【ブラジル】生活と犯罪の近さ
麻薬、強盗、マリファナ、レイプ、誘拐、殺人。ブラジルで生活していると、どれもそんなに遠い話ではない。
いつもは学生寮に暮しているのでローカル事情というものにあまり詳しくないのだが、恋人の家で彼のご家族が地域のニュースを話しているのを聞くと、ちょっとびっくりするのだ。
「〇〇さんの妹さん、見ないと思ったら亡くなってたのよ、それも他殺で。指の骨ぜんぶ折られてからレイプされて殺されたみたい」
「(車に乗っていて)あっ、あの道端に立ってる物乞い。小学校の同級生で、私片思いしてたんだけどなぁ。すっかりヤク中ね、かっこよかったんだけど。ドラッグなんてやるもんじゃないわ」
「通ってる教会の仲間の12歳の娘さん、近所の二十歳くらいの男の子にレイプされて妊娠しちゃったのよ。もう今日のミサはおおごとだったわ。」
まあ、日本じゃ夕食の話題にはまず登らないような話題。やっぱりここはブラジルなんだよねぇと実感。
昼間は比較的安全なエリアでも、日が落ちたとたん雰囲気と人の種類が変わってゾクっとすることは、わりとあります。
ここは昼でも一人で通るのをおすすめしない、っていう通りが繁華街に急にあったりね。そういうところ歩くと嫌な視線をすごく感じる。
私がとてもビビりだということもあるけど、痛い死に方はしたくないのでやっぱりリサーチと肌感覚は大事よ。しっかり目あけて顔上げて歩くのも。
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