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【16パーソナリティ】組織の変化

前回の記事では、私の約7年間の性格の変遷について書きました。

今回は組織の変化について書いてみたいと思います。

「キーパーソンの加入・脱退によって組織の雰囲気がガラリと変わってしまう」という経験はだれしもが経験あるのではないでしょうか。

その一端を表すデータを用意しました。

┃研究室という組織

理系の大学院を卒業された方には身近かもしれませんが、研究室という組織について少し説明しておきます。研究室とは、教授・准教授・助教授といった先生が大学生・大学院生と共に研究をする組織です。多くの場合、先生は長期間同じ研究室に所属していらっしゃいますので、その研究室のカラーというものは変わりにくいと思われます。さらに、学生も3年間所属することもあり、あまり流動的な組織ではないと言えます。

今回は、私が所属していたA研究室の組織内での16パーソナリティの変化を6年間に渡って追い続けた結果をご紹介します。

┃おさらい(4分類)

以前に紹介しました4分類について軽くおさらいさせてください。16パーソナリティを4つのカラー(性格的気質)で分類したものです。

4分類(リンクを参照)
 分析家:N(直観的)とT(論理的)を含む合理主義者
 外交官:N(直観的)とF(感情的)を含む理想主義者
 番人: S(現実的)とJ(計画的)を含む保護者
 探検家:S(現実的)とP(探索的)を含む職人肌

図1

┃6年間の変化

早速ですが、私が所属していたA研究室の4分類の比率の変化を見てください。2018年を皮切りに外交官(理想主義者)が急増していることが分かります。なぜこのようなことが起きたのでしょうか。

図2

実は、2018年に女子学生が一気に増えたのです。
女性は男性と比べて外交官が多いとされており、その年に新しく研究室に配属された学生に女性の外交官が多かったのです。

しかし、それだけでは2019、2020の数字の伸びが説明できません。


なんとなく想像できましたか?


そうです、周りの学生がどんどん外交官化していったのです。正確には、T(論理的)だった人がF(感情的)な性格に変化していきました。確認のために、T(論理的)F(感情的)の推移を確認してみましたが、明らかな増加傾向が見て取れます。

図3

人は環境によって性格が大きく変わるものですが、ここまで顕著な結果が得られると思いませんでした。

「人の性格は周囲の人の影響を受けて変化する」という言葉は紛れもない真実のようです。

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