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【映評】マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

マイケル・ムーアがイタリア、フランス、スロベニア、フィンランド、ドイツ、ポルトガルなどを訪れ、自らそれぞれの国の長所を盗み出していく。 日本人にも刺さる内容であ…

Aya
11か月前

【書評】自分で「始めた」女たち〜好きを仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション〜

眺めているだけで、パワーが湧く本。 「見たことがないものにはなれない」 これは、社会活動家マリアン・ライト。エディルマンの言葉で、著書を通して、登場する女性たち…

Aya
1年前
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【書評】差別はたいてい悪意のない人がする

これまで日本のジェンダー情勢について勉強した。 理解したつもりでもいた。 しかし、この本を読んで隣国のジェンダー情勢を何も理解していないことに気がついた。日本と…

Aya
1年前

【書評】自分も傷つきたくないけど、他人も傷つきたくないあなたへ

まず読みやすい。 作者のアルテシアさんの語り口がいい意味で“口が悪くて”軽快に読み進めることができる。 「無意識に自分を苦しめるジェンダーの呪いにバルス!と唱え…

Aya
1年前
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【映評】マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

【映評】マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

マイケル・ムーアがイタリア、フランス、スロベニア、フィンランド、ドイツ、ポルトガルなどを訪れ、自らそれぞれの国の長所を盗み出していく。

日本人にも刺さる内容であったと思う。

特に、アイスランドが印象的だった。
アイスランドは、ジェンダーギャップ指数1位を取り続けていて、世界初の女性大統領を生み出し、企業役員の40%を女性が占めている。

「どれだけお金を出されても、アメリカにす住みたいとは思わ

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【書評】自分で「始めた」女たち〜好きを仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション〜

【書評】自分で「始めた」女たち〜好きを仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション〜

眺めているだけで、パワーが湧く本。

「見たことがないものにはなれない」
これは、社会活動家マリアン・ライト。エディルマンの言葉で、著書を通して、登場する女性たちの「言葉」と「姿」の両方を見ることができる。

印象深かった言葉は、

◯「私は自分から手を挙げる。仕事でやりたいと思ったことの95%は、自分から動いた。何もしないで、いい話が転がり込んでくるのを待ってちゃダメ。人生の舵取り役は自分。欲し

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【書評】差別はたいてい悪意のない人がする

【書評】差別はたいてい悪意のない人がする

これまで日本のジェンダー情勢について勉強した。
理解したつもりでもいた。

しかし、この本を読んで隣国のジェンダー情勢を何も理解していないことに気がついた。日本と韓国のそれは、決して別のものではなく、お互い影響を与え合って一歩ずつ進んでいくものだと思う。

さらに、大きな学びの一つだったのが、「誰もがマジョリティ性とマイノリティ性を同時に持っている」という事実である。

例えば、韓国人女性は“女性

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【書評】自分も傷つきたくないけど、他人も傷つきたくないあなたへ

【書評】自分も傷つきたくないけど、他人も傷つきたくないあなたへ

まず読みやすい。
作者のアルテシアさんの語り口がいい意味で“口が悪くて”軽快に読み進めることができる。

「無意識に自分を苦しめるジェンダーの呪いにバルス!と唱えよう」
「膝パーカッション」
など言葉選びが独特すぎて、ギャグ漫画でも読んでいるかのような勢いで読破してしまっていた。

冒頭でも述べたが、日頃から会社や家で感じていた何気ないモヤモヤ(ジェンダーの話になると喧嘩になる問題とか)が解消され

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