して定期的に行われる、1分以下の激しい運動を単独で行うこと。
- インスリン抵抗性患者において、毎回の主食前に少量の激しい運動(「運動間食」)を行うことが、長時間の連続した中強度の運動を一回行うよりも血糖コントロールが良好になるかどうかを検討した
- 運動スナック群は24時間の平均グルコース濃度を0.7 ± 0.6 mmol/l(p = 0.01)減少させ、この減少はその後の24時間持続した
- 主食前の短時間で強度の高い「運動スナック」として運動を行うことは、インスリン抵抗性を有する個人の血糖コントロールを改善する
📕 Francois, Monique E., et al. Diabetologia 57.7 (2014): 1437-1445. >>> doi.

🌸 からくりを用いることで期待される効果

- 潜在的な当該行動への欲求を脱落させずに行動に向かわせる
- 実際に行動に向かう時間が増えるため、学習や運動で求めたい効果が出やすい
- 細切れにされた負荷を享受するため、負担感が少ない

😊 Super Human's Voice

- 完全にパクリだが「グレー時間クレンジング」という名前が素晴らしい!
- そうなのだ。何かに向き合っているときでも、自由な細切れの瞬間って、結構あるのだ。
- そして、そのグレー時間は、予測不可能なものが多い。
- だからこそ、事前にそのグレー時間が来たときに実行すべき「マイクロアクション」を定めておくことで、グレー時間を捉えることができる

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