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【書評】自分で「始めた」女たち〜好きを仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション〜

著者は、グレース・ボニーで雑誌編集者を経て、2004年にクリエイター向けのウェブサイトDesign*Spongeを開設。 現在では、日に150万人以上もの読者が訪れる。 また、クリエイター向けの無料ビジネスコラムを執筆、週刊ラジオ番組のホストも務める。 新進気鋭のデザイナーのための奨学金も運営中。 初めての著書『世界の楽しいインテリア』(エクスナレッジ)は全米ベストセラーになった。 パートナーの女性、3匹のペットとともに、ニューヨークのハドソンバレー在住。

眺めているだけで、パワーが湧く本。

「見たことがないものにはなれない」
これは、社会活動家マリアン・ライト。エディルマンの言葉で、著書を通して、登場する女性たちの「言葉」と「姿」の両方を見ることができる。

印象深かった言葉は、

◯「私は自分から手を挙げる。仕事でやりたいと思ったことの95%は、自分から動いた。何もしないで、いい話が転がり込んでくるのを待ってちゃダメ。人生の舵取り役は自分。欲しいものは追いかけなきゃ」
(ジョイ・チョウ、デザイナー・ブロガー)

◯「ゲームに参加しなければ、勝つことはできない」
(クリスティーナ・ギル、国連世界食糧計画開発アドバイザー・フードエディター・フォトグラファー)

◯「『積極的に打って出よ』。自分が本を書いたり、ネットで作品を公開したり、店に手作りの商品を置いてもらったりするなんで、思いもしなかったけど、流れを作れば弾みがついた。自分から行動してチャンスを作り出すのがどんどん楽になっていったわ」
(ジェシカ・マルケス、アーティスト・クラフト作家)

◯「ビジネスって果樹みたいなもの。実がなるのは何世代も先かもしれない。それでも、私たちは樹を植える。私たちが生み出したり作り出したものを、孫たちが味わえるように」
(マティカ・ウィルバー、フォトグラファー)

◯「そのまま行け」
(アリエル・アラスコ、木工作家)

エネルギー溢れる女性たちに励まされる。
若い白人女性だけでなく、有色人種の女性、LGBTの女性、心身に障害のある女性が思い思いに輝いている。
日本にもそんな女性が増えますように。

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